2019.10月
 9月号の「じりき通信」に“女の一生は仙腸関節の開閉力で決まる”という広島研修での講義の内容が記載されていました。この仙腸関節を日々の生活でイメージ出来ていると不調の改善に繋がります。私の発行している「ゆうゆう通信」も結庵(ゆうあん)教室の方々に向けて発行しており、自力整体創始者の矢上裕先生の発行されている「じりき通信」の補足が多くなりますので、「じりき通信」を購読されていない方々には理解しづらことかと思います。私のライフワークの活動に「骨盤のおはなし会」がありますが、当にこの内容です。中津市のまなびん館で開催されている「骨盤ゆうゆう体操」では基礎的なことを学んでいただいています。今月19日には北九州市の藤松保育園で3回目の「骨盤のおはなし会」を開催します。腰痛・膝痛・猫背・O脚といえども全て骨盤、仙腸関節の開 閉力ですし、心の問題も“ここ”にあります。
 じりき通信9月号に記載されていた50代の女性の体験談に「月経痛・不妊・授乳困難・更年期障害・膝の痛みが別々のものだと思っていたそうですが、研修に参加した中で矢上先生が、仙腸関節の開閉力が弱いと何とか更年期をやり過ごしたとしても中高年以降は、腰痛・股関節痛・坐骨神経痛・膝の痛みが待っている。閉経になったら解放されると思ったら大間違い!」と。また「この話を初潮の始まった12歳の頃に聞きたかった」とあります。現在、皆様にとって不自由な教室展開ですが、放送大学の「心理・教育コース」で学び3年、来年度は卒業研究に着手できそうです。内容は「ストレス軽減に及ぼす自力整体の効果(仮題)」です。長年社会体育の現場で指導させていただいている中で、私の今後のミッションは「仙腸関節の開閉力」を普及することだと思っています。私自身も10代から悩まされてきた月経痛・腰痛・坐骨神経痛・頭痛…が自力整体に出会って改善されました。
 骨盤力は本人の気力・体力・魅力・能力の開花に繋がり、さらには夢の実現力へと繋がっていきます。今一度仙腸関節を意識してみましょう。 
小倉研修 10月26日(土)11:30~16:30

2019.9月
 朝晩の気温の変化によって冷えが身体に入りやすい季節になりました。台風による低気圧の状態が続くと、頭痛やめまいなど体調に影響も出ます。本来この時期は夏に汗をかいて、ゆるんだ身体が収縮してくる季節です。骨盤は冬至に向かって片方ずつ閉まり始めています。中心感覚が充実して心と身体が一体化します。豊かな実りの季節…私たちの身体も心も生活も充実の時です。中心感覚の充実のためには弾力のある骨盤をつくることです。骨盤を起こしたり丸めたり…いろんな動きで骨盤を整えます。骨盤が充実して整うと背骨が弾力を持って伸び、頭が澄んで心と身体が一体になっていくのです。骨盤の状態は足指に出ています。足指が縮まり、くっついていると骨盤は硬く冷えています。特に下半身冷えのある方は、足の3,4指の間が開きにくくなって甲までくっついています。骨盤が硬く弾力が失われていると、本来身体に備わっている「自分で治ろうとする力」(自力)が鈍ります。特に女性は骨盤の中に子宮や卵巣など大切な臓器を抱えていますので、冷え症、生理不順、更年期の症状、イライラ、うつ状態などさまざまな不調が出やすくなります。秋本番!体質改善のこの好機を逃さず骨盤ケアを実践しましょう。
 新規入会の方に「頑張らないでください。日々頑張っておられるのですから。今から半年先の身体作りをしていきましょう。毎年の変化を楽しみに続けてみてください。」と伝えます。長年無理をして使ってきた(身体からの声を無視し続けた)身体が整体に近づくことは難しく体調も良かったり悪かったりでしょう。最初は動きが解らず慣れることからですので緊張もあると思います。次第に私の声の誘導だけで動けるようになり緊張が緩んでくると、人と比べることがなくなり、脳が脱力し始めて身体の中心の部分が緩みます。体温も上がってくるでしょう。免疫力もあがり心身共にエネルギーアップしてきます。高排泄・高体温・高エネルギーの身体づくりが出来てきます。
 自力整体で心身共に整ってくると、身体は正直ですので様々な反応をします。自分では“やりたい!”と思うことでも身体がブレーキをかけることがあるからです。心より先に身体が“危険”を察知するので敏感に感じられるようになるのです。頭ばかりで考えずに身体の声に素直に従ってみましょう。ケアしていても年を重ねて昔は出来ていたことが出来なくなることもあります。古いものを手放し新しいものを受け入れる準備はそうやって心と身体のバランスを整えて初めて受け入れられるものもあると思います。大きなエネルギーのものを受け入れたいと思えば、大きなエネルギーのものを手放します。心の作用も身体へ影響します。
 新しく湯布院で教室が開催されています。膝立ちが出来るようになったり、夜中に足が攣らなくなったり、口が開けられるようになったりと喜びの声があがります。「ヨガなどの教室では硬い身体を誇張され注意されて心が委縮して参加したくなくなったけど、自力整体は自分の身体の部位を使ってほぐしたり揺らしたりして治療が出来て、何よりも人と比べなくていいのが嬉しい!」と感想を述べてくださいました。先日は股関節が悪く最初の挨拶の正座が出来ないと言っていたご婦人が終わりの正座は何事もなかったようにされていて本人が一番驚いていました。
 そして大切なことは整食法です。内臓を休めてあげる食べ方と水分補給です。午前中は水分食を取り排泄力を高めていきましょう。水分が足りてくると心も穏やかになります。頭が忙しい人(考え事でいっぱい)は脳が脱水しています。認知症は別名脳の脱水状態と言われているほどです。身体の中で一番水分を欲しているのは脳なのです。日々のストレスで頭がいっぱいの方は最低1日2ℓの水を取りましょう。
 自力整体は整食法と整心法の3つのテーマから成り立っています。日々の暮らしを丁寧に心がワクワクすることを身体は喜びます。一回ごとの自力整体を楽しく味わってみませんか?
 やろうと決意する人は多い。
 実際にやり始める人は少ない。
 やり続ける人は、もっと少ない。
 楽しくやり続ける人は もっと少ない。
=自力整体HP感動日誌より抜粋=
10月26日(土)小倉研修…一緒に参加してみませんか?一気にエネルギーアップしますよ!(^^)!

2019.8月
 毎日暑い日が続いていますが、8月8日は立秋。暦の上では秋です。よく“この暑さもお盆まで”とあちらこちらで聞きます。自然界も変化してきます。もちろん私たちの身体も少しずつ変化していきます。骨盤が全開して緩みきった身体が、少しずつ左の骨盤が閉まり始めますので、左側の骨盤・肩甲骨・頭蓋骨が動きづらい方の中には、左側に痛みや違和感がでます。整体となるための身体の反応をしっかり受け止めて自力整体を行っていきましょう。
 そのためにもこの時期は汗をかきましょう。本来私たちの身体は汗をかいて“気持ちがいい”と身体が緩むのです。しかしクーラーの中で汗をかかずにいると緊張体のままになり、顎関節が緩まずあくびさえ出来なくなります。
 夏は暑いものです。汗をかくことで身体に不要な老廃物を排泄しています。尿から排泄されない重金属など環境汚物も一緒に出してくれるのが汗です。しっかり汗をかいて身体を緩めて毒素を出し切りましょう。
 また職場や家庭でクーラーでの冷えに頭や目の使い過ぎが重なって後頭部の後ろ側が委縮してきます。この部分は神経系と脳をつなぐ大事な場所(延髄)なので、委縮すると頭が上手く働かなくなります。首にスカーフを巻いたりして首を冷やさないようにしましょう。
 汗が出にくい体質の方は、頭が緩まず、呼吸が息苦しくなり、むくみが出て身体が重たく感じます。このような方は後頭部に温湿布をしましょう。方法は簡単!
 =後頭部の温湿布=
①熱いお湯にタオルをつけて蒸しタオルを準備します。気持ちいい熱さで約15㎝四方の大きさに折りたたみます。
②それを後頭部にぴたりとあててぬるくなったらタオルをたたみ直して(中の熱い方を表にします。)全体が冷めたらタオルを取り換えて当てます。一回20分を目安に行います。
 頭も心もポカーンとしてじわっと温かさが後頭部の深部まで届いてくるのを感じます。延髄まで浸透し、やがて頸筋や背中からぬるぬるした臭い汗が出ます。下着が黄ばむ場合もあります。何回か繰り返し行っているとサラサラの汗に変わってくるころには体調が整います。寝冷えなどで夏風邪をひいて秋口まで体調が悪い方が毎年います。そんな方には足湯もお勧めです。まずは身体を冷やさないことが大切です。逆に腎臓系が弱い方は汗が出すぎる傾向があります。酸っぱいベタベタした気持ちよくない汗が出る時は、腹側を緩めましょう。脇腹を手で揉んだり、ウエストを捻じる動きを行うと良いでしょう。輪っかタオルを使った寝返り整体も有効です。現実は暦の上のようにキッチリといかず、毎年暑さもどんどん厳しくなり猛暑日が続きますが、自然界は帳尻を合わせてくるなと作物を見ていて思います。その年その年で変化に対応できる身体をつくるためにも、あと少しの期間汗を出し切って身体を緩めて体調を整えていきましょう。(注)水分補給は忘れずに!
 最近教室では更年期の話しもしています。踵ケア・足首ケアなども積極的に行っています。女性の場合生理があることによって骨盤の弾力性が保たれます。その生理がなくなるので骨盤の動きは鈍くなります。腰が重くなり、その影響は脚に出てきます。足首が硬くなり、膝が衰え歩くのに支障をきたします。気持ちも滅入ってしまいます。典型的な症状のホットフラッシュは骨盤の弾力が衰えた影響が首の骨に及んでおこるものです。骨盤力を高めると共に温湿布で後頭部や首をしっかりケアしていきましょう。また踵揃えの正座ができるということは下半身の骨格に歪みがなく骨盤の弾力性が保たれている証拠でもあるのです。手を抜かず心を抜かずチャレンジしましょう。

2017.3月
 今月で50歳となります。節目の時に思う事は生きていることに感謝し、自力整体というボディーワークをお伝えすることを仕事として出来ていることに感謝しています。好きだけでは出来ないことです。常に「私でいいのだろうか?」と自問自答しながら運動指導30年、治療師として20年、自力整体ナビとして11年と歩んでまいりました。その間たくさんの方々に出逢うことも出来ました。もちろん去っていかれた方もいらっしゃいます。人ばかりではなく、この度満7年間お世話になりました合林敏子さんの御実家をお返しすることとなりました。長い間お世話いただき大変にありがとうございました。癒しのコンサートやうさとの服展示会、マヤ歴のお勉強会そして野草酵素作りもしました。矢上先生をお迎えして講演会の打ち上げもしました。本当に沢山の思いで詰まった場所です。その都度皆さんと一緒に元気になってきたように思います。感謝いたします。そこで今月より下宮永集会所での教室開催が増えることとなります。ここにきて原点に立ち返る気持ちでいます。
 6年半前結婚と同時に院内町へ越してから、43,44歳で流産、その後ホルモンバランスが崩れて更年期の症状も。運転がつらいと思うことも度々ありました。1年前の12月生理が飛びました。それまで満月生理(子孫を残せる)だった身体がその後新月生理へ変わりちょうど1年。綺麗に終わりました。50歳を目前に。女性の身体は7の倍数で変化をすると言われています。7X2初潮を迎える。7X3,4結婚・出産。…7X7閉経です。28・29日周期できちんと来ていた生理がなくなりました。世の中では早期閉経や出血が多い・不規則とか、のぼせやイライラがひどいなどと聞いていましたが、そんなこともなくスパッと終わりまし。ただ最近開脚がしづらくなりました。2か月前ほどから踵に痛みが出ていました。解説すると足の内側は肝臓の経絡…生殖器と目と関係があります。踵は内側が子宮、外側が卵巣の反射区です。まさに学んできたことが今私の身体で起こっています。これからが楽しみでしかたありません。もっともっと自分の体験を活かしてオープンに語っていこうと思います。第一弾として骨盤のおはなし会「女性のからだ塾」と題し、原田園子さん(天城流湯治法)をお迎えして湯布院にて合宿を開催します。(6/18・19) 女性としての身体についてお手入れの方法も一緒に学びませんか?
 また先月生徒さんが左脳出血を起こし入院されました。右半身に麻痺が残っていると聞き入院先を訪ねました。当初は右足・右手とも感覚がありませんでした。すぐに足の親指は脳の反射区で手の中指の先は同じく脳だとお伝えし、元気な左手で触るようにお伝えしました。次の週には、何だか足がかゆいとおっしゃって驚かされました。その次の週には声掛けすると「は―い」と元気に右手を挙げていました。リハビリの先生も驚異の回復力だと言っていると。ご本人も「自力をやっていたお蔭です。速く復帰します。」とおっしゃっています。身体のインナーの部分に刺激を与えてきた方はダメージが小さいと聞いていましたが、まさに生徒さんが体験くださいました。今後は体験を語りながら、そのことに命を使おう(使命)とお話ししています。
『自分の仕事は、自分がやっている 自分の仕事だと思うのはとんでもないことで、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。』松下幸之助「道はひらく」より。この道はわたくしの天命です。春3月…重くのしかかった古着(古い細胞)を脱ぎ捨て一緒に心も身体も進化していきましょう。

2017.2月
 冷えの原因として坐骨神経の圧迫は輪っかタオルを使用しての整体法が効果をあげてきています。長年年末年始の多忙から不調を訴えてきた生徒さんからも“今年は大丈夫でした”という嬉しい報告がありました。私自身も改善されていることを実感しています。もう一つの冷えの原因である交感神経過剰については心的なものが左右します。“イライラ”“怒り”“不安”等の感情は背骨の肩甲骨の間付近に蓄積します。この部分が硬くなってくるのです。特に効果のある動きについては、誘導の言葉として“後ろ十字ほぐし”と言っていますので、是非自宅でも毎日行ってみてください。
 次に瞑想の効果をお伝えしたいと思います。昨年11月末より8呼吸瞑想を行ってきました。皆様ずいぶん身についてきたと実感しています。最近の教室でも素晴らしい表情で終わられている方を拝見しました。思わず「わぁ~素敵な表情です。」とお伝えしました。脳波がβ波→α波→θ波に変わられた時の何とも素敵な表情です。
 自力整体は動く瞑想法とお伝えしてきましたが、個々人がその気持ちになっていないと無理です。終了後、間髪いれずにおしゃべりに入る人の脳波は、正直θ波にはなっていないのです。もっと味わいたいなと感じることを目指してみましょう。「難しい」と言われる方がいらっしゃいます。“もちろん”です。練習していくことでしかたどり着けない境地だと思います。是非心の中で“出来るかな?”と思っていらっしゃる方は、“やってみよう”とトライしてみてください。一度では雑念ばかりで無理かもしれませんが、そのうち“一瞬…わぁ~この事かな?”と思える時がきます。
 連続ナビ研修の課題本に「聞くだけで脳の疲れがとれるCDブック」(石塚麻美著 志賀一雅監修 ダイヤモンド社)があります。現在8呼吸瞑想で使用しているCDの本ですが、その中に身体をコップに例えて、コップが空の状態を健康、不調の原因である感情や緊張がこぼれ出さない状態を未病、それらがコップからあふれた状態を病気だと述べられている箇所があります。さらに「コップにたまっている見えるものや見えないものを、自分でリセットすることができるようになることが、健康自立力(リセット力)になります。コップのしくみを自分で制御(コントロール)することができ、意識して習慣としてこまめにコップの中をリセットできる能力を身につけることが21世紀の医療です。21世紀は介入医療だけではなく、リセット医療の時代へとシフトしていきます。」とあります。まさにリセット医療である自力整体を大いに活用する時代へとシフトチェンジしてきたのだと実感しています。
 =瞑想の効果=
 *感情の波がなくなる…エネルギー(気)が上気しなくなる
 *直感が冴える   …その場に応じた考えが浮かぶ
 *至福感が湧く   …今やっていることに喜びを感じる
 *周囲を説得させることができる
 *効率がよくなりミスがなくなる
 *人が集まる    …エネルギーが同じ人が呼び合う  …etc.

2017.1月
  新年あけましておめでとうございます
 昨年中は大変にお世話になりました。今年は1月6日“自力初め”からスタートです。いつも考えることは身体を整えることは勿論なのですが、どうしたら皆様と共にワクワク・どきどきしながら好奇心旺盛に教室を盛り上げていけるのかということです。
 昨年末に参加した身体調整法(フェルデンクライス)の研修では、「脳はあきらめない」(東北大学教授 瀧靖之著)という観点から、古来より進化してきた人間のみが持つ高次の脳を刺激することによって身体的かつ心的変化は大きく、さらに進化していくということがテーマでした。そのためのキーワードが「ワクワク・どきどき」することです。瀧教授の著書「生涯健康脳」の帯には、何歳からでもいつからでもOK!生涯健康脳のつくり方は、日常生活の中にある!とあります。その項目を紹介いたします。
  ・見た目と脳は一致している。   ・アンチエイジングより「スマートエイジング」で!
  ・「前頭葉」と「海馬」を刺激して、脳を健康に保つ!
  ・「有酸素運動」が脳を活性化させる!    ・「睡眠」が認知症の原因物質を洗い流す!
  ・脳の最高の栄養素は「知的好奇心」!    ・楽しい!嬉しい!が脳を元気にする!
  ・「新しいこと」をやると、脳が活性化する! ・「音楽」は、脳に百利あって一害なし!
  ・いくつになっても海馬の神経細胞は増える! ・「日常生活」が遺伝子を超える!
  ・脳はトレーニングで変化する!  ・脳はあきらめない!
 昨年11月末より取り入れました「8呼吸瞑想法」は素晴らしい有酸素運動です。プログラムの最初に行い始めてから、穏やかな心を保ち続けたままプログラムが進みます。以前にも増してのエネルギーワークだと感じています。是非日常生活に取り入れてください。言葉の誘導のみで動くボディーワークは、自力整体の他にも沢山あります。共通しているのは“イメージ”すること。つまり脳の中で理解して手足、腰、胸を動かしていくこと…感じながら行うことです。人間と四つ足動物の違いは、“踵で床が蹴れるということです“馬にしても鹿にしても踵が地面についていますか?人間は踵で床を押し、力の方向によって2足で歩くことが出来るのです。踏み込んだり、骨盤を降ろしたり、輪っかタオルを足裏に引っかけたりしながら、踵を意識してみましょう。踵で蹴ることが出来ると反対の力が作用し上半身は上へ伸びていくのです。2017年はこの動きからスタートです。
 年頭にゲーテの言葉を贈ります。「いつかは終局に達するというような歩き方では駄目だ。その一歩一歩が終局であり、一歩が一歩としての価値を持たなくてはならない」(亀尾英四郎訳) 一回一回の自力整体を深めて 健康な身体・健康な脳で日々を過ごしていきましょう。今年も宜しくお願いいたします。

2016.12月
 120回目の会報誌作成。「ゆうゆう通信」を書き始めて10年が経過しました。教室は11年目を走っています。10年一区切りと、昨年6月に10周年記念の合宿を開催いたしました。その後原点に返り自力整体の素晴らしさを伝えていくことに集中すると決め、今年はその一年目でした。3回の合宿・2回のセミナー、そして矢上先生をお迎えしての大分研修を開催しました。師匠の元で学ぶ2か月に1度の西宮研修は私のエネルギーを確実に上げています。そのままのエネルギーで開催する合宿やセミナーでは、さらに沢山の出逢いや気づきを与えてくれました。来年も皆様と共に出来得る限りのエネルギー・アップイベントを開催していきたいと考えています。(別紙参照)
 来年は年明けから、5教室合同の“自力初め”を1月6日に開催します。○○初め…は多くの教室で行われる年初めの行事です。私もヨガへ通っていた時は1月2日に松山の教場にいました。いつか年明けに皆様とあのような事が出来たらと一人で温めていた計画です。毎年年頭に結庵(ゆうあん)自力整体の各教室の皆さんが一同に集まり共にスタートが出来たらどんなに素晴らしい1年になるだろうと、今からワクワクしています。ファリミー会と冠してご家族の皆様をご招待させていただきたいと思います。健康な一年でありますように!との祈念をしながら集まりましょう。(別紙参照)
 11月末に視力回復&冷え取り合宿を開催しました。6月は熊本・大分地震の影響で急遽セミナーに変更しましたので、今回は宿泊して眼鏡を掛けずに過ごして頂きました。0.02→0.2まで回復。0.03→0.1まで回復。左右差があったのが揃ったり、前日より目の前が明るい、腰が痛かったのにいつの間にか治っていました。など数々の結果が報告されました。帰宅後も尿が沢山出てデドックスしている様子も報告がありました。視力を低下させている眼球に溜まっている老廃水分が、冷え取りプログラムで排泄力を上げました。参加者からは骨盤の開閉力と両脇の体温が視力と深い関係があることを学んで驚いた。というコメントがありました。それは仙腸関節=肩甲骨=頭がい骨の連動がスムーズに行われることです。世間一般で行われている視力回復と自力整体のプログラムの違いは“視力も慢性病である!”から身体のこと、心のことを整体することによって観たいものが観えるようになってくるということなのです。来年は1月28・29日に食養断食合宿を開催します。年末年始に食べ過ぎ飲み過ぎで疲れはてた内臓を修復しましょう。食べてはいけない!のではありません。“食べ方を正す!”ことによって内臓を修復して、その臓器の力を蘇らせることを目的としています。食べる時間帯を骨盤の開閉とともに見直していくプログラムです。ここでも骨盤力が鍵を握っています。一人では断食することに不安を抱いている方の御参加をお待ちしております。一緒に骨盤力を最大に発揮できる身体づくりを目指しましょう。空腹状態でプログラムを終えた後の夕食は、皆さんと一緒に楽しく旬の食材いただきます。今年も一年大変にお世話になりました。良いお年をお迎えください。
 平成29年1月6日(金) 12:30~15:30
 下宮永教室 結庵(ゆうあん)自力初め開催

2016.11月
 先月号で“おちょこ”という人の人柄について書いてみました。その人の持っている“人柄”が病を導いている。そして病を脱するのにも邪魔をするのです。自力整体は創始者の矢上先生が長年試行錯誤をして開発してきたプログラムです。現在も進化をし続けています。その進化を常に皆様に発信したいと2か月に1度の研修に参加しています。私自身は治療院を閉じて現在の教室運営にと生き方自体を変えました。当時の私にとって矢上先生の教えは衝撃的でした。その人の思考や生き方が病をつくる。反るということは手放すということ。指反りの動きは目から鱗でした。患者さんを抱えて疲れきっていた私にとって救世主でした。研修参加は身体は勿論ですが“人柄”の修正です。私は熱くなりやすい性格です。先日も矢上先生に熊本震災支援へ行くと報告をしたところ“エネルギーじゃじゃ漏れになるなよ”とご忠告いただきました。師匠というものは有り難いものです。熱くなる気持ちにブレーキをかけてくださいます。ブレーキをかけても人様より熱いのです。だから不調を起こしてきた過去があります。自力整体に出会って15年。教室展開をし始めて11年目の今、体調管理が出来るようになりました。多くの願いが叶っているのも師匠の教えが羅針盤となっているからだと感謝しています。
 昨年の10月の大分研修開催にあたって、輪っかタオルは教室で普及され始めました。今この輪っかタオルは自力整体の本髄となっています。輪っかタオルを使用し治療法として進化し続けています。皆さん必死についてきてくださっています。その中で早く結果を出す人とそうでない人との差があることに着目して、整心法として心に留めておいていただきたい“人柄”についてのお話しです。
 早く結果を出す人は、自分と向き合うのが上手くその日の課題や身体について伝えられたことに集中できる。そして出来たことを喜びワクワクしながら次の課題へ進んでいける。結果を出せずにいる方は、口から出る言葉はマイナスの言葉。他に出来ていることがあるのにも関わらず、いつも“出来ない“その事柄に執着している。そこに大きな差が生じるのです。自力整体は気(エネルギー)の交流ワークです。結庵(ゆうあん)教室では、参加くださっている方々と共同体です。心のワクワクは流れている血液、リンパ液に届き、身体はもちろん脳にまで影響します。教場は喜びの場にしましょう。例えば”今日は○○をやります“との声掛けであれば”私はいい“と否定しないでください。教室全体の気(エネルギー)が下がります。教室内で口から出す言葉に気(エネルギー)を使ってみませんか?仕事や家庭のことで疲れていることもあるでしょう。そんな時は頭の中が忙しく身体も硬直し呼吸が浅くなっています。だからこそ入室する際にときめきスイッチをオンにしてみませんか?切り替える練習です。先日イスラエル人の方に呼吸法や身体調整法を学びました。日本人以上に”気“について理解しようとしていて、こちらが恥ずかしくなるくらい”気“をつけていました。彼は知覚することを幸せ”ハピネス“と言います。知らなかったことを知り身体で感じる喜びを幸せと表現します。出来ないことを知った喜び、疑問に思っていたことを知った喜びを優先にしてみましょう。いつもと違うことをやると脳が喜び、気(エネルギー)の変化がおこります。想いは言霊として口から発せられます。是非”ワクワクやときめき“感あふれる想いで身体中を満たしてみましょう。この場に居られることを心の底から喜び合って自力整体に取り組んでみましょう。そして皆で変わっていきましょう。
 ”Change is not easy”変わることはそう簡単ではないよ!前出の彼の言葉です。日常の習慣、思いを変えることは決して簡単ではないでしょう。自力整体はどんどん変化しています。時代の少数派で最先端を歩んでいます。

2016.10月
 矢上先生の感動日記(HP上)に「研修に来る人たちが二手に分かれていて、情報を取りに来る人と素直に学び実践しようとする人」というコメントがありました。私は後者であり続けたいと思って通い続けて皆さんに伝えてきました。その思いは今後も変わることなくこの仕事を天職として生きていきたいと考えています。
 教室では、新しく入会して自力整体の輪に入られる方がおられるかと思えば、去って行かれる方もいます。出会いも別れも美しい!その時その時の私のエネルギーに必要なことだと思い淡々と受け止めています。その日々の中で「身体がまた欲すると思いますので、その時はお願いします。」と言われ退会された方がいました。私がお見受けする限り、どなたよりも身体は常に自力整体を欲していると感じる方でしたが、ご本人はそうではなかったのでしょう。ご自身が納得する言い分を探しだし、発せられた言葉に感じました。教室で毎回個人的なアドバイスをする時間はありませんが、お一人お一人が室内に入ってこられる姿を観ています。歩き方や発する言葉・声…すべてに身体の情報は現われているのです。必要だと感じた場合にお声かけをして話しをさせていただいております。私がその方に感じていたことは「孤独を楽しめない、人の目ばかりを気にしている残念な人」でした。自分の身体と向き合いその身体の声を聴くことが苦手のようでした。その方が「身体が欲したら」というコメントを口にするなんて、身体に“失礼“ですよ。当然他の人にも”失礼“な人だと思います。私は治療家時代から気功やヨガなどのカルマ(業)、その後自力整体では整心法として身体と心の結びつきについて学ばせていただき、今があり日々精進を重ねています。来月の研修課題である「ねじれとゆがみ」別所愉庵著の中に、沖導師の言葉がありますので引用します。{『多くの人は、なおしてもらうつもりになっているらしいが、病気は自業自得の現れなのであるから、自分でなおす努力をする以外になおる方法は与えられないのである。私が「あなたは、そういう病気になるのにふさわしい生活と人柄をもっているのだ。そしてその病気になりうる練習と努力をつづけたのだ」と説明すると、ちょっと不審で不快そうな顔をする人が多いが、これは事実で、自分の人柄と生活を健康的に改めないかぎり病気はなおらないのである。』厳しい見方ですね。でも「沖ヨガ」の名で呼ばれた名人がこういうのです。私にできることは、ただあなたが治っていく道筋を、ちょっとばかりお手伝いすることだけです。}著者のこの言葉が全てです。ご自身で治したいという思いを発していらっしゃる方に自ずと声を掛けます。必死で身体と向き合う方は結果を出すのが早い!心もときめいています。もう一度真摯に身体とそして心の癖と向き合ってみましょう。
 9月の断食合宿には大分教室から3名の方が参加されました。終始「嬉しい!楽しい!知らなかったことが学べて幸せ」と言っておられました。初めての合宿で戸惑ったり、疲れが出たとは思いますが、よくついてきて下さいました。今回の整心法のテーマは「7つの学び方」でした。その中の「器」について、前出の沖導師の道場で実際に“おちょこ”と名付けられていた方のエピソードです。“おちょこ”さんはいつも自分の興味のない話の最中は漫画を描いていたそうです。自分の知りたいことだけ聞き、後は他の事をしていて“おちょこ”と名付けられたそうです。師が一升ビンの量の内容を伝えたいのに、受ける弟子が「おちょこ」サイズではどうしようもなく、身体にも癖があるように考え方にも癖があるのです。その癖を正すためには5年・10年と先のビジョンを描き、ときめいている事なのです。つまり学ぶ喜び癖を付けていくことです。人間にとって究極の喜びは“学ぶこと”だそうです。自力整体…奥深いなぁ~11年目に入りそう実感しています。ご一緒に究極の“学び”を楽しみましょう。

2016.9月
 7月の会報誌に記載しました「今ここ」を生きる“マインドフルネス“が8月末にもNHK教育「サイエンスZERO」で特集されました。熊野教授の著書を何冊か読み進めている中で、瞑想は科学的にも脳の活性化によいという結果が出ており、認知症などの脳のダメージ回復の他に、グーグルなどのトップ企業が取り入れて個人のスキルアップを実証しているそうです。そこで新月呼吸法の進化版として月に一度、実践会を開催します。合宿などで行っていた「骨盤のお話(生理期、更年期、老年期)」を、骨盤と生理周期・自律神経の繋がりや脳との関係を毎回お話した後に、呼吸法・瞑想法を中心とした内容とします。午前中のお話会に参加した後に、お昼からは通常の教室に参加して、その日は一日プチ断食という形も良いかと思います。合宿などに参加出来ない方にお勧めのコースです。
 今年に入り新自力整体(輪っかタオル整体)の普及に多くの時間を割きました。お蔭様で以前に比べて新規入会者の方の変化に即刻性を感じています。そこで先月より教室の枠を増やして都合の悪い時でも週1回は参加していただけるように組んでいます。裏面のスケジュールをフル活用してください。
 先日是永修治宇佐市長のお話を聞く機会がありました。来賓挨拶の際に2冊の本をご紹介くださいました。1冊は松下幸之助さんの「道をひらく」。2冊目は稲盛和夫さんの「生き方」でした。前者は読んだことがありましたが、稲盛氏の本は経営的な本かと思い“いつか“はと思っていた本です。それが「今でしょ!」と背中を押された気持ちになり購入。著書の中に松下幸之助さんのダム経営のお話が出てきます。多くの批判の言葉の中、松下さんは「”まずダムをつくる“と思わなあきまへんな」と回答し、さらに冷笑を浴びせられたそうですが、稲盛氏の身体には電流が走ったそうです。”よし”と。その章の見出しは「求めたものだけが手に入れるという人生の法則」次には「寝ても覚めても思いつづけることが大切」とあります。
 治療院を閉じて自力整体教室へと展開した当時から「どうしたら生徒さんが元気になれるか?」「どうしたら結果を出してあげられるのか?」そのことばかり考えて今日まできました。その時々でお伝えしきれていない部分もあるかと思いますが、今後10年先を見据えて“より良い形”を作っていきたいと考えています。
 8月より大分市川添公民館で教室がスタートしました。膝痛・腰痛・更年期の症状などをお持ちの知り合いの方に、是非ご自身の体験と共にお伝えしてみてください。教室スタート時ですので皆さんが初心者です。一からご一緒させていただきます。
 9月24(土)・25(日)には食養合宿を開催します。初心者向けのプチ断食と前出の呼吸法・瞑想法を中心としたプログラムと個人レッスンです。少人数制ですので参加ご希望の方はお早めに申込みください。各日1dayコースも設けています。

2016.8月
 自力整体大分研修を7月23日(土)に中津市三光公民館にて開催いたしました。足かけ10年、矢上先生をお迎えしての研修会は、今回で最後となりました。皆様に支えられて開催出来ていたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にお世話になりました。思い返せばいろんな会場で開催しました。初回は多くの大先輩たちをお迎えして山国での2泊3日合宿でした。初めてづくしで写真が一枚も残っていません。2回目の中津市図書館では80名で自力整体を行いました。写真の中の矢上先生の胸に曼荼羅オーブが見えました。素晴らしいエネルギーの交流だったと感じています。湯布院にも行きました。2年前の“繋がろう自力の人たち 亀の甲羅プロジェクト”と銘打って開催した際は、研修後に日田の花火大会に参加。翌日は“みんなで自力の輪をひろげよう”と、生演奏のもと炭鉱節を踊りました。毎年矢上先生をお迎えするため、準備をすることが喜びでした。“あの人もこの人も矢上先生にお会いさせてあげたい。元気になってもらいたい。”そんな思いでその年の研修会が終わった翌日から過ごしてきました。ご自身では気づいていないかもしれませんが、参加後のその方のエネルギーが変わってくるのです。その夜に滞留便がたくさん出た方、高熱が出た方、おしっこが大量に出た方、視力が一気に上がった方、毎年沢山の報告がありました。一気にその人の身体の浄化が起こりました。再び日常生活に戻るとその歓喜や感謝の気持ちが薄れてマンネリ化してきます。その心と身体をリセットする意味でも毎年の研修会は本当に有り難いものでした。これからは私自身がどんどん合宿やセミナーを開催して感じてきた変化を実現させていきたいと思います。最後にあたって矢上先生より言葉の置き土産として、人生訓をいただきましたので紹介します。「我々人間は、常に本能(命めい)の声と、邪念(業ごう)の声の狭間に生きている。命(めい)の声とは、こうした方がいいと私の心が思っている事、業(ごう)の声とは、その素直な私の命(めい)の声を否定し、楽をしようとする心の声だそうです。どうせ生きるなら命(めい)の声で生きていこうよ」と、締めくくっていただきました。私も日々、命(めい)の声で生きていきたいと思います。早速「結果の出せる自力整体」を確立するため、8月より天津教室の日程が増えます。(裏面参照)9月は食養合宿、11月には視力回復の合宿を開催します。どちらも限定8名とさせていただきますので、参加希望の方は早めに申込みください。輪っかタオルを使った新自力整体では、ウエストが出来た、膝の痛みが治った、お腹が引っ込んだ、身長が伸びた続々と報告があっています。時として変化は大変だと感じるかもしれません。しかし、より良くなっていることを素直に受け入れて“今ここ”を確実にとらえていきましょう。
 7月30/31日に4月におこった地震の被災地、阿蘇市にある“なみのやすらぎ交流館”に行ってきました。チーム結庵(ゆうあん)代表3名、天津教室の手織り作家植山佳子先生と主人と。次回は思いの輪が拡がっていることを願っています。ここは余震などが頻発していて、車中での生活が続き、恐怖と不安で眠れない夜を過ごしたそうです。今は表面上は元気ですが、参加していた中学2年生の子供たちに「この動きはぐっすり眠れるよ」とアドバイスすると必死で行っていました。まだまだ心の傷は癒えていないんだと感じました。
 二日間沢山のことを学びました。コミュニケーションを取るため自ら飛び込んでお話を聞かせていただきました。今、私の心は自力整体で支援をさせていただくことに心から(命の声)の喜びを感じています。

2016.7月
あのアップル創始者スティーブ・ジョブスの最後の言葉に触れる機会がありました。一部紹介します。「今やっと理解したことがある。人生において十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。もっと大切な何か他のこと。それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。終わりを知らない富の追求は、人を歪ませてしまう。私のようにね。(---略)物質的な物はなくなっても、また見つけられる。しかし、一つだけ、なくなってしまっては、再度見つけられない物がある。人生だよ。命だよ。(---略)人生の幕を閉じる日がやってくる。あなたの家族のために愛情を大切にしてください。あなたのパートナーのために、あなたの友人のために。そして自分を丁寧に扱ってあげてください。他の人を大切にしてください。」
 最近、生涯学習や介護サロンでの活動とは違った内容の依頼が増えてきました。先日は地元のお祭りで神社の境内で天地交流の呼吸法を行ってみました。また「骨盤のおはなし」をシリーズで投稿させていただいている流れで、実践会として「骨盤のおはなし会」を開催します。また社会教育の方では熊本・大分震災の支援活動として、なみのやすらぎ交流館で開催されている“阿蘇の復興は、子どもとお母さんのこころから!”の心のケア活動に自力整体として参加させていただきます。ライフワークの一環に出来たらと思います。これらの活動の資料づくりに矢上先生が11年前に発刊された「幸せ家族の自力整体&二人整体」という本を再読する機会が増えました。選ぶべき道に迷った時に立ち返れる名著だと感じます。この本は矢上先生が20冊以上ものアドラー心理学関連の本を読み、整心法に取り入れられたそうです。エネルギーアップの家を作るための自分、パートナー、子供、親との人間関係のあり方や、エネルギーの使い方について①エネルギーは出せば出す程入ってくる②エネルギー増大の生活習慣③過去にこだわらず、今ここを生きる④無駄にエネルギーを消耗しない人は嫌われてもよいから我が道をいく⑤自分スタイルの食生活の確立⑥質の良い睡眠をつくる⑦感情は自分が選択していることを自覚する⑧家族に責任を持ちすぎない⑨自分を愛せない人へ…理想の自分とさようなら⑩自分のからだの本当の声が聞こえる…の10項目から紹介しています。最近NHKスペシャルで“キラーストレス”の特集がありました。そこでの最新の情報でも、瞑想などの“今ここ”が脳からのストレス物質の出方を抑制することがわかり始めてきました。生活の中に自力整体・整心・整食法を上手く取り入れて、自身の思い描く人生を歩んでいきたいものです。
 
2016.6月
 矢上先生の新著「裸眼のススメ」が出版されました。受けての視力回復合宿は長引く地震の影響により、安心院家族村での2泊3日の合宿は断念…教室で使用させていただいている下宮永集会所で2日のセミナーへ変更しました。内容は合宿内容に沿って両日別メニューです。日頃、眼鏡をかけている方に、裸眼で生活していただくにあたって、見えない不安だけでもストレスなのに“いつ大きな地震が来るかわからない”という不安までプラスしてしまっては、素晴らしいプログラムでも結果が出ないと判断しました。これはベストだと信じています。しかし、資料を作り進めていけばいくほど、このプログラムの奥深さに感銘しています。地震が落ち着くであろう11月の合宿ではこのプログラムで実現したいと強く思い直しました。視力回復は単に見えるようになるということに留まらず、目と脳の深い関係性から認知症予防のためにも画期的です。是非この機会に眼鏡に頼らない生活習慣を身に着けていただきたいと思います。生徒さんの中には、「眼鏡をかけることを生活上必要最小限にしました。」「今日は運転中も裸眼で来ました。」「眼鏡をかけないと頭が軽いです。」など、直ぐに実行して結果を出されている方々もいらっしゃいます。新自力整体の骨を動かすメゾット(整体法)と合わせたら鬼に金棒です。
 ここで少し「裸眼のススメ」より、内容を抜粋してご紹介させていただきます。視力回復、まずは生理のある女性…生理周期が視力回復のチャンスです(P88)もちろん出産はさらに女性にとって視力回復の最たるもの(P91)。そして生理周期が不規則なことによって毎月の老廃物の排泄が上手くいかずに、子宮内膜症や卵巣嚢腫…さらには癌の原因となってしまいます。次に閉経後の女性です。女性ホルモンの減少の影響から交感神経が優位になります。子供や女性(生理のあっている)は副交感神経が優位なため近視の人が多いのですが、閉経後は眼鏡をかけない方が肩がこらないという体験者も多いようです。(P100) 最後に男性です。男性は筋肉=視力のようなもので、男性ホルモンが視力と非常に関係しています。筋肉を育てて視力を強化します。(P105) 男性ホルモンを増やすには、①筋肉を鍛える ②目標を持って必死にそれを達成しようとする ③ハングリー精神 少食 少眠 多動 ④野外での肉体労働 の 4つの項目が挙げられています。マサイ族の視力は5.0だとか。我々日本人はマサイ族と比較して運動量は1/10、食べる量は5倍だそうです。余剰水分が目に溜まっているのは想像できます。
 視力回復合宿のために作成した2008年の資料が手元にあります。当時最先端の内容でした。その資料を基に年に1、2度の食養合宿などでは、目洗いや黒点瞑想、太ももほぐしなどを少しずつ取り入れてご紹介してきました。この度「裸眼のススメ」を熟読してそれらの資料も再作成しました。
 今回のセミナーでは、視力回復と合わせて日本の風土に適した骨盤生活のおすすめをご紹介させていただきます。今年は6月21日が夏至です。大半の方が骨盤全開の状態を迎え始めています。左の骨盤が開きづらい方の中に、鼻水、咳、頭痛などの症状が出ていると思います。新旧合わせての自力整体のプログラムで改善していきましょう。

2016.5月
 この度の熊本・大分地震の被災者の皆様へ心からお見舞い申し上げます。また6月4~6日に予定しておりました安心院町家族旅行村で開催する予定にしておりました視力回復のための合宿は下宮永教室での一日セミナー(2日)へと変更させていただきます。合宿に関しましては、ご参加いただく皆様の安全を確保し、安心して全てのプログラムができる日まで延期させていただきます。
 さてこの度の地震では、プライベートが確立されているということもあって車の中で避難生活を送られている方々も多く見受けられるようです。同じ姿勢が長時間続くことからエコノミークラス症候群を発症するケースが報道されています。教室では知り合いの方へ、是非伝えていただきたいとの思いから自律神経を調整する呼吸法と合わせてお伝えさせていただきました。たまたま南阿蘇への支援物資の情報が入手出来ましたので、食料と共にエコノミークラス症候群予防の案内のチラシも同封させていただきました。(別紙参照)
 熊本はもちろん、大分でも別府・湯布院の惨事は日を重ねる毎に耳に入ってきます。某有名旅館では従業員は避難所生活だそうです “今、何が出来るのか!“ 少しずつ同級生や知人等からの情報で支援させていただく事が精一杯なのですが、月日の経過と共に運動指導など必要なことがあれば支援させていただきたいと思っています。
 4月末、矢上先生の新刊「裸眼のススメ」(サンガ出版)が出版されました。入会半年ほどの生徒さんから「必要な時以外は眼鏡を外して生活しています。これは2年前の眼鏡です。0.01なかった視力ですが確実に上がっています。将来は眼鏡なしの生活を目指しています。」と、コメントをいただきました。実践されている方の言葉は重く自信に溢れています。本気で視力回復を望んでいらっしゃる方は、入り口として6月のセミナーへ是非ご参加ください。視力=肝臓=生殖器の関係性などをご理解いただけると益々やる気になれると思います。
 また4月はフェルデンクライス・メゾット(イスラエル発)を受講してきました。神経(ニューロン)の再構築…何らかの理由で脳にダメージを受けた時のリハビリとリンクしますが、まさに痛みなどの不快な症状にも、環境や脳が決めた一定の動きがありパターン化されている。本来、身体が心地よいと感じていたはずの動きのパターンを取り戻すためにいろんな動きで試してみます。たまには失敗もありますが、恐れずに失敗しながら学んでいくのです。そして回を重ねて身に着けたいくつも引き出しの中から、その時々に応じた最善の動きを選びとることを訓練(しつけ)していくのです。テーマは“感じること”です。治療法として進化し続けている自力整体と共通するところが沢山ありました。

2016.4月
 3月初旬、ライフワークとしている中津市生涯学習の活動の中で、一年に一回のお祭り“まなびんフェスタ”に参加しました。今回は教室の生徒さんにも沢山の応援をいただきました。特にピアノで応援くださった園先生…ありがとうございました。今年は荒川静香さんが金メダルを取った時の“イナバウワー”をもじった“琴バウワ~”で盛り上がりました。身体を反る…ということはアンチエイジング(若返りの秘訣)です。自力整体では指を反るという動きがあります。その時に私の言葉の誘導として“過去の古い思い…マイナスの思いを一旦手放しましょう”と声掛けをしています。反るという仕草は手放すという心の作用に繋がります。“指反り”の時は、お腹の底から息を吐き出して反ってみましょう。年を重ねると物質・感情ともに握ることが増えていきます。その握った物や感情を手放す作業で心も身体も軽くしていくのです。簡単には手放せない過去の思いですが、何度も何度も繰り返す中で手放せるようになります。
 私もこの春手放しを実践しました。アドラー心理学の近著「嫌われる勇気」(ダイヤオンド社)は、とても参考になりました。5月のナビゲーター研修の課題本として「幸せになる勇気」と合わせて学んでいます。この本を読み進めていくと、今は亡きヨガの師に両親への思いを語っていた場面で「20歳(はたち)過ぎたら生んでもらったことに感謝のみ」とご指導いただいたことが蘇りました。アドラーは過去のトラウマ説はタブーと説き、未来希望形の心理学者です。20年近くの時を経て、私はヨガの師からこのことを徹底的に学んだと感じています。(半端なく厳しかったのですが…*1)
 2年前には、京都在住の岩田静治先生のPEP(ユング心理学)を学びお伝えしてきました。ユング思想(トラウマ説)の中では画期的な思想の先生でした。お蔭さまで“繋がろう自力の人”をテーマに矢上先生の大分研修を開催。日田の花火大会と合わせて多くの方々に賛同、ご協力いただきました。普段はそれぞれの場所で輝き自立した人々が、この“時”に手を繋ぐことを目指しました。一緒に目指し目覚めた方々はそれぞれの場所でさらに輝いていらっしゃいます。
 3月31日は一日セミナーを開催しました。午前中は新入会の方々向けに、私自身も初心に戻って「自力の真髄」から、経絡治療法、呼吸法、波動についてお話をさせていただきました。波動が高いと強いの違いを身体、声、体温、色などの角度で確認していただけるようにチェックシートを用意しました。午後からは最新の自力整体法。一回では理解出来ない内容だったかもしれませんが、回を重ねるごとに力になっていくと信じています。新自力整体は素晴らしいプログラムになっています。
 近日、矢上先生の新書「裸眼のすすめ」が出版されます。それを受けて6月初旬には「視力回復・食養合宿」を開催します。少人数で結果を出していただく内容にしていますので、御参加お待ちしています。

2016.3月
 10年前の3月、初めて自力整体の創始者矢上先生の門を叩き、ナビゲーター研修に参加した時に課題提出した内容“私の将来のビジョン”(2007.3.3)です。
 『私の将来のビジョンは、これから自力整体整食法を学び、それを拡めることによって出来ていくであろう仲間の輪を大切にし、その仲間と共に可能な限りで、中津という自然豊かな土地で、自給自足の生活を営むことです。ごく当たり前のことであった生活。太陽と共に活動し、日の入りと共に休息するという、自然体のままの生活。からだが喜んでいると感じる生活を実践していきたいと考えています。医療機関の破綻、介護施設入居の待機待ちの現状を聞くにつれ、「自分の体は自分で守る」を仲間と共に実践していきたい。
また若い頃から、からだについてもっと知ってほしいと教育機関などにも働きかけていきたいと考えています。そのような総合的からだ塾のような場所の提供ができればすばらしいと考えています。』
あれから10年が過ぎ、5年前に縁あって現在の地に移住しました。少しずつではありますが、主人と二人で当時の思いの実現に向かって表現出来ているのではないかと感じています。 
最近教室ではベテランさんが新入会の方にアドバイスしてくださる姿をよく見かけます。とても嬉しい気持ちになります。今後も“優しさの共有”“痛みの共有”すべてとはいきませんが、結庵(ゆうあん)教室で出会った方々が、自力整体法によって元気になって、周りの方々をも元気にできるエネルギーが養われるように、一人でも多くの方々のお役に立っていきたいと思います。
 この節目に3月より北九州の折尾で教室を開催させていただくことになりました。さらに自力の輪が拡がっていくことを心から喜んでいます。様々な場面におきまして御縁いただいた方々へ感謝申し上げます。
 今年は年3回の合宿を開催します。第1回目は喜びの中終了しました。2回目は6月、3回目は11月です。また新入会の方、基礎から学び直したい方のために、3月と9月には経絡セミナーを開催します。下宮永教室もあと1クラス増やす方向で検討させていただいています。今後とも皆様が自力整体・整食・整心法でよりよい人生を歩めるよう努力してまいります。

2016.2月
 1月30,31日、安心院家族村にてセミナー&合宿を行いました。今回のテーマは自力整体の源流、沖ヨガの教えを整心法の講義に取り入れ「信じるな、疑うな、確かめよ」の実践を提唱しました。確かめてみて、自分に何が必要なのかを知識だけではなく実践を通して取り入れるようにすること。日々、私自身心がけていることです。そして「無理するな、無駄するな、続けよ」をお伝えました。曼荼羅チャートを使用して自分と向き合う時間を取り、無理や無駄になっていることをしっかりと見つめて、10年後の自分をイメージし2016年をスタートさせました。実技では仙腸関節に対するアプローチを実践。補助整体で日頃緩めきれない部分まで緩みました。終了後の皆さんのコメントを通して、自力整体に対する思いを一段と深めていただけたと実感しています。
 1月のナビゲーター研修では、矢上先生ご自身が自力整体の源流である沖ヨガの流れを披露くださいました。私の学んだ松山市の藤本ヨガ学院故千能智恵美院長も同門でした。この学院は精神法のヨガが主流でした。心と身体の密接な関係性を伝えていました。もう一つ自力整体に整体法が加わりました。私自身が30年の歳月で歩んだ運動指導時代(ジム プール、ヨガ)、治療院時代に学んだことも全てが繋がってきました。10年目を迎えて大きく変化している現在、教室のみで全てを伝えていくことには限界を感じています。原点に立ち返り経絡治療法や自律神経と骨盤の関係など、少人数制のセミナーや合宿の開催を増やしていきたいと考えています。要請があれば団体・企業等へ出張させていただきます。内容は経絡治療法、補助整体法、骨盤矯正法、痛みの改善法(腰痛、膝痛、生理痛、片頭痛)、呼吸法などの整体法と整心法・整食法をお伝えしていきます。私に欠けていた整食法では食養のスペシャリストの先生との御縁をいただきました。さらに皆様に健康な心と身体づくりを提供していけると考えています。
 ステップアップセミナーを3月31日(木)に開催します。(次回9月予定)二部形式にします。自力整体の基本を学んでいきましょう。全体は10:00~15:00 終了後質疑応答 お茶会 ①10:00~12:00 経絡治療法 呼吸法 ②13:00~15:00 骨盤矯正法 中心軸リセット法 ①のみ,②のみ,①+②のコースを設定します。新入会の方、体験希望の方の参加も受け付けます。(詳細は別紙参照)五臓六腑へ繋がる経絡(エネルギーの道)を確認して教室で実践されると効果も早く出ます。是非この機会にご自身の身体と向き合ってみましょう。

2016.1月
 新年明けましておめでとうございます。年頭の矢上予防医学研究所のHPで矢上先生の言葉が以下のように記載されていました。『自力整体は進化していると言われる。進歩ではなく進化だ。ついていけないと去る人も…』確かにどんどん変わっています。自力整体自体そして整食法も整心法も。私は3つとも試し続けています。続けているものもあれば、次を試しているものもあります。何を重点にして判断するのか?それは“身体の声”です。関心をもって生活をしていれば身体は反応します。食では大分研修から2か月の間全くパンを食べませんでした。しかし年明けサンドイッチを2切れ食べたところお腹が張ってしまいました。今の私の身体はパンを受け付けないことがわかりました。
 心の作用では例えば自分がアウェイと感じる場所で鳥肌がたったことはありませんか?皮膚は肺経です。肺は環境への適応能力、自己表現力を表します。身体は正直ですので肺は確実にダメージを受けます。声を取られたり、風邪でもないのに咳が長引いたりします。無理をしていると表面上の“私”は感じていないとしても、真の“私”は察知しているのです。そのようなギャップが長年続けられると心身ともに病んでしまします。私は35歳の時、治療院を開院していました。日々患者さんに追われる生活。最長で朝6時から夜中1時までの対応をしていた時、身体が気持ちについていけなくなっていました。そんな矢先突然息が出来なくなり全身が硬直!幸い今は亡き整体の師の施術を受け一命を取り留めました。後日左肺膜癒着の跡があるとわかりました。今ではその左の背中が教えてくれます。“無理してない?”と。その後ヨガに出逢い、自力整体に御縁しました。身体を立て直すことと同時に心の作用を学ぶ機会を沢山いただきました。肺経のエネルギーが下がっている時、自身のパフォーマンスなんて出来ません。私は人と関わる仕事をやめたいとは思いませんでした。私が選択したことは肺経を立て直すこと。そして体中の全てのエネルギーを上げて心身共に健康な身体で人様のお役に立ちたいという思いでした。後日二人の師は有名なヨガ道場の兄弟弟子でした。規範の教えが同じなので理解しやすいのです。導かれる御縁に日々感謝しています。また生殖器系は肝経と密接な関係があります。心的特徴は“怒り”です。表面は穏やかでも心の内が“怒り”に満ちていれば病んでしまいます。臓器にはそれぞれ特徴があるのです。仕事や家庭の事情でご多忙な方ほど週に一度は教室でリセットしてください。キツイ時ほど教室へお越しください。

 今年は2か月に一度のペースで断食合宿、経絡セミナーを開催していきます。2か月に一度心身共にリセット出来る場所を確保します。昨年末にお配りした「からだマップ」でお一人お一人の身体的特徴を把握して写真に収めていくと、ご本人さえ気づかない体壁がみつかりました。今年も続けていきますので、ご提出をお願いいたします。では今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

2015.12月
 季節の移り変わりも早いものであっという間に師走となりました。エルニーニョ現象の影響で年々温暖化が進み、今年の紅葉は華やかさを愛でる前に終焉となりました。自然界の変化は私たちの身体にも多大な影響を与えます。教室では寒い季節に滞りやすい腎臓・膀胱の経絡を中心に、冷えによる心身の不調を回避していきたいと思います。
 自力整体11月通信に手足の冷えは“内臓の冷え“ということで、内臓を冷やさない具体的な食生活の方法が取り上げられていました。特に朝起きて一番に白湯を飲むということは快腸に繋がるようで”便の出がよくなった“との報告があります。また”こんにゃく湿布“も好評のようです。
 グルテンに関することは、人それぞれ体質が異なりますので自分に合うものを探すことが大切だと思います。私の場合は研修以降パンはまだ食べていませんが、国内産小麦を使ったうどんは大丈夫でした。量にもよるとは思いますが、先月お配りした”小麦アレルギーチェック“で当てはまる場合はグルテン断ちをやってみる価値はあると思います。
 また眠りについてですが、“眠れない”時は、上半身に上がったエネルギーを下半身へ降ろすことが大切です。身体が疲れていても脳が興奮していると眠れません。個人的に相談があった場合は開脚でも何でもいいので自力整体の後半部分を行うようにアドバイスをしています。
 10月の研修では上がったままの仙骨を下げることにより腰痛を回避する動きが紹介されました。自力で行うには輪っかタオルで骨盤を押し下げることをお勧めします。もう一つ“ぎっくり腰や腰痛の応急処置”の動きをご紹介させていただきます。それは『膝こすり』です。ズレた仙腸関節を元に戻してくれる動きです。足を肩幅に広げて立ち、両手を膝に充てて左右の膝を交互にこすりながら反対側の足首の方に降ろしていきます。この時腰を左右に振って仙腸関節を動かし、さらに外側にかかっていた重心を内側にかけるようにします。腰が痛む人は重心が外側にあります。年末年始、どうしても食べ過ぎ傾向になってしまいます。治療院をしていた頃…正月明けに腰痛・膝痛を訴える患者さんが増加していました。膝は胃経ですので食べ過ぎは膝痛に現れます。『膝こすり』は下半身にエネルギーを降ろすことにも繋がり、質の良い睡眠へと誘導できます。また0脚の改善にも効果大です。今月はこの動きを毎回取り入れていきたいと思います。
 2016年が素晴らしい年明けになりますように…合掌

2015.11月

 10月24日(土)矢上先生をお迎えして8回目となる研修会が開催されました。結庵(ゆうあん)教室の参加者が多数という、何とも贅沢な時間を過ごさせていただきました。矢上先生からの最新の講義のあと実技へと続き、あっと言う間の6時間。その後の交流会では歌あり踊り?ありの楽しいひと時を過ごす事ができ、矢上先生より「来年もこの時期に開催しましょう。」とのコメントもいただきました。
 講義では自力整体から考える健康法を4つあげられました。1、睡眠 2、運動 3、食事 4、心が整っている事 です。質の良い睡眠をとろうと思えば適度な運動が必要で、食べ過ぎには注意!何よりもストレスがないことが望ましいので、結局全ては繋がっています。2つ目の運動は散歩などリズム運動が最適。3つ目の食事についてはグルテンの中毒性が警鐘されました。“世界的な規模での小麦の遺伝子操作(緑の革命)”に的を絞っての講義でした。このグルテン中毒による不快な症状は頭痛、花粉症、集中力の欠落、むくみ、不眠症、うつ病など列記しきれないほどです。(小麦アレルギーチェック表 別紙参照)4つ目の内容はストレス回避についてです。「特別な場所に行って瞑想などをするよりも、日常の生活を丁寧にひと手間を省かずに送ってみましょう。例えば洗濯物を折り目に沿って丁寧にたたむなど」と。普段せかせかしている自分をもう一人の自分が観察するように余裕をもって生活をすることの大切さを実感しました。そしてストレスの原因が自分ではなく他人であると考える人には、「一言の手間を省かずに、事前に一声かけましょう。」またストレスの原因が自分の能力不足にあると考える人には、「自身の処理能力を再確認しましょう」と、アドバイスをいただきました。思い当たる点があったのでしょう、他の方の話に大笑いする場面もあり、終始なごやかな雰囲気の中で進められました。
 そして補助整体。腰痛や膝痛など下半身の症状の原因を上半身と下半身の視点からに分けて説明がありました。まずは肋骨(胸郭)が下がり歪んでくることによる腰痛緩和の整体法。肋骨を持ち上げながら歩いてみると下半身が軽いことに皆さん驚いていました。矯正法の動きは猫のポーズや骨盤揺すりの変形などでしたので、日ごろの自力整体を工夫することがさらに楽しくなる動きでした。次に仙骨が上がってくることによる腰痛の症状を改善する整体法を行いました。仙骨を押し下げることによって腰髄神経の圧迫が緩和される動作です。これは脊柱管狭窄症の方に特に有効です。
 今回も参加者の方々のエネルギーがどんどん高まっていくことを感じながら研修を終えました。毎回いろんな形でご協力いただきましてありがとうございます。感謝!

2015.10月

 9月の月は腎臓と肝臓の疲れを取るために、枇杷の葉こんにゃく湿布を実践してみました。枇杷の葉を御提供くださいました方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。実践してみて様々な声が上がりましたのでお伝えさせていただきます。「自分が冷えてるなぁ~と感じました」「お腹がこんなに冷たいだなんて」「便の出がよくなりました」「孫の便秘解消に役立ちました」「主人と一緒にやっています」「手軽で安価なのでお友達にも勧めています」等々…実践された方々の身体は喜んでいます。是非ご自宅でも続けてみてください。
 東洋医学に「肝腎同源」という言葉があります。“肝をよくするには腎を整えよ”と考えます。西洋医学的にも、肝臓で処理された毒素は腎臓を通って尿として排泄されますので、肝臓と腎臓は密接に関わっています。疲れが取れないと感じる時は、背中とお腹を温めてみましょう。
 今月の教室では体温を測ります。“自身の体温を知る“ことでエネルギー量の変化を確認し合いましょう。教室に来た時と終了後の体温を測ります。希望者は体温計を最低1本ご持参ください。2本あれば両脇の測定が速やかに行われます。各自準備が出来たら体温測定に入って下さい。身体を温めて「高排泄の身体」を作り、自身の体温を知ることで「高体温の身体」を目指します。高体温の身体づくりでは、心の温度も加味してきますので整心法の話に繋がります。今月24日(土)自力整体創始者の矢上先生をお迎えしての研修会を開催いたします。体温を上げるための一つに高エネルギーの場所に身を置くことが掲げられます。是非ご自身の体温アップ、エネルギーアップを研修で実践してみましょう。今年は翌日が福岡研修ですので、大半のナビゲーターはそちらへ。大分研修はほぼ結庵(ゆうあん)教室のみのために矢上先生にお越しいただきますので、この機会にご自身の事またご家族のことなどご相談ください。
 自力整体公式サイトに矢上裕の気づき、発見、感動日記があります。9月9日=“私の好きな言葉”私の一番好きな言葉 それは「真心」 自分を必要以上に大きく見せない、飾らない生き方。人間にとっての最大のストレスは“自分に嘘をつくこと”すると、気(エネルギー)が上に上がり、足が地につかず、脳が主体の人生を歩き始める。身体が置き去りにされ、脳の奴隷になる。真心、本音、素直に正直に生きている人は、身体と心が常に友達。心が間違った方向へ行くと、身体が「それは違うよ」とアドバイスを送る。身体という優秀なアドバイザーがいるって素敵だね。自力整体はその身体との距離を縮めてくれる。=教室で読んだところ、「今まさにこの内容の状態です…ありがとうございました。」と語ってくださった方がいらっしゃいました。自力整体が単なる体操教室でない所以はここにあります。毎回、教室全員で通信の内容を学び身体との会話力を高めていく。その先に高体温、高排泄、高エネルギーの身体が備わってくるのです。

2015.9月
 10年目をスタートさせ、皆さんと身体の不調や痛みの共有を心がけてきました。矢上予防医学研究所から届く通信の内容もどんどんと整体法へと移行して、5、7月と皆さんに紹介しきれない程、盛りだくさんの内容でした。教室では7月からの2か月は徹底した“うつ伏せの骨盤ゆすり”でした。骨盤をいろんな角度で揺すって背骨を矯正していく動きです。スタート時点では“骨盤を揺さぶる“ということが出来なく、ぎこちない動きをされていた方もいらっしゃいましたが、だんだんと回数を重ね気持ちの良い動きをされ始めました。
 そこで少し専門的な知識をご紹介させていただき、今後の動きに活かしていきたいと思います。背骨と言っても様々な特徴があります。反り・前屈が得意な骨、側屈が得意な骨、ここでは捻りが得意な骨について詳しく説明します。まずは腰椎3番…歪めば消火器や腸に問題を起こします。便秘が主な症状です。そして胸椎10,11番 ここは身体の中心です。ここが歪めば身体全体に影響を及ぼします。胸椎4,5番は心臓や肺に影響を与えます。背骨の歪みを司るのは背骨に付着している筋膜です。この筋膜が硬くなっていると何らかの不調な症状を導きます。通常まっすぐな背骨が良いと思いがちですが、そうではありません。反ったり、丸まったり、捻じったり出来る柔軟な背骨づくりのために骨盤揺すりを行ってみましょう。胸椎10,11番はちょうど腎臓の位置です。その上に副腎があり、この2つの臓器は全体的なホルモンを司っている場所です。不調な症状として五十肩や股関節の癒着を訴える方もいます。これはホルモンバランスの急激な低下が起きている状態で、いわゆる「老化がやってきた」ということです。私たちの身体は何かを犠牲にして大切なものを守ろうとします。左は心臓、右は肝臓(脳)です。その為元は胸椎10,11番の歪み、腎臓の疲労でも、心臓を止めないように左の肩関節を動かなくしたり、左の股関節を動かないようにさせているのです。すべての症状は連動しているのです。右であれば肝臓や脳の機能を止めないように守っているのです。骨盤揺すりを通して皆さんの身体を観察してきましたが、お盆明けから胸椎10,11番を中心にブロックのような動きをされる方が多く見受けられます。明らかに暑さによる心臓、そして水分調節の腎臓の機能の低下が考えられます。そこで9月の1か月は各教室で腎臓の疲れを取るため、こんにゃく湿布を行っていきます。教室が始まる30分前を利用して行いますので、希望者はこんにゃく3枚とタオル5枚を持参ください。また新月呼吸法の週(9,10,11日)は、呼吸法&びわのはこんにゃく湿布を時間をかけて行います。  
 10月24日は8回目となる大分研修です。自力整体創始者の矢上先生をお迎えして最新の整体学及び補助整体法などをより深く学べる機会です。是非多くの方と一緒に学べることを楽しみにしています。

		

2015.8月
自力整体健康法はセルフケアプログラム
 自力整体健康法で、「高体温&高排泄体質」に生まれ変わろう!「自力整体」「整食法」「整心法」の3つのセルフケアを実践することで、筋肉・内臓・脳の緊張が解きほぐれ、氣が巡りやすくなります。すると、からだが温まり、体内に溜まっていた老廃物はどんどん排泄され、さまざまな不快な症状が改善されていきます。*自力整体(ボディケア)筋肉の凝りをほぐし、筋肉に溜まる疲労物質を排泄し、氣の巡りをよくします。*整食法(ライフケア)内臓に負担をかけない食べ方と眠り方で、大腸に溜まりやすい老廃物の排泄を促します。*整心法(メンタルケア)左脳に抑圧された右脳を解放し、心身ともにリラックスできるようにします。
 上記は平成19年1月ゆうゆう通信の第1号の内容の一部です。その5か月前に当初はゆうゆう自力整体教室として整体治療院(ゆうゆう堂)の体操教室の一環として立ち上げました。平成18年8月1日がスタートの日でした。スタート前の7月の終わりは資料を作ったり、どんな人たちに出逢えるのかドキドキしていた記憶があります。あれから9年が過ぎ、今月から10年目がスタートしようとしています。大好きなアーチスト渡辺美里さんの曲に「10years」があります。“あれから10年も この先10年も 振りむかない 急がない 立ち止まらない 君だけを ぼくだけを 愛したときを あれから10年も この先10年も 行きづまり うずくまり かけずりまわり この街に この朝に この掌に 大切なものは何か 今もみつけられないよ”とあります。私は10年目をスタートさせるこの時に、御縁をいただいた沢山の方々のお掛けで“大切なもの”をしっかりと見据えてスタートすることが出来ます。この地で縁あって整体師として生計を立てていました。自力整体に出会い多くの方に伝えたいと立ち上げたのがこの教室です。その後合林さんのご厚意で天津教室(5年前3月)を立ち上げさせていただく時に、この教室が人と人を結ぶ庵(いおり)となるよう思いを込めて“結庵(ゆうあん)”と命名し、アーチストを招いて癒しの音楽を聴いたり、洋服・講演等のイベントも開催してきました。
 これからは自力整体で元気になった心と身体を使って“チーム結庵”での活動も視野に入れていきたいと思います。自力整体の素晴らしさをお届けしたり、結庵コーラス隊として歌をお届けできたらと考えています。現在私のライフワークとなっている公民館・介護サロンでの健康体操への御参加もお願いいたします。アルツハイマー病についてのアメリカの調査で、65歳以上の高齢者を10年間追跡調査して病の罹患率を調べた結果、生きがいを持って人に働きかける活動を行っている人は、非常に低かったという結果が出ています。この先10年…私たちで“共に出来ること“をやりましょう。先月末に行いました質問会も続けていきます。不調や痛みの共有をしながら励まし喜び合いましょう。体験者は是非語って下さい。

2015.7月
 6月27~29日は自力整体結庵(ゆうあん)の10周年記念合宿でした。この8月から10年目がスタートするのですが、少しフライング!でもこのタイミングがベストだと考えて1年前から企画してきました。初日は“あなたが生まれてきた本当の理由”著者の中繁芳久さんの講演会。二日目は黒点集中(視力回復ワーク)、整体姿勢を作る(補助整体)と午前中は自力三昧。午後からは日展作家の植山佳子先生(天津教室)の「私の色でスヌードを作成する」ワークでした。そのバックでは豊後高田市でピアノ講師をされている園信子先生(天津教室)が参加者お一人お一人のパーソナルソングを 演奏してくださいました。また夜の交流会では生演奏で歌うことが出来ました。そして最終日、自力整体終了後に参加者全員が一人一人とハグハグ…幸せホルモン全開の中“ふるさと”を大合唱して解散しました。ハッピーホルモンとは脳から出ているオキシトシンというホルモンです。認知症予防としても最近注目されているホルモンです。
 自力整体の実技で身体を整体したとしても、こころがハッピーでなければ身体の中心…背骨近くの筋肉は解れることが出来ません。日常生活の中で、いろんな思いが巡ることは事実です。不安・不満・怒りのマイナスの感情を一瞬でも解き放つことが出来たら、中心の筋肉は緩みます。その中心の筋肉が緩むことで脳は解放されるのです。心と身体は一体!仏教用語では「色心不二」と言われます。どうしても心を解き放つことが出来なければ、身体から緩めてみましょう。どうしても身体が緩まないと思うのであれば、心を解放してみましょう。どんな形でも大丈夫です!この合宿ではいろんな形で心と身体が緩むことをメインに企画してきました。
 さぁ~今日もハッピー!ハッピーホルモンをあなたの周りの人たちと共有しましょう。
 =一日の骨盤リズム=<合宿資料より>「整体姿勢を作る」
① 身体は左右対称ではない

	カタカナのトの字 左軸で右回転しやすくなっている
		右が開いていてよく動き、左はギュッと締まっている

② 骨盤は開閉している 右閉じの時間(4H) 左閉じの時間(13H)

	仙腸関節の開閉

22時~2時  左右開いて全開  メンテナンスタイム
2時~日の出  左閉じつつある 左閉じきったら目覚め
日の出~10時 右が閉じ中(ing) 排泄 脳パフォーマンス絶好調
10時~14時  全閉 朝食10時からOK
14時~日の入 右が開きはじめる 筋肉パフォーマンス絶好調
日の入  右が開ききる
日の入~22時 左が開きはじめる

		 全開		  	眠たくなる		

2015.6月
 5月23日(土)西宮研修へ。今回のテーマは「姿勢を作る」でした。私たちの身体は心臓の位置を中心に考えられるので、真ん中よりやや左に身体の中心があり、下半身もどちらかというと左重心になっていることから、左足を軸に生活をしていることになります。一日の仙腸関節の開閉リズムも左側が閉じている時間帯の方が多いのです。
 それに伴い骨盤も右側が上がっているので、背骨は若干左へ湾曲していることになります。背骨の基本的な左右のゆがみは、①右骨盤が上がり ②腰椎左側弯 ③胸椎右側弯 ④頸椎左側弯 ということになります。これが自然な流れではありますが、許容範囲を超えると痛みとなって症状として現われます。そこからさらに猫背・前屈姿勢になってくるということになります。だから猫背・前屈姿勢を治したいということであれば、左右の背骨の側弯を許容範囲に戻すことが先決なのです。では、なぜ正しい姿勢が前屈姿勢になっていくのでしょうか?
 根本は肋骨が下がってくる(発信元は胸)にあります。そしてこれには心の作用が大きく関わってくるのです。自力整体に整心法がある所以はここからです。
 身体前面の経絡は 腎経 脾経 肝経の3本です。
  心配事・恐れすぎは腎・・・足もとから弱る
  脾(ひ)は膵臓(インスリン)を基盤とする消火器官全般
            ・・・根の詰め過ぎから弱る
  憤り・イライラは肝 ・・・すぎると破る
 これらの経絡の流れが滞って、頭のてっぺんから身体を持ち上げられなくなります。身体は足裏でしっかりと大地を踏めていれば軽いのです。もし自分が猫背・前屈姿勢で歩いているなぁ~と感じた時は、素早く骨盤を押し下げて肋骨を引き上げるように気を付けると良いです。
 「自力整体は体操ではない!」と矢上先生がおっしゃるポイントは経絡治療が出来ることです。しっかりと上半身・下半身の経絡の流れを通して、最後に整体に戻して終了です。前屈姿勢でいる方には、後頭部のコリを取るのが有効です。姿勢ももちろんですが高血圧・片頭痛・認知症予防にもおすすめです。27,28,29日に行われる合宿で詳しくやりたいと思っています。心の作用については「あなたの生まれた本当の理由」の出版記念講演会での中繁芳久さんのお話に、ヒントが得られるかもしれません。10周年記念ということで盛り沢山な企画をご用意しています。お楽しみに!

2015.5月
 4月16日(木)は天津教室、田中三郎さんの88歳(米寿)のお誕生日でした。細やかながら手作りのお祝い会を開催させていただきました。当日までご本人には知らされておらず、第一部では20名での自力整体。そして三郎さんにハグハグプレゼント!ハグにはオキシトシンといって喜びのホルモンが増幅する働きがあって認知症予防にも効果絶大です。そして第二部では食事をしながら歓談!「こんな幸せな誕生日は生まれて初めて!」とまで言っていただきました。 実は三郎さん、一昨年末に最愛の奥様を亡くされました。焦燥の中、娘さんとご一緒に初めて自力整体に参加してくださったのが昨年3月中旬でした。当時は2本の杖をついての歩行でした。まず畳に座ることが出来ずに椅子を用意していました。当然自力整体でも出来る動きは数少なく…「少しずつでいいですよ」と声掛けをしていました。しかし2か月後の5月末には、矢上先生の講演会でご自身の体験をお話しくださり、その後も積極的にいろんな動きに取り組んでこられました。昨年秋には、バキバキと周囲に音が聞こえるほど背骨が柔軟になり…反りの動きが出来ました。天津教室の生徒さんも三郎さんの意欲に触発されていることでしょう。しかしこの間2度の入院も経験されています。2度とも最初の検査では胆のうに影があって最悪は悪性ではないかとの疑いがありましたが、なんとその後の検査で影がなくなっていました。「自力で流したのでしょう。」と娘さんのコメントをいただきました。自力整体の本を読み、断食の良さを理解しての取り組み。「退院後は食べないと便の出が良い。」と。88歳にしてますますお元気です。
 お祝い会の最期には、三郎さんのパーソナルソング“黒田節”や”見上げてごらん夜の星を”を皆で大合唱!園さんの真心からの演奏のお蔭で、即席の合唱隊が結成され、その後は沢山の歌を歌いました。後日…“あの日は楽しかったぁ~“”あの日から体調がいいです“という声をいただいています。人と人のエネルギーワークって本当に素晴らしいです。まさにチーム結庵(ゆうあん)全員で築いた宝物です。今後もこのチームで沢山の方と交流し、元気をお届けしていきたいと考えています。まずは6月末の合宿です!最終日29日(月)はた~くさんの方と自力をして…最後には、最近考案しまして介護サロンで実践しています”幸せなら手をたたこう“の替え歌を合唱しましょう。
 チーム結庵(ゆうあん)全員の身体と心の健康が私の願いです。そのために今後もサプライズの企画を提案いたします。何卒ご協力の程、宜しくお願い致します。皆で元気!目指しましょう。

2015.4月
 ゆうゆう通信を発行し始めて今月で100号になりました。治療院時代に“べっぴんさんだより”と題して、身体のことについて不定期で発行してきたことを含めると、かれこれ20年ほどの歴史です。
  =悠遊(ゆうゆう)=
ゆったり悠遊(ゆうゆう) ゆっくり悠遊(ゆうゆう)
心も身体も 急がず悠遊(ゆうゆう)
そこからほんとうの自分に出逢えるから
ゆうゆう通信の題字の影にこんな自作の詩を載せています。ヨガ修行時代に作って温めていたもの。当時相田みつをさんの詩に出逢いました。沢山の作品を貪るように読み、出逢った詩がこちら…
  **悠遊**
  空を見上げてごらん ゆったり 悠遊 雲もゆうゆう
鳥も悠遊 ちいさな自分がわかるから      ー相田みつをー
当時求めていたものがこの詩の中にありました。この思いで生きていきたい!と強く思いました。まずはちっぽけな自分の存在と向き合うことからでした。“衆生所遊楽(しゅじょうしょゆうらく)”という仏法の教えがあります。この娑婆世界(現実社会)が即常寂光土。苦悩と無常の現実社会こそ、遊楽の場所と説かれています。この世は夢のよう…達観的な胸中に陥れば苦も楽し!宇宙観からみればこの世は一瞬…笑いながら遊んいるように楽しく暮らして生きたい。現実はイバラのまっただ中にあっても、常に心は軽やかに…そう思わせていただいた詩です。
 この約9年半(教室展開10年目スタート本年8月1日、)ヨガや整体の恩師とは死別し、現在自力整体創始者の矢上裕先生に支持しています。自身の活動としましては中津市生涯学習における“骨盤ゆうゆう体操”も15年ほどの歴史となりました。4月1日より年度が変わり、中津市生涯学習“まなびん館”での活動は月1回に変更になる予定です。そして今年度は三光地区の福祉協議会いきいきサロンからのご要請が増えました。認知症予防として“骨盤ゆうゆう体操”をさらに展開していきたいと思っています。
 また10周年記念企画と致しまして、宇佐市安心院町“家族旅行村交流センター”を借り切って2泊3日の合宿を開催します。
初日6月27日(土)午後から“あなたが生まれた本当の理由”の著者で“こころの暦”講師の中繁芳久さんの出版記念講演会を開催。翌6月28日(日)は朝から自力整体を行い、その後天津教室の園信子さん演奏のヒーリング音楽と呼吸法・瞑想法のセッション。午後からは自分の色探し(カラーセラピー)を天津教室の植山佳子さんご指導の元、いろんな色、手触りの糸で手織りを体験して頂きます。最終日は自力整体三昧というプログラムです。何卒御協力・御参加の程、宜しくお願い申し上げます。
    

2015.3月
「パーソナルソング」…今アメリカでヒットして日本でも上映されているドキュメンタリー映画の題名。まさに「わたしの歌」ですが、この生涯を通しての歌(思い出の曲)」が認知症の症状改善に大きな役割を果たしている実例なのです。脳の刺激に有効なのですが、皆さんのパーソナルソングは何曲ありますか?今回は別紙にて教室の生徒さん全員にアンケートを取らせて頂きたいと思います。思い出深い歌をピックアップしてみましょう。
 1月に厚生労働省が示した推計では、2012年時点で65歳以上の認知症の人は462万人。およそ7人に1人といわれ、団塊の世代が75歳以上になる2025年には、65歳以上の5人に1人にあたる700万前後に増えると予想されています。現在アメリカではすでに500万人を超えており、社会的に認知症への理解や研究が深まっているのが現状です。日本でも今にも増して認知症への関心、さらには予防法として、身体的アプローチができる自力整体などの運動療法への需要が増えてくるのではないでしょうか。

 =認知症の身体特徴=(脳が委縮していくのは年齢ではありません)
1、黒目が動かない(目の奥の筋肉は背骨周りの筋肉と連動)
2、背骨の硬化(太もも、背筋の筋力低下)
3、歩く歩幅が狭くなる(股関節の硬化)
4、呼吸が浅くなる(30秒一息健康長寿)
2月号に認知症予防には脳の脱水状態を防ぐために、太ももの筋力が必要不可欠であり、尚且つ太ももには胃腸の働きとの連結が現われているので食事のコントロールが大切になってきます(整食法)と書かせていただきました。さらに目の奥の筋肉を緩めること(眼球トレーニング)や背骨の柔軟性も大切です。認知症に限らず視力回復、自律神経調整などの全ての症状改善に最も基本になる動きが“骨盤”の柔軟性になります。
 2月の教室では“冷え対策”として足首、足裏にアプローチしてきました。さらに脛の骨の内外をスッキリさせて骨盤の動きを制限している箇所を探していきます。身体の中心(骨盤)からのアプローチを行いながら、末端の歪みの矯正を行っていきます。上半身も骨盤―胸骨の連動をイメージしながら肩関節、首、頭がい骨まで整体していきましょう。上記1~3までは毎回プログラムに組み込まれています。4の呼吸に関しては、昨年夏頃から月に一度行っています“新月呼吸法”でしっかりと身に着けてください。最近2か月では呼吸法―瞑想時間が40分にもなってきました。皆さん呼吸に集中しながら“自分と対面する時間”を楽しまれているようです。カレンダーではピンク枠になっている日ですので、呼吸三昧の至福の時をご一緒致しましょう。

2015.2月
 1月、教室では年末年始の胃の疲れを取るために重点的に脛の骨のケアをしました。胃経の経絡は目の下から乳首、太もも前面、脛の骨の外を通って足の人差し指まで繋がっています。胃経は身体のほぼ前面を支配していて、食べ過ぎやストレスから詰まって弱ります。内臓冷えからも弱ります。暑い時期でも冷たいものばかりを食していると弱ります。目の下がピクピク痙攣してきたら要注意の合図です。ここで“こむら返り“について、昔ながらの伝承療法をお伝えします。(『古くて新しい伝承療法』阿部一理著) ”こむら返り“を起こしたら、オッパイをギュッとつかむといいそうです。足がつる原因はミネラル不足。またふくらはぎが張っているのだけれども、脛の骨周りがパンパン…つまり胃経も詰まっています。そして冷えです。冷えは腎経・膀胱経のつまり。暑いときは汗のかきすぎでミネラル不足が第一に考えられますが、今の時期は”冷え“。女性ならば足がつった側の乳房をわしづかみにします。男性ならば同じ側の睾丸を!ぜひお確かめください。いずれにしても寒い時期は特に下半身の流れを良くしておきたいですね。
 さらに毎回、認知症予防策として眼の奥の筋肉を刺激するための眼球トレーニング、背骨の柔軟性を取り入れたプログラムが入っています。脳の委縮予防ですので、皆さんに適応します。そこで認知症と腸(胃腸)そして太ももの筋肉についての関係性をお伝えします。認知症には大きく分けて二つあります。一つ目は脳の自然な老化で穏やかに思考力や記憶力が低下するケース。二つ目が腸内に便やガスが溜まり、それが脳を刺激し自分を見失って問題行動を起こしてしまう・・・人格が急変したりするのはこちら。腸が原因の認知症のケースです。このケースはご家族が大変な思いをします。
 ヨガの修行に通っている時に、太ももの右は消化、左は吸収と学んだことがあります。今月は、太もものチェックを重点に進めていきます。まずは太ももを叩いてその時点での筋肉の痛さを感じてもらい、次におなかをマッサージして腸をゆるめてから太ももを叩いて、痛みの変化と共に太ももと腸はつながっていることを体感していただきたいと思います。さらに太ももが痩せてくると腸の吸収力が衰え、脳も同じように委縮します。太ももには身体で最大の筋肉があります。その筋肉細胞にはたくさんの身体に必要な水分が蓄積されていて脱水を防いでくれます。太ももが痩せると身体が脱水し、脳も脱水して認知症が進むということです。太ももで認知症になるかどうかが判断できる。それだけ太ももの肉付きは大事だということです。自力整体での四つん這いは、単なる筋力づくりと考えるよりはるかに重要な、脳の状態を推し測れるバロメーターなのです。毎朝起きる前に行う左右差の矯正法と合わせてお腹・太ももケアも行ってみましょう。

2015.1月

あけましておめでとうございます
 昨年は大変にお世話になりました。本年8月からは自力整体教室として10年目に入ります。昨年あたりから以前の治療院やヨガの流れ、そして“こころの暦”などからの学びを融合させて、その道のプロの方々とご一緒に何か出来ないかと模索してきました。その集大成としまして6月頃に、それぞれ個々人が持って生まれたエネルギーを色や音で表現していただき、さらに自力整体を含めた身体調整法とのコラボレーションを企画しています。具体的な内容はこれからになりますが、大自然のエネルギーとの“心地のよい調和“をテーマに思索していく予定です。
 新月呼吸法も5か月を終了しました。お一人ずつにお渡ししましたチャクラシートに「行うごとに人はなり、望むごとくに運命は形づくられる」と、あるヨギの言葉を載せてあります。まさに回を重ねる毎に参加されている方々の集中具合が深くなっていることを実感しています。当たり前のように過ごしている日常、その中で当たり前のように繰り返されている“呼吸”。その呼吸にわずかな時間、集中してみる。とても贅沢で貴重なひと時だと感じています。12月はちょうどクリスマスの週でもあったことから、時間前に“夢ツリー”を作成していただきました。そんな中「普段は家族の世話をすることで精いっぱいで、自分の夢とか目標とか考えたことがなかったんですが、いいですね。この時間・・・来年の私どうなってるのか楽しみです。」というコメントをいただきました。ほんの僅かな時間立ち止まる時間って必要ですね。12月は他にも参加者の少なかった教室では、急遽個人レッスンに変更した日もありました。お一人お一人の身体からの声に一緒に耳を傾けて、日常的に行える動きをお伝えしました。今年もこのような時間もあるでしょう。天津教室の田中三郎さんの表現をお借りすると、毎回参加するからこその“お得DAY”だそうです。
 最後に12月の呼吸法で読ませていただきましたドリーン・バーチューの言葉を送らせていただきます。
『あなたは光 それは光と愛、そして知性の集合体です。この3つの要素は、純粋なエネルギーの本質でもあります。つまり、あなたという存在はエネルギー体なのです。―省略― エネルギーに満ちあふれ、直感が研ぎ澄まされ、創造力に富む。それがあなたの本来の姿です。新しいものを身につける必要はまったくありません。あなたはすでに、すべてを体内に宿しているからです。彫刻を創るには、いらない部位を削り落とさなければなりません。それとまったく同じように、恐れや心配を削り落とし、持って生まれた資質に磨きをかけるよう努力すればいいのです。』
 今年も一年、皆様とともに笑い溢れる素敵な一年を過ごしていき

2014.12月
 今年も残すところ1か月となりました。思い返せば今年は教室内で沢山のイベントを行ってきました。新年会でマクロビのお弁当を一緒にいただいたことに始まり、飾り寿司を作ろう会、花見、5月の矢上先生講演会、心のお勉強会、秋セミナー、そして先月は酵素づくり!でした。心と身体にいいと思う事…盛りだくさんで行ってきました。それぞれに参加した皆様にご協力をいただきまして大盛況のもと終了!自力整体の教室という枠を超えて、心と身体が求める“ありのまま”の自分を取り戻すきっかけとなったのではないでしょうか? 
 さて来年はどんな年になるのでしょうか?楽しみです。この通信も今月で丸8年になりました。整体院の月一教室から自力整体教室となって9年目を走っています。8月1日からは10年目がスタートします。ある呼吸法の本を読んでいると、「来年の今日何をしているか?どんな自分でいるのか、いたいのか?イメージして行ってみましょう」とありました。是非今月の新月呼吸法では、色のイメージと一緒に来年の自分をイメージしてみましょう。漠然とでもいいので、“こんな風になっていたい”と念じてみましょう。そこで今年も2015年用曼荼羅マップ、夢ツリーをお配りしたいと思います。私は去年作成したものを振り返ってみて、確実に願った道を歩けていることが再確認できました。と共にその当時思いもよらなかったことが目の前にあります。大きな枝が一本増えました。曼荼羅マップは昨年5月の合宿で、夢ツリーは今年の新年会でご紹介させていただきました。興味のある方は是非マイマップを作ってみましょう。
 酵素づくりを行う中で、常在菌について改めて学びがありました。自力整体では身体を石鹸などで洗ってしまうと自身の常在菌が死滅し、自然治癒力を下げてしまうと言います。酵素づくりでは秋の野草・木の実など50種類ほどの材料を刻んで混ぜ込みました。その際手についている常在菌が大切な役割を果たし、独特な味に仕上げてくれるというのです。酵素に限らず味噌や漬物、梅干しなど手塩にかける作業には常在菌の役割がポイントのようです。また冬至や夏至を重視しています。秋は実、春は芽吹きのものを入れます。そして冬至以降は実事態のエネルギーが変化するので使えなくなるそうです。自然界の摂理は神秘です。
 冬至といえば、一年の中で骨盤が全閉する時です。脳がクリアになっているので、集中力が増します。文章を書いたり、何か新しい事を始めるのに適しているといわれます。何かスタートしようかと躊躇されている方は“今でしょ!”教室内でも筋力アップのプログラムに移行し始めます。私たちの身体になくてはならない水分の補給場所は筋肉です。認知症の研究においても脳の水分不足と言われています。眼球トレーニングと背骨の柔軟性を目的とした動きも入ってきました。冬至から春の彼岸まで自然界の植物と同様に、この時期に為せることをしっかりと行っていきましょう。

2014.11月
10月26日(日)自力整体の福岡研修に参加してきました。講義内容は「認知症にならない・させない7つの習慣」矢上先生の新刊のテーマだそうです。実技は腰痛解消のための自力整体!目の疲れを解消して、肋骨を引き上げること、足首の歪みを取るという二方向からの改善を補助整体で学びました。早速29,30日にセミナーを開催。両日で11名の方が参加くださりお伝えしたところ、終了後に「腰が軽くなった」「正座が楽になった」「「めまいが取れた」「左首後ろの痛みと目の奥の痛みが取れた」とコメントがあり、喜びの中解散しました。
 認知症については、自力整体の側からみた脳と身体と心の状態を学びました。参考文献「察しない男、説明しない女」(五百田達成著)を題材に、男女の脳の仕組みからおきるコミュニケーション力の違いを学び、傾聴療法を取り入れて実施しました。教育、医療関係ではいち早く取り入れられている療法のようです。この傾聴療法は特に不眠症の方に効果が大きいそうです。ことばにして話している内に感情の整理が出来ることが最大のポイントです。この本の副題に「男に通じる話し方 女に伝わる話し方」とあります。聴く側のポイントとしては 会話の中に“さしすせそ”を盛り込むことです。さ…さすが し…信じられない、知らなかった す…すごい、素晴らしい すてき せ…センスいい そ…そうなんだ、それから、そりゃたいへんだ。私自身は、せ…センスいい!なんて言葉が出てこないなぁ~と感じていたところ、二人組の相手が、手作り作家さん達の作品を展示するお店を開いているということで、毎日“センスいい!”を連発しているとお話してくださいました。環境などによって自身から出る言葉にも違いがあることに気付かされました。男女の脳のしくみを理解して、パートナーや知人・友人たちと共々に認知症を回避したいものです。 
 身体の方からのアプローチは、背骨の柔軟性です。反ったり丸めたり捻じったりと今後もプログラムの中に沢山取り入れていきたいと思います。脳の委縮を防ぐために、背筋力を保つこと。そのためには四つん這いで腕の力を充実させておくことです。腹筋は持ち上げる力、背筋は押す力です。背筋力が保てていれば、脳の委縮は防ぐことが出来ます。そのために背骨にアプローチをしていきます。もちろん骨盤力…骨盤の反り丸めが大事になります。背骨―骨盤と合わせて、少しずつ可動域が広がるようになりたいものです。
 先月から本格的に新月呼吸法を行っています。早速デドックス効果の報告がぞくぞくと届いています。ほとんどの内容は滞留便が出た!ということでした。新月に合わせて身体の余分なものが出ていく快感を味わっていただきたいと思います。今月は22日の週に行います。是非ご参加ください。来年の大分研修が決定しました。10月25日(土)です。一人でも多くの方の症状が改善され、喜びの輪の中で開催したいと思います。

2014.10月
 9月4日の矢上先生の指導日誌(HP上)に次のようなコメントがありました。「前半の動きは大体いつもと同じ流れだ。それに慣れているので、生徒は私の誘導の前にすでに次の動きに入っている。これではダメだ。私が息を吸って溜めて、吐きながら筋肉を伸ばしているのに、私が息を吸ってと言った時には、もう次の動きが完成しているのである。『慣れてくると自力整体が効かなくなるのは、わかっている動作だからといって、呼吸を考えずにただ筋を伸ばすだけで行うからです。』と伝えた。」と、ありました。私もそう感じている内容でした。
 そこで日曜日セミナー(新月呼吸法&瞑想法)の内容を新月(黄色)の週に各教室で行うことにしました。私たちの身体は新月に向かって骨盤が閉まり老廃物を排泄する力が高まります。28日周期で身体はバランスを整えます。合宿やセミナーに参加してコツをつかんだ方々は、どんどん呼吸が深くなってきていると感じています。大切なことなので、今後は教室でもお伝えしていきたいと思います。
 9月の心の暦では“感情のクリアニング”を学びました。自身の感情…特にマイナスの思い(怒り・不満・悲しみ・不安)は大抵2つの方法で処理されています。1つ目は仲のいい人にしゃべる。2つ目は我慢する。この二つの方法ではなく第三の方法として“俯瞰的にみる”“感情を味わう”“感情を噛み砕いてみる”という方法を学習しました。例えば“怒り”の感情ですが、今…筋肉が硬直してきたぞ~。あっ産毛が逆立ってきたぁ~。おぉ~口から怒りの塊が飛び出そうだ…血が頭に上って湯気が吹いているぞぉ~…っという具合に実況中継をしてみるそうです。3回ほど行っているとその感情が消えていくそうです。とにかく1、2の方法はその場しのぎの対処にはなっても、その感情は私たちの心の底に蓄積されていきます。自力整体では筋肉の脱力、最終的には脳の脱力を目標にしていますが、ここで一番緩まないのが骨の近くにある中心の筋肉なのです。アウターの筋肉はマッサージやストレッチで緩めることができます。しかしこの中心の筋肉こそが心の緊張なのです。マイナスの感情の蓄積が中心の筋肉を硬くしている原因です。私の教室では途中で、口を大きく開けての“脱力の呼吸”とか、手の指を反らしながら“お腹の底から強く息を吐き出しましょう。その息とともにマイナスの思いも一旦手放しましょう。”と誘導しています。。まさに呼吸によって中心の筋肉を緩めているのです。
 そこで10月開催される福岡研修を受けて、最新の自力整体をお伝えすべく恒例の秋セミナーを開催します。“自力の真髄“を一緒に学びましょう。
 また日曜日セミナーに参加下さっていた方々を中心に月一自力会が発足しました。こちらは男性陣(ご主人達)がチームを作ってくださっています。“亀の甲羅プロジェクト”に始まった昨年末からの多くの方との繋がりが、ここに来てさらにワクワクする展開になりました。感謝!

2014.9月
 記録的な冷夏だったこの夏、各地での災害も多く見受けられました。日照時間が例年の半分程度…農作物や環境等あらゆる方面への影響は今後さらに出てくることでしょう。環境と私たちの身体とは切っても切り離せない関係です。このような時こそ自分でケア出来る術を持っていることは有り難いことです。教室でも例年であれば、暑さの影響から疲労が考えられる心臓、腎臓へのアプローチ及び秋口から疲れが出て、冬中空咳などが出てしまう肺へのアプローチを行ってきましたが、今年は何よりも優先して代謝を促す流れを多く取り入れています。外気の湿度が高くて老廃物を排泄する力を必要以上に発揮したい状態です。暫くそのようなプログラムに徹していこうと考えています。
 8月31日(日)に開催しました下半期セミナーはご夫婦3組を含めて7名の方が参加くださいました。ご主人の腰痛、肩痛などの症状の改善法として自宅で出来る補助整体を取り入れながら、“ご夫婦互いに元気で長生き”を目標にご主人の方から「月一回なら…参加しよう!」と前向きな声が上がっていました。教室に通っている奥様を毎回快く送り出してくださり、教室参加当初は不調だった彼女たちが元気になっていく姿を一番傍で見守ってくれているご主人に感謝!デス。そのご主人にも健康になっていただきたい・・・今後の展開としまして、そのようなご家族のためにオープン教室の開催などを企画していきたいと考えています。

 今日一日、親切にしようと想う
 今日一日、明るく朗らかにしようと想う
 今日一日、謙虚にしようと想う
 今日一日、素直になろうと想う
 今日一日、感謝しようと想う
 
 上記は故中川昌蔵さんという方が残された言葉です。スピリチュアルな世界ではかなり有名な方です。この言葉…即実行しようとしてはいけないそうです。「…ねばならない。…しなければ。」という左脳系の思いがあると、どこかに義務的だったり恩着せがましかったりして、相手にとっては場合によっては“おせっかい”な結果が生じるそうです。私はこの言葉に出会って半年程前からパソコンの前の壁に貼り“ただ眺めている!こと“を行っています。右脳系に刻まれるのに半年以上かかるそうです。そうすると潜在意識に刻まれているので”想う“前に行動するようになって、自分も周りの人たちもハッピーになれるそうです。先日皆様お一人お一人のエネルギーに向かって自力整体の誘導をしていたところ、ある生徒さんの長年つまっている箇所の浄化が出来たという出来事がありました。自力整体がただの体操教室ではなく、エネルギーワーク―であることを体感させていただきました。是非“この言葉“を想ってみてください。皆さんの周りや教室のエネルギーがさらにアップされる気がしてワクワクします。

2014.8月

7月27日(日)下半期のセミナーが開催されました。遠くは別府から初参加という方もいました。定員8名のうちご夫婦参加が2組もありました。その内の一組に後日お話を聞くと、翌日から空腹時が良いからと毎朝11時からと決めて二人で補助整体を行っているようです。長年自力整体に通って元気になられた奥さんがご主人の健康のアシストをしている姿は理想です。“次回は私も主人を連れてこよう”なんて連鎖の声も上がっていました。また長年腰痛に悩み続けてきた87歳の三郎さんが、ブロック注射を打たなくてよくなった経過をお話くださり、三郎さんの実体験に皆さん耳を傾けていました。その三郎さん“わしは呼吸が浅いから呼吸法をやったほうがよかろう”と今回はお一人で参加くださいました。「深い呼吸は10回しか出来んかった!後は浅くなって…」と自分なりの腹式呼吸をマスターしようと取り組み始めました。毎回頭が下がる思いで誘導させていただいています。興味のある方は是非ご参加お待ちしています。
 わたしと小鳥とすずと
  わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。

山口県長門市が生んだ金子みすゞの詩です。今回“こころの暦”の参考資料として取り上げられました。オーケストラの中で、それぞれの楽器が奏でる豊かな音!必要以上にピーンと張りつめた弦の奏でる痛いような音ではなく、聴く人に心地よさを与えられる音…プロは皆そこを目指すのでしょう。私たちも自力整体をやりながら、自分の身体(心)に関しては他の誰よりも知っていただきたい!自分の身体(心)のプロになってほしいのです。長年皆さんの前で自力整体を誘導させていただいていると、“あともう少しだなぁ~”と感じる方に出会います。整食法も実践している…だけど。私の誘導なのか、もっと補助整体を取り入れた方がいいのか?プログラムも試行錯誤の中で実践。そしてまた課題を頂く…その連続です。

先月から開催しています“こころの暦”セミナーでは、長年付き合ってきた心のほうの硬さが優先して緩むのでしょう、セミナー参加者の中には、継続的に身体が緩み心も身体も解き放たれた状態の方がいらっしゃいます。長年の持病があったり、重度の猫背だった方が…あれれぇ~?というくらいに変化をしている!柔らかくなっている!表情が豊かになっている!「こころの緩み加減が半端じゃない!」そう感じるのです。今後不定期ですが、継続して勉強会を行っていきたいと思ってます。是非一度はお試しコースへ参加してみてください。「みんな違ってみんないい」“私の役割“”他の人の役割“に気付くと世の中が輝いて見えてくるでしょう。

2014.7月
 6月30日(月) 14名参加のもと、“こころの暦―謎解き講座―”を講師の中繁芳久先生をお迎えして開催しました。私自身、自分の持って生まれた役割を縦糸と横糸が織りなすエネルギーを、今世という舞台で“どのように生きていくのか”という指標を身に着けることが出来たような気がしています。「この教室を含めて御縁するお一人お一人の奏でる音色が、素晴らしい楽曲となってオーケストラのように、共鳴し合えるといいなぁ~」と感じました。昨年末より「亀のこうら企画」と題して飾り寿司、夜桜会、自力整体講演会、こころの暦と行ってきました。それぞれの会で参加者同士が親しく結ばれていく感じがして嬉しく感じています。「こころの暦」次回予定は、お試し講座Ⅰを、7月29日(火)10:00~13:00 本科コースⅠを 13:30~16:30の日程で行います。随時お申込みください。
そして自力整体教室としましては、下半期は原点に立ち返りまして、毎月1回セミナーを開催していきます。最近教室の始まりには“伝えたいこと“に時間を費やすことが増えてきました。皆様の中には、もう少し踏み込んだ内容を聞きたい方もおられると思います。私自身ももう少し個人的にお伝えしたいことがあったり、新規の会員さんへのアドバイスの不十分なことにジレンマを感じています。
 そこで今回のセミナーでは大きく二つのことを身に着けていただきます。呼吸法(瞑想法)と補助整体法です。各回定員8名という少人数で行います。その方に合った方法を伝えることが出来ます。
一つ目の呼吸法ですが、呼吸法と一口で言っても沢山あります。現在教室で行っている脳の脱力を目的とした呼吸法もその内の一つです。季節やその方の環境に合った呼吸法をマスターしていただき、最終的には瞑想が出来るようになることを一つの目標としたいと思います。どんな環境下にあっても心静かに自分に集中する方法を身に着けていただきます。今回の「こころの暦」の講義の内容から、新月瞑想が現代人には最適だということを学びました。新月を組み込みながら日程を組み立ててみたいと考えています。まずは今月27日(日)10:00~12:00に行います。参加ご希望の方は、お申込みください。
 二つ目には補助整体法です。何度もやってみて家族の方々へ施せる技術を身につけていただきたいと思います。この二つをマスターすることで、通常の自力整体の内容が数段アップしてくると思います。
 御家族、お友達をお誘いのうえ、是非一度は参加してみてください。自分の身体と心に真正面から向き合う楽しさを実感していただけるでしょう。
 これから水分補給が大切な季節になってきます。教室参加の際は、水分補給のための飲み物をご持参ください。

2014.6月

 約半年間教室の生徒さんと共に作り上げてきた、研修会&講演会が5月24,25日無事に終了致しました。研修会後の日田の川開き花火大会も天候に恵まれた中、感動の一時でした。翌日の講演会、懇親会でも自力整体の素晴らしさをお互いに確認し合うことが出来たのではないでしょうか?総勢60名程の方々が自力整体に触れてくださいました。ご協力くださった皆様に感謝申し上げます。

 24日の研修会では、矢上先生の治療家時代の治療法を伝授頂きました。我が家でも早速毎朝、腰椎の矯正を行ってから一日がスタートしています。参加出来なかった方のために、教室でお伝えしていますが、時間内で伝えられない部分も沢山あります。この分野は別に補助整体セミナーを開催し、集中して身に着けていただきたいと考えています。
 気を付けて頂きたいことは一点、手技は決して安易なことではありません。私自身も治療家としての時代を経て、現在自力整体を皆様にお伝えしておりますが、治療家時代の恩師は、「心して!気を入れて!」と常に語っていました。相手を良くしてあげたい思いが一心に集まっての手法ですので、安易に行うことは避けてください。特におしゃべりの合間とか、満腹の状態で行うことは危険ですので、くれぐれもご注意ください。ご自身の手法に疑問のある方は教室内で是非ご質問ください。
 25日の矢上先生の講演会では、寝たきりでも出来る!自力整体をご紹介いただきました。目の運動、舌の運動で身体が柔らかくなることを体感しました。また質疑応答では左右の身体のバランスのとり方、肩の痛みの矯正法など丁寧にお答えいただき、参加した皆さんは日常生活に取り入れられる手法を学べたと感じています。
 今回“自力整体”の知名度を上げようと地元FMに出演させていただいたり、私自身も初体験がありました。今後は7月にダイハツアリーナで行われる小学生を対象にしたイベント「職人フェスタ」で自力整体調整法を伝えていきます。87歳の田中三郎さんは自力整体に出会えて「30年早く出会いたかった」と語っています。私自身の若い頃からの身体の不調を考えると、早い時期に身体調整法を身に着けておくことの大切さを実感しています。どれだけ伝えられるかは未知数ですが、全力で取り組んでいきたいと思っています。
 また今月は中繁芳久さんを招いて「こころの暦 謎解き講座」を開催します。御仕度講座ということでお試しの体験講座2回分を一日で受講します。これまでにも衣服や音楽をご紹介してきましたが、今回は「ちょっと生き方に行き詰まっているかも?」そんな方に朗報です!教室の枠を超えて興味ありそうなお友達や進路に悩んでいるお子さん、お孫さん等お誘いの上、御参加ください。

2014.5月
 4月12日(土)新しいメンバーを含めて12人参加の中で、山国教室が開講しました。なんと田中三郎さんが自ら車を運転して駆けつけてくださいました。三郎さんの存在は他の生徒さんたちに大きな勇気を与えてくださっています。月末には下宮永の木曜日教室にも参加くださり、6回目にして四つん這いから腕の内側を反対側の膝で踏む動きが出来るようになりました。現在太もも前面刺激(胃経)にチャレンジ中です!どの教室でも皆さん三郎さんのお元気な姿に感動していました。
 さて今月24、25日は毎年恒例・・・今年で7回目となる矢上先生の研修&講演会です。4月には数名の生徒さんと共に講演会のチラシを置いて頂けるお店や企業を回らせていただきました。ご自身の体験を一生懸命に話してくださる姿、お一人お一人が発する自力整体に対する思いを目の当たりにして、私自身感慨深い思いで同行させていただきました。地域で困っている方のお役に立つために、もっと私自身が発信していこう・・・そう感じました。そんな中、御縁をいただき5月11日(日)19:00からと5月18日(日)10:30からと2回、地元中津FMに出演させていただきます。どこまで話せるかわかりませんが、自力整体の素晴らしさを電波を通して表現させていただきたいと思います。
 今年1月新年会、2月飾り寿司、3月夜桜会と皆様と親睦を深めてきました。半額体験チケットの流れなどで、嬉しいことに新入会のメンバーも続出しています。私自身「自力整体ってすごいんだなぁ~、この教室のエネルギーってすごいんだなぁ~・・・」そんな思いでここまで走ってきました。講演会は皆さんと共に喜びの中で終わらせたという思いで一杯です。
 そこで今月の亀のこうら企画をリハーサルとしました。22日(木)教室終了後、講演会当日の担当などの打ち合わせをしたいと思います。テーマ「繋がろう自力の人!拡めよう自力の輪」を炭鉱節で表現したいと思います。この日は日本民謡協会の秀如志(ひでよし)会の方々が参加くださり、生演奏の中で踊りのご指導もしていただきます。みんなで大きな輪になりましょう。喜びの輪を作りましょう。是非ご参加ください。
 講演会当日都合で参加出来ない方々からも“自力整体に出会って“と題してコメントをいただいています。当日は司会の方に代読していただくようになっています。当日参加がご無理な方、是非リハーサルの方にご参加ください。結庵(ゆうあん)で繋がったお一人お一人が、今後も健康でその人らしい人生を過ごしていただけるよう、講演会が終わっても、亀のこうら企画は続きます。次の流れも現在打ち合わせの段階に入っていますので楽しみにしていてください。

2014.4月
 3月31日蓬莱館での夜桜会には、21名の方々がご参加くださいました。お天気もよく満開の桜を目出ながらの楽しい歓談のひと時でした。3月中旬から天津教室に参加くださるようになった田中三郎さんも参加。昭和2年生まれの今月で87歳を迎える方です。自己紹介ではご自身の生きてきた経歴を、会場に笑いをもたらすような流暢なお話っぷりでご披露くださり、一気に皆を虜にしました。
 三郎さんが初めて教室へこられた日には、まず座布団を2枚敷かないと下に座れず、合せきをして親指を持つという動作が出来なかったのですが、2回目には、その2つともをクリアしていて他の生徒さんから驚きの声が上がったほどです。こちらが無理かなぁ~と思うことも周りを見て、ゆっくりと自分なりに行っています。後半の太もも前面刺激は、仰向けにはならずに、その場で膝の内倒しを・・・「太ももが切れそう~」と悲鳴をあげていました。リハビリの日を変更して意欲満々です。これからどんどん出来ることが増えていくことでしょう。楽しみです!「この2週間でおじいちゃんの身長が伸びて、杖を持つのを忘れてるの」と娘さんから喜びの報告がありました。他の生徒さんからも「背筋が伸びたね」「腰が伸びたよ」と。この2回の自力整体での三郎さんの変化に私自身も驚いています。80代からでも自力、これからも企画していきたいと考えています。心も身体もしっかりと“快調“を維持してて楽しく愉快な人生を過ごしてしょいきまう。整体は有効なのだと実証していただきました。田中さん親子に接していて、御家族の愛情と本人のやる気…両方が大事なのだと実感しています。そして外に出て人に交わること。御家で一人で行うより皆と一緒に自力整体をするということが、元気の基なのだと感じました。
 さて新教室開講のお知らせです。院内教室に続いて、山国教室が開講します。3月の会報誌でご紹介させていただきました滝川洋子さんと以前日田教室を主宰してくれていました矢羽田真紀さんのタッグにより実現することとなりました。第一回目は4月12日(土)14:00からです。温かくなってきましたので他の教室にも是非ご参加ください。たくさんの方と交流してエンパワーしていきましょう。
 2月の飾り寿司の先生、樋口由美子さんは今年度山国町の女性学級の講師として飾り寿司を地元の皆様にご紹介することが決定しました。趣味や特技が仕事に繋がっていくことは、素敵なことだと感じています。私も自分の体験を通して一人でも多くの方の健康に携わっていきたいとの思いが実現しています。これからも皆様のお力をお借りしながら進んでいきたいと思っています。
 今年スタートから“繋がろう自力の人、拡げよう自力の輪”をテーマに交流しています。皆さんの夢の実現のために教室がお役立てますように。

2014.2月
 2月、水曜日教室の樋口由美子さんが講師となってくださり、亀のこうら企画第2弾“一緒に飾り寿司をつくりましょう”を開催しました。(詳細はHPを)14名の方と一緒に楽しく作って試食!帰宅後も持ち帰った飾り寿司を家族に振る舞ったりして楽しい一日でした。さてびっくりしたのが翌日!なんと出るわ~!出るわ~!排便に4回もいってしまいました。高エネルギー・高体温・高排泄が基本の自力整体!仲間と楽しい時を過ごす事って“すごい!”とその後の教室で語ると「そういえば…私も」と参加したメンバーから同じような体験談を聞きました。気の合う仲間との食事は身体にとっても良い反応を起こすようです。3月の企画は夜桜会です!中津城前の老舗“蓬莱館“の座敷を借り切って楽しく食事をしながら幻想的な夜の桜を目出度いと思っています。
 昨年末に今年の合宿の流れを皆さんにお伝えさせていただきました。どのような方向が生徒の皆さんにとって良いだろうか?日々思いを巡らす中で、様々なアイデアが浮かんできます。「夜の食事を日田で!」と思いついたのはいいのですが、御存じの方も多い日田の川開きの花火。宿の予約は1年前から満室だそうです。毎年主要道路は渋滞で車も止められないほど。そんな中、今年度からお世話になっている山国町の社会教育指導員の滝川さんの尽力で“亀山亭”を予約することができました。送迎のバス、マイカーの駐車場の確保までしてくださいました。本当に心から感謝申し上げます。こんなにスムーズに事が運ばれるなんて、エネルギーが回っている!そう感じる瞬間でした。他にもそう感じることが多くなっています。今年で7回目となります矢上先生の合宿または講演会。その都度教室のエネルギーがあがってきました。今回は開催前からそう感じています。大分の中津という地方にスポットを充ててくださる矢上先生に感謝!そして私の思いつきのような企画に賛同くださる生徒の皆様に感謝申し上げます。
 春到来!ふきのとう、菜の花、セリなど旬の野のものをいただきました。身体もまさに芽吹きの時です!左の骨盤がじわじわと開き始めています。左の骨盤、肩甲骨、頭がい骨がスムーズに開ける身体にして、この時期の不調を乗り越えていきましょう。私自身、昨年初めて花粉症を体験しました。夜も眠れないほど苦しかった!そんな花粉症やアトピー性皮膚炎の方に朗報!これらの症状は塩不足とカルシウム欠だそうです。(赤峰勝人著『ニンジンから宇宙へ』より)塩は自然の塩を!梅干し・味噌をしっかりとって。症状のひどいときは、海水の濃度くらいの塩水をコップ一杯飲んでみましょう。カルシウムはスギナ!光合成によって作り出されたカルシウムは体内で吸収されやすいそうです。昨年作っておいたスギナ粉を飲んで予防しています。塩(Na)の対極は砂糖(カリウム)です。白砂糖で作られたものを避けるように心がけてみましょう。

2014.2月
 今年がスタートして早1か月が過ぎました。ここ院内町では最低気温が-3,4℃の日が続いていましたが、ここ数日小春日和。異常気象のようです!「このままだといいなぁ~」と話す女性の傍らで、重鎮の女性が「このままだと、また夏に水害に見舞われる。」と。確かに自然の猛威を知った一昨年の教訓は大切です。
 春はそこまで訪れています。御家の前の梅の木の蕾はここ数日でぐんぐん大きくなっています。自然の恵み、循環を日々肌で感じている今日この頃です。身体も同じ!なんです。今の時期の手当てが半年先の夏の体を作り出します。昨年夏に疲れた胸椎5番・肺の手当てをしながら…冬場にじっくりと筋肉を育てていきましょう。
 1月の新年会には15名の方が参加くださいました。年頭ですので、一人一人今年の抱負を語っていただくはずが…いつしか自力整体のお蔭で元気になったと…体験発表会に!入会間もない生徒さんにとっては不安の中での教室通いですので、先輩方の生の語りはとても励みになったのではと感じています。2月は飾り寿司を一緒に作って…語りましょう(*^_^*)
さて私事ですが、この地を終の棲家と決めて3年が過ぎました。嬉しいことに1月末に地元の集会所で記念すべき第一回自力整体教室を開講しました。新しい教室開講は4年ぶりです。生徒さんは一人。久しぶりのマンツーマンの指導でした。ゆっくりお話を聞きながら、その方にあった的確なアドバイスを瞬時に頭の中を巡らす作業に心地よさを感じていました。
 この地で少しずつ自力の輪が広まっていくことを願いながら、今後不定期(2月3、25日)でも続けていきたいと思います。近くに知り合いのいる方は是非ご紹介ください。従来の教室の皆様もご都合が合えば院内教室にもご参加してください。さらに地元の特徴を生かして温泉に入っての自力整体など企画していきたいと考えています。
 昨年11月にスタートした中津市の「まなびん館」での講座も6回が終了しました。スタート時、何も知らない方20名程を前に誘導するエネルギーは大変でしたが、一人一人が変化したことを報告してくださる今では、改めて自力整体の素晴らしさを感じながら「よかったですね」と心の底から言葉を発している自分がいます。その瞬間が嬉しい!そう思っている最中、来年度の依頼がありました。今回と同じく短期講座(10回)です。興味のある方はこちらにもどうぞ!自力整体の基礎の基礎が学べます。私自身も勉強のし直しです。
その「まなびん館」で。3月2日(日)に発表会が開催されます。たくさんの講座が集合しての発表会です。自力整体も公開講座を開催しますので、お時間のある方はご家族、ご友人と一緒に参加してください。

2014.1月
 2014年がスタートしました。皆様、年末年始さまざまにお過ごしのことと存じます。食べ過ぎ、飲み過ぎによる内臓の疲れ、また大勢の人のエネルギーに気疲れしている方もいるでしょう。全ての状態をいち早く回復したいものです。
日本では古くから1月7日は「七草がゆ」が慣習になっています。疲れた胃を回復させるために考えられた古来の知恵です。
教室では1月16日(木)の教室終了後そのまま新年会と題して食事会を開催したいと思っています。マクロビオティックのお弁当をいただきながら、身体のエネルギーを整えていきたいと思っています。
マクロビオティックはハリウッド女優の間で流行った日本食ブームの根底にある基本食です。
「料理は、幸福(健康で自由な生活)を確立するためのものです。目や舌に心地よいだけで、生命を養うはずの料理が、あべこべに生命を損ない、病気のもとになるようではいけません。―中略―
身土不二(しんどふに)の『身』とは私たちの『心身』、『土』とは私たちを取り巻く『環境』を意味しています。『不二』とは不可分である、という意味です。―中略― 生命は環境の産物です。あらゆる生命は、その土地で、その季節にできるものに養われています。自分が住んでいる土地になるべく近い環境でとれたものを、旬の季節に食べるようにすれば、それだけで体が環境に順応し、健康になっていくと考えているのです。」(桜沢りまのマクロビオティックの基本食より)
昨年より縁あって豊後大野市を拠点に全国展開されている赤峰勝人先生主催の「なずなの会」で学びはじめました。『循環農法』(すべてのものは回っている)で化学肥料を使わずに作物を育てていくという農法で、身体にとって安全な食材を育て、食していくことが心身共に健康な人たちを育て、環境も整えていくというコンセプトです。
自力整体で心身共に健全な身体を作りながら、『食』の大切さについて一から学んでいきたいと思っています。
今年の矢上先生講演会スケジュールは5月24,25日と決定いたしました。昨年末に別紙でお知らせしましたように、力ある一人一人のお力をお借りして、全員参加型の講演会を企画していきます。何卒ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
では今年も一年 素敵な年になりますように。

2013.12月
 今年も残り1か月となりました。教室では11月から引き続き、プログラムの前半にお腹を柔らかくし呼吸を深くすることを中心に行っていきたいと思います。
 夏の疲れが取れずに目まい、風邪の症状を訴える方が続いています。それに加えて寒さからの腰痛、頭痛の症状も出てきています。この時期身体の深部を冷やさないよう心がけてください。首、手首、足首、そしてお腹です。身体を冷やさないことを実践していただきたいとお伝えしたところ、翌週洋服をめくって腹巻をみせてくださった2,3人の生徒さんがいました。1人の方が「腹巻をしはじめたら食欲が落ち着きました。」と話していました。身体が冷えていると食欲が止まらなくなります。心当たりのある方は身体を温めてみてください。また「今日はお休みしようかなと思って来たところお腹マッサージで目の奥が軽くなり身体も軽くなりました。来てよかった。」と終了後報告くださった方もいます。お伝えしたことを即実践してくださったり、その場での変化を率直に喜んでいただける素直な心に感銘しています。
 ここで補助整体について気を付けていただきたいことをお伝えします。それは《我慢しすぎないこと、頑張りすぎないこと》です。お腹を柔らかくするために、二人組でお腹に乗ってもらいます。施術を受ける側は気分が悪くなったり、痛い場合は圧を弱くしてもらうように伝えてください。また施術する側は相手の顔色を見ながら圧のかけ方を加減していきましょう。一人で行う自力整体では行き届かない深部へのマッサージが可能です。特に盲腸等の手術の後はその箇所が冷たかったり、硬結(こうけつ)といわれる塊があります。それらがよくほぐれ温かくなってきます。相手がいることですのでコミュニケーションが大切になります。お互いのエネルギーが良い方向へ動き出し、その場のエネルギーもアップしてきます。
 また腹部のエネルギーを充実させるために、複式呼吸を行っています。お腹が冷えて硬くなっていると上下のエネルギー交流が上手く出来なくなります。上半身では動悸、目まい、吐き気などの症状がおこり、下半身ではむくみの症状となります。

また呼吸はその人自身の心身の状態を表しています。ヨガに『呼吸を制する者精神を制する』という言葉があります。呼吸が浅くなると些細なことに反応して興奮しすぎてしまったり、注意力が散漫になります。無駄なおしゃべりも多くなります。日常でも吐く息を長くして、ゆっくりと話す練習をしてみましょう。

2013.11月
 近年、今年のような猛暑でしかも台風が多発した年もめずらしいのではないでしょうか?報道でも10年に一度というフレーズをよく耳にしました。早速身体の変調を実感している人も多く見受けられます。今現在症状がない方も、冬場に向かっての体調管理が重要になると予測されます。
 教室ではしつこいくらい胸椎5番辺りの硬化を緩めることに徹しています。この胸椎5番の硬化から頸椎7番また腰椎5番周辺への連動の硬化が予想されるからです。そして秋から冬へと季節が移行するに伴い、冷えによる膀胱経の流れのつまりから腰痛、片頭痛を誘発していきます。
 教室では、先月中旬以降この季節に対応出来る身体づくりを行っています。“調子が悪かったのでお休みしていました”と後日お話しくださる方がいます。その症状は良い方向へ向かうための肯定反応と見受けられる症状もあります。判断出来かねる場合は電話でも良いのでご相談ください。調子が悪いからお休みするのではなく、「調子が悪い時ほど教室でエネルギーアップしたいなぁ~」という気持ちになっていただきたいと思います。時間中横になっていても大丈夫ですので、身に起こる全ての事象はエネルギーの“共鳴”によって起こっていることを実感していただきたいと思います。起こっていること全て偶然ではなく必然であるということを。
 10月中旬矢上予防医学研究所主催の福岡研修を受けて30,31日の秋セミナーでは、2つのテーマを元に身体の調整法を学びました。1つは冷えの種類と対策について、冷えの症状を3種類と捉え、まずは手首・足首・首・・・首とつくところを冷やさないこと。次に上半身と下半身のエネルギーの交流が出来ず、お臍辺りでダムのようにせき止められて逆流していること。この逆流により上半身では浮腫みやホットフラッシュ(首から上が急に熱くなったり大量の汗が出る症状)、動悸などの症状が出ます。下半身では浮腫み、膝の強張りなどの症状が出ます。最後に交感神経優位による末端の冷えです。これらを解消するための方法として、自律神経調整法、呼吸法などを交えて“冷え解消対策”を実践しました。
 2つ目は腰痛などの痛みの発生を、腰椎1~5番の硬直を体壁と捉えて身体の癖と心の癖について、参加者一人一人の身体を深く見つめていきました。今回のセミナーでは自分の身体の状態を“知る”ということ。そしてその対処法を一緒に学んでいきました。

2013.10月
 今年度生涯学習の一環で、新規に中津市山国町の女性スクールから健康体操の講座依頼があり、6,7月そして9月と3回に亘り講座を受け持ちました。
 第1,2回と「骨盤と自律神経」「骨盤調整法」の講義と実技を楽しく行ってきました。第3回目となる9月18日(水)には「夏の身体の疲れ回復と冬場の身体づくり」と題して、先月号で紹介しました胸椎5番を中心とした胸の硬化を緩めたり、深い呼吸で肋骨下の可動域を広めたりしました。
 3回目ともなると、お名前が解らずとも“見た顔”が増えてきます。「先生毎日太腿うち回しやってるよ」とか「かかと揃えの正座が出来るようになったよ」「膝の痛みが軽減したよ」等の報告があります。「あ~よかった!よかった!」と参加者全員で喜びあいます。担当の方も、講座が好評なのでと後2回増やしてくださり、今年度は合計5回山国町へおじゃますることになりました。
 つらい症状が少しでも軽減することのお手伝いができる事に心からの喜びを感じているところへ 担当者の方から、以下のようなお便りをいただきました。
「過日はお忙しい中、標記講座の講師をおつとめくださり誠にありがとうございました。―略― 学級生のなかには、6月に先生の講座を受け、毎日実践したら今まで出来なかった正座が出来るようになりました」と嬉しい声もありました。毎日続けることが大事ですが、それが簡単に自宅でTVをみながらでも出来るというところが学級生に馴染んだのだと思います。本当にありがとうございました。」という内容でした。
 さて11月からは中津市「まなびん館」での講座「自分力回復のためのからだ塾」もスタートします。市報にも生徒募集の内容が記載されたようです。ありがたいことに現時点で募集人数をオーバーしているため抽選になるとのこと。情報過多の時代、多くの方が健康に関心がある反面、何処で何をどのようにしたらよいのか選択に迷っていくようです。自力整体がそのような人々のお役にたつよう努めていきたいと思っています。
 今回のスマイル9月号に記事が載って以来、体験希望の問い合わせもあります。嬉しいことにそれぞれご家族の方の認識も高まって、教室内のエネルギー変化も起こっています。
 今月中旬矢上先生の福岡研修に参加してきます。それを受けて最新の内容で30日と31日にセミナーを開催します。皆様がさらに自分自身の身体を守れるように、また家族の健康を担えるように盛り沢山の内容に仕上げたいと思っています。

2013.9月
 過去例をみないような記録的な猛暑を乗り切ったと思いきや、残暑の厳しさが予想される9月です。身体の疲れもピークに達していることでしょう。この時期教室では、大きな関節をゆるめ身体をリラックスさせるとともに、脳の脱力を第一に考えてきました。
 また日常的にサイズの合わない下着をつけないように、特に女性はブラジャーでアンダーバストを締めないことを伝えました。仙腸関節―肩甲骨―頭蓋骨の連動を妨げる原因となります。
『8月は胸全体が最も柔らかくなり、熱を発散しやすくなる時季だが、適応できないと胸の中心部(背中側だと胸椎5番)が硬くなる。またそれと連動して腰椎5番と仙骨の間の関節、頸椎7番、胸椎1番も硬くなる』〈クロワッサン8/25 片山洋次郎先生関連記事〉
 身体が適応できない状態で過ごしていると、胸の中心部が硬くなって、睡眠中に胸に熱がこもって寝苦しくなり、呼吸が浅くなります。冷房によって身体が冷えて汗をかかないと、胸全体が硬化し、胃腸の働きが鈍くなり食欲不振の原因にもなってきます。

疲れのサイクル
疲れすぎ→脱力できず→浅い呼吸→浅い眠り→慢性的疲れ

好サイクル
活動→疲れ→脱力→眠り→深い呼吸→よい目覚め

となります。
 夏の疲れを長引かせないためにも日常的に深い呼吸を意識してみましょう。また胸の緊張度のチェック方法としては、座位の姿勢でみぞおちを中心に両手の指を肋骨の下に当てます。そのまま斜め上部へ向かって指を入れていきます。指がずぶずぶと入っていけばOK!指が入らず反発があるようであれば硬くなっています。
 また肋骨と骨盤を引き離すことです。椅子に座った状態で下記の空欄を埋めながら骨格を意識してみましょう。
 頭痛と肩こりになるのは、座っている時に骨盤が( ① )して、頭が( ② )に垂れた姿勢になることが原因である。この姿勢は、呼吸・循環器系と( ③ )系にも影響を及ぼす。椅子の座面と背もたれの角に、尻を( ④ )ようにして座り、舌を上( ⑤ )につけて軽くうなずけば、頭を支える筋肉が働いて、頭痛や肩こりを予防・改善することができる「アゴを引けば身体が変わる」より
 ①後傾 ② 前 ③ 消火器 ④ 差し込む ⑤ アゴ
 
 秋のセミナーを10月30,31日に開催します。春セミナーで紹介した曼荼羅チャートが好評です。2014年をデザインするとともに、最新の整体法を共に学んでいきましょう。

2013.8月
 会報誌の発行が今月号をもって第80号を迎えました。6年半せっせと書き続けてきました。治療院の患者さんを対象に行っていた体操教室も、現在の形としてスタートしたのがちょうど7年前の8月でした。勉強会を毎月行った年、断食合宿を2か月に1度行った年、皆様に伝えたいことばかりで無我夢中でここまで突っ走ってきました。
 ここ1,2か月の間に、新しい分野へのお話をいただいています。大変に有り難いことと受け止めて、前向きに取り組んでみたいと考えています。そこで今までの活動を振り返る機会に遭遇しました。第1号の会報誌を読みながら、“伝えたい!”がにじみ出ている文章に赤面!思えば出身大学で「からだを育てることを学ぶ」と題して実践報告をさせていただき、2008年度版の社会教育主事過程年報に「地域へ健康体操から健康教育を」を発表。その論文を読んでくださった教育関係の出版社の方のすすめで月刊「社会教育」へ活動記事「健康な身体づくりとことば」(2009・4)を記載させていただいたこと。当時は頭を抱えて取り組んでいましたが、全てが実となり今の私があるのだと実感しています。
 今回私自身の今後の生き方、使命みたいなものを含めて大きな意味で考えさせられています。私が伝えたいことは?スポーツで痛めた身体に悩まされ苦しんだ20代。整体師して学ぶ中で生理痛もなくなった30代。そして自身の治癒力を高めることを知った40代。数々の失敗をもとに築いてきた現在のからだ。この経験やご縁を力に、多くの人々へ「からだの話をしていきたい」ということです。世間では世界的有名女優の乳がん回避のための乳房摘出手術、今後卵巣も摘出予定だということ、子宮頸がんワクチン接種の後遺症のこと、さらに不妊治療助成金年齢制限等が話題となっています。このような時代だからこそ 選択肢の一つとして「からだのこと」を知ってもらいたいと強く思っています。
 このような流れから「からだ塾」という分野を立ち上げました。自力整体、ふるさと農園の活動に加えて結庵(ゆうあん)の3本目の柱です。「自分本来のからだを育てる」などの講演や活動は「からだ塾 結庵(ゆうあん)」として、賛同いただける方々と共に行っていきます。
 早速ご縁をいただき からだ塾結庵(ゆうあん)は11月より中津市まなびん館の短期講座で開講が決定しました。「自分力回復のための からだ塾」です。詳細は市報に記載されるそうです。教室とは違った雰囲気の学びの場へ・・・興味のある方はご参加下さい。
 また“えひめAI”の普及、実践活動から半年。同じように“布ナプキン”の普及を活動の軸に据えたいと思っています。生理の時だけ…と思わずに 赤ちゃんのおむつ、自身の老後に役立ち応用出来ます。世代を超えて伝えたいものです。

2013.7月

6月29日(土)湯布院にある日本文理大学湯布院研修所において矢上先生をお迎えしての研修会が開催されました。大分研修は今年で6回目。去年までの講演会とは形を変え、一日研修でした。教室からは11名の方が参加。長時間&ハードでしたが、その分充実した内容でした。9時15分から15時まで昼食なしで、講義から実技、治療法まで学んできました。
研修内容も、生涯現役で介護が不要な人づくりのプログラムを「一生寝たきりにならない為の自力整体」の刊行をもって一区切りということです。今後は不調や疾患がその場で改善する自力治療としての自力整体へと移行するそうです。
 ということで移行第一弾、リアルタイムで研修を受けてきました。テーマは『視力回復と足腰の痛みの取り方』
視力と痛み、特に腰痛・坐骨神経痛との因果関係について。

視力の低下 と共に坐骨神経痛がおき、お腹のはりやガスがでる。
視力の回復 と共に足腰の痛みが軽減し、滞留便がでる。

というメカニズムだそうです。私自身朝起きてお腹のハリがあったり、足腰が重たく痛く感じる日は、便が出ると痛みがなくなります。

 また視力低下には心理的なものとの因果関係が大きいとも。
おもしろくない    人生を過ごしていると視力は低下し、
おもしろくてたまらない人生を過ごしていると視力がアップ 

するそうです。
 特に腰痛・坐骨神経痛はプライドが関係しているそうです。特に男性は職場等で鎧を着て仕事をしているので、プライドやメンツを捨てると視力がアップするそうです。

もちろんお腹がすくと遠くの物が良く見えるようになるので、断食合宿=滞留便=視力回復のメカニズムです。

 教室でも視力回復合宿や沈黙・断食合宿を行ってきましたが、脳とお腹がクリアーになることは、痛みの改善と同時に視力回復に繋がります。ご自宅での週末プチ断食でも効果はあります。是非お試しください。
 今月のおすすめ本です。「才能の見つけ方、育て方 大好きなことをやって生きよう!」フォレスト出版 本田 健 著
「ユダヤ人大富豪の教え」で一躍有名になった経営コンサルタントなどの職歴を持つお金の専門家でもある著者。啓発セミナー等で「幸せに生きるとは?」をテーマに世界中を翔けて大活躍されています。

2013.6月
 春のセミナー&合宿で参加された方に「曼荼羅チャート」や「私の夢地図」を作成していただきました。2013年後半をデザインし“じゃ~今何をしたらいいの?”と自分に問いかける作業です。その場で作って「お・し・ま・い」ではなくて、実はその後のアクションが大切なのです。生徒さんの中には高校生の娘さんに是非に!とシートをお持ちになった方もいらっしゃいます。
 私は2月に主人と作成したのですが、10年、20年後の未来へ、夢の実現のためのいろんなことを引き寄せる力が強くなったと感じています。御縁をいただくチャンスが増えました。
 今感じていることは、「願った事」は結構速くきます。今の自分に不都合と感じる、そうマイナスに思える現実もやってきます。そこで自分には起こりえないことだと、サイドブレーキを引かないことですね。自分が願ったことへ繋がるために必要なことがやってきているのに“そんなはずはない”とブレーキを引いたまま走り続けるのはしんどいですよ。
 最初は慣れなくて心も身体もビックリ!ってこともあるかもしれませんが、「すべては必要な事」と思う覚悟は必要ですね。だって自分で引き寄せてるのだから。従来の思考癖から抜けきらない現象にならないように・・・ご注意ください。
 矢上先生からの言葉、「エネルギーの5つの分野」を紹介します。
1、能力・技術の向上・持って生まれた才能を開花させる。
2、肉体・気力の維持や自然治癒力と言われるもの。
3、 人を引き付ける魅力。
4、 自分の理想を実現・成功させる力
5、 幸せになるために必要な出会いや縁を引き寄せる力
 これらの力の元がエネルギーということです。
2の自然治癒力の強い人は、感動を求めて動き回り美味しいものに目がないそうです。
 このエネルギーは自律神経の中の交感神経が作り出し、巡らせているもので、この交感神経にエネルギーを与えているものが、未来への目的なのだそうです。
 自分の未来に信頼や希望が満ちていれば、その時点でエネルギーが満たされ健康になる。くよくよしたり、後悔したり、トラウマを抱えていたりすると、そこへ無駄なエネルギーがどんどん費やされてしまします。過去にとらわれず、過去の学習は未来へ活かすものだと割り切り、今の思いが自身の身体を作っていることを自覚し、素敵な未来を創造していきましょう。

2013.5月
 4月初旬は、昨年に続き「爆弾低気圧」の到来。各地に被害をもたらした春の嵐も収まり、ようやくすがすがしい新緑の季節となりました。
 私たちの身体では、左の骨盤に続いて右の骨盤が開き始めています。夏至に向かい関節や筋肉も一年で一番緩んできます。5月前半はセミナーや合宿で緩みやすい身体をつくって、暑い夏に向けての準備をしたいと思います。
 昨年より整食法の進化により“糖質制限食”“にんじんジュース療法”“ローフード”等の紹介をしてきました。個人的には私自身が取り入れている野草を使ったお茶や健康法もご紹介してきました。(HP参照)
 “自然療法”の一人者であられる東城百合子先生著の「食生活が人生を変える」に肝臓・腎臓・脾臓についての解説が下記のようにありますのでご紹介します。
肝・腎の疲れが病のモト 体は独立して働いているのではありません。支え合い、助け合いながら繋がっています。浄化槽である肝臓が処理しきれないと、そのひずみを腎臓が負うことになり、それすら満足に働かないと、血液の浄化が滞ってしまいます。白血球はばい菌を殺したり、炎症を防いで病気を予防する力を出せなくなり、血小板は弱って細胞にも活力が出なくなります。それで肺はよけいな炭酸ガスを出し、酸素を送るためにフル回転。心臓は足りない酸素を送ろうとして回転が速くなる。そして疲労してしまう。これが病気のもとなのです。―中略― 脾臓が健全なら、新陳代謝も活発になる 脾臓は臓器のリンパ腺の親玉と言ってよく、内臓の疲れや炎症があると、それをカバーするために脾臓が炎症をおこします。すべて慢性化した病気の場合、脾臓は腫れて弱った内臓をカバーする働きがあるので、脾臓を冷やすことによって炎症をおさえ、脾臓の活動を促すと、病気も好転します。そして日常生活を健康にすると、肝・腎・脾が回復する という章へ続きます。
 自力整体の後半の動きは下半身です。季節ごとに少しずつ動きを変えながら肝・腎・脾の経絡の治療ゾーンの手当てをし、身体のバランスを調整しています。現在教室では1週間に一度という方が大半です。自宅で就寝前に一日の疲れをとったり、起き掛けに一日の活力の元である肝・腎・脾の手当てをすることをお勧めします。
今からの季節、湿度や暑さに悩まされる日々です。快適に過ごすために毎日行える簡単な治療法を身に着けて頂けるよう紹介していきたいと思います。

2013.4月

 関西のナビゲーターの報告より、お伝えさせていただきます。2月9日 難波市民学習センターで「食と健康づくり」をテーマに学習会が開催されました。講師は志水リウマチ科・内科院長の志水正敏先生。 講演テーマは「病気にならない睡眠・食事・運動」ということで、自力整体の有効性をデーターと共に解説されたそうです。以下のような内容です。
『関節リウマチの原因は遺伝の要素はあるが、そう強くはない。中年を過ぎてから発症することから、環境要因の影響が強い。環境要因とはストレス、不規則な生活、睡眠不足、経済状態、家族との関係、職場での問題など。
 慢性疾患に最も有効な方法は、運動・食事・睡眠・脱ストレス・快楽&満足が大事である。特に睡眠においては、質の改善が重要で、自然治癒力の90%は睡眠時である。(眠っている間に疲れをとり、痛んだ部位を修復する)
 しかし、現代は睡眠時無呼吸症の人が多いので睡眠の質の改善が必要!(関節リウマチの患者に睡眠時無呼吸症の人が多い)
その点自力整体は熟睡に関して一番よい方法であり、他にも体幹が鍛えられる、揺さぶってほぐして本来の姿に戻せるという点でも有効である。』
と発表され、自力整体と水中歩行を週3回ずつ行った関節リウマチ患者が、薬をどのように減らして、症状が改善されていったのかをグラフで説明されたそうです。
 今回は関節リウマチがテーマでした。結庵(ゆうあん)教室でも入会当初はそれぞれに疾患を抱えていた生徒さんが、少しずつ改善されていった例は沢山あります。入会間もない方々のために、教室の前後に是非ご自身の体験を語ってください。私自身も他の曜日であった質問などは、その都度全部の教室で共有したいとの思いで語っています。「こんな体験がありました。」っという方は是非お話しください。
 リウマチの慢性疾患に最も有効な方法として、快楽&満足とありました。今年のテーマは「心のエネルギーをあげる」です。5月にセミナー及び合宿を企画しました。(別紙参照) 心のエネルギーが上がるような内容で準備をしています。
 「健康になりたい」という同じ目的を持って集まった個々人の集団です。少しだけ胸襟を開いてお互いの事を知り合い、関係を深め合う中で、さらに集団としてエネルギーの高みへ向かっていきたいと思っています。ご参加お待ちしています!(^^)!

2013.3月
 2月後半からウエストを図ることを実践しています。最初は“えぇ~っ“という声が上がっていましたが、服の上からだし…実サイズでもないし…オープンにせずにこっそりと…という感じで始めました。もちろん実技の最初と最後でどのくらいウエストが細くなったかを確認することが目的なので…”差“が何よりです。5㎝の差があった生徒さんもいました。また皆さん初回より次の週には確実に数字が減っていました。やはり意識をするということは効果が上がるのですね。
 自力整体の中には、骨盤と肋骨を引き離す動きは沢山ありますが、毎回何となく行うより“意識をそこに向ける”ことが大事です。ウエストにくびれが出来てくるということは、内臓の位置が正しい位置にあるということに繋がりますし、内臓自身の機能も100%に近い働きをしてくれます。一つのバロメーターとしてチャレンジしていきましょう。さらに今月は太腿も採寸してみたいと思います。公に数字を発表することはないので気軽に行ってみましょう。
 さて春の合宿の日程が決まりました。催事欄にも記入しましたが5月11(土)、12(日)日の一泊二日です。11日13:00集合、12日15時解散というスケジュールです。場所は山国の“やすらぎの郷”です。一日セミナー形式での参加も大丈夫です。去年の秋合宿同様、参加出来ない方のために、セミナーも開催予定です。5月8(水)日19:00~ 9(木)日10:00~に下宮永教室で行います。時間は1時間半で企画中です。追って申し込み用紙を配布します。
 今回は前回の経絡治療法をさらにバージョンアップした形で体験していただき、そして人のエネルギーが心の状態を高めていくと、どうなるのかということを感じていただきたいと思っています。目に見えない“気”というものの存在を体感してください。  
 現在教室では実技の後半に腹式呼吸の時間を長くとっています。呼吸法と共に骨盤の反り丸めも同時に誘導していますが、このお腹周りが柔らかくなり、さらに可動域が広がることは、その人の生命エネルギー事態が大きく広がってきます。身体の上半身と下半身のエネルギー交流が上手く行われる身体を作っていくことをイメージしてみてください。そのためには骨盤の柔軟性も問われてきます。骨盤を反るときは仙腸関節を締め、丸めるときは仙腸関節を緩めましょう。骨盤力強化に繋がりますし、この骨盤の開閉力も生命エネルギーの元です。痛いけど気持ちがいいの中にも、そこに“意識”を向けるということを実践してみましょう。

2013.2月
1月に経絡治療、整食法を始めてからの好転反応のアンケートを実施しました。自分の変化を振り返ることで、楽になっている部分があることに気付いた方もいらっしゃったようです。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
 アンケートを参考にさせていただきながら、西宮でのナビゲーター研修で発表させていただきました。同じように全国各地の教室の生徒さんの体験も数多く披露されました。
 好転反応としては多かったのは、高熱と下痢です。教室でも高熱が3日ほど続いた後から、体温が36℃を超えて継続中だという生徒さんが数名おられます。また膀胱炎、皮膚炎、花粉症なども好転反応です。
 先日も風邪を患った生徒さんに、体質改善のチャンスなので喜んでくださいとお伝えしました。抗生物質も服用せずにひたすら身体を観察しておられる最中です。このような場合、自身が長年苦痛だった肩こり、片頭痛、腰痛などが改善されるケースが多いです。また別の生徒さんは、風邪をひいたので薬を服用したところ、逆に体調が悪くなり大変だったと話していました。今まで平気だった薬でも自身の自然治癒力が高まってきているので、身体が拒否反応をおこし、このような症状が起きる場合もあります。
 今後何か症状が発生した場合は、すぐに病院へ足を運んだり、薬を服用せずに、「自力整体をやっているので反応が出ているのかな」と思い出してください。もちろん病院で処置するべきものもあります。
研修での症例としては、風邪をひいた後に視力があがったという報告もありました。また食べ過ぎると下痢をして体調がよくなるという報告も多かったです。食べ物の消化能力と吸収力はイコールです。消化能力以上の食べ物を、食べ過ぎてしまうと余剰ですので体内に脂肪となって蓄積されてきます。また血液中に流れ高脂血症、高コレステロールなどの生活習慣病の要因となります。下痢となって排泄されたり、皮膚炎を起こしたりもします。この消化能力は胃経・大腸経に現れますので、痛みとしては腰痛、膝痛が発生します。
 他に白内障は、眼やにが沢山でて改善します。目の奥には膀胱系が走っています。身体の後側を走る膀胱経の詰まりは、仙腸関節の狂いに繋がります。腰痛、股関節痛の症状は膀胱経です。とにかく自分の消化能力を知ることが大切です。そして痛みの症状が出てきた場合、“好転反応“と思い観察してみてください。痛みがあちらこちらに飛び始めてくるとエネルギーが回っている証拠ですので、改善の兆しです。長年暴飲暴食して痛めつけられた皆様の身体は、けなげにクリーニングしてくれているのです。感謝の気持ちを込めて自力整体を行いましょう。
 

2013.1月

新年あけましておめでとうございます。例年になく厳寒の新年を迎えて心引き締まる思いです。本年も宜しくお願い申し上げます。

12月号でお伝えしました、PC専用のメガネはお正月のCMでも登場するくらいメジャーになってきています。私も現在原稿作成中に掛けています。年賀状でも大活躍!私の場合は度なしですので、伊達メガネと一緒のような感覚です。ただ掛けずにパソコン操作をすると“光がドギツイなぁ~”と感じるようになりました。どんどん安価で良いものが出てきているようですので、どうぞお試しください。
また年頭にあたり、もう一つお勧めがあります。“えひめAI”というネーミングのものです。我が家では昨年末から早速作って、農作物に注入しています、(現代農業2013年1月号)
納豆、ヨーグルト、イースト菌、砂糖で仕込む酵素です。これが環境にも身体にもよいそうです。
材料は食べられるものばかり!家庭用の分量は 500mlのペットボトルで作る場合、お湯250ml(35~42度季節による)を用意して納豆の粘々だけを茶こしで濾します。後は下記の材料を混ぜて入れるだけ!24時間で出来上がります。
【砂糖15g ドライイースト5g ヨーグルト25g 納豆0.1粒】
開発した曽我部義明先生は、あえて特許を取らずに口コミで広がっていくことを願っています。また“えひめAI”というネーミングは12歳で脳内出血で亡くなった島根の少女坪田愛華ちゃんの名前が由来しているそうです。彼女は地球環境を憂い「地球の秘密」という絵本を執筆しました。その原稿を書き終えた翌日に病に倒れたそうです。
専門家は農業用や環境用にさらに内容を工夫しているそうですが、家庭用としては洗い物用洗剤として、また部屋やトイレの消臭にはこのレシピで十分です。以前から重曹やにがりを使った環境に優しいものもあります。私も苺やよもぎを砂糖水に浸け、酵素を作って食器洗いや、シンク磨きに使ってきました。
そんな中“えひめAI”に出会いました。年末ワインで汚れたカーペットに捲いたところ、シミが残らずに綺麗になりました。またお風呂にも入れています。お湯が滑らかになり、髪の毛がサララサになった気がします。
今年も環境に良いこと!身体によいこと!を 皆様に伝えていきたいと思います。
 

2012.12月
今年も余すところ1か月となりました。自力整体の変動期であったこの年を振り返ってみて、年明け早々、新整食法の提示を受けて“糖質制限”に取り組みました。身体から余分な糖がなくなり脱糖するまでには、身体が大いにジタバタしました。2月には風邪の症状ではない38度以上の高熱が2度出て、右の膝が腫れました。肯定反応と受け留め1か月ほど症状の観察していました。無事に膝の腫れもひいた頃、3月の矢上先生の講演会後からはローフード食へ。生の野菜や果物からの酵素を取り入れることを実践してきました。途中胸やけの症状が出て中断。6月より再スタート!後に石原先生の著書を読んでいると、ニンジンジュースを飲み始めて胸やけの症状がでるのは、胸に水毒(つまり)がある時の症状だそうです。
再スタートして1か月ほど過ぎた時に体中に吹き出物が続出!流れの詰まっている個所に1か月半ほど続きましたが、今では皮膚も綺麗になっています。またその間は便が恐ろしいほど出ました。日に3回は常。ニンジン色の便が出たこともありました。
どの食材が自分に適しているのか?自身の身体の状態は?身体と向き合い観察をしている最中、TVでニンジン・りんごジュース7日間断食の特番が催されていました。そこに石原結實(ゆうみ)先生が登場され、「ニンジン色の便が出たときは、大腸が綺麗になった証拠」だとコメントしていたので、嬉しくなりました。
そして9月からは経絡治療が加わりました。自力整体が治療であることを自覚できるようになりました。そして10月のセミナー及び11月の合宿では通信(11月号)の歪みと経絡治療を徹底して学び合いました。
またその通信(p13)に、パソコンの光を遮断するメガネの紹介がありました。気になる生徒さんにアドバイスしたところ、その方が劇的な変化を遂げて生理周期が順調になってきたことは教室でもお話ししましたが、眼と肝臓と生殖器との連動がこれ程とは驚きました。出産可能な年齢の女性その配偶者の方、またパソコン使用頻度の高い方は、是非お試しください。ご家族やお知り合いにもご紹介ください。度無しメガネで3000~4000円程度、普通のメガネ使用の方でもプラス2000円程度です。教室でも早速ご主人が購入してきてくれたという方がいました。「でも生理ないからなぁ~」なんてコメントが・・・。大丈夫です!閉経後の女性ホルモンは肝臓で作られます。いつまでも若々しさと潤いを保つためにも、光遮断のメガネを是非お試しください。

2012.11月
 先月の会報誌で載せました「9つのエネルギーロスの原因」・・・いかがでしたでしょうか?チェック項目は幾つ???忘れた頃にチェックしてみると、今の自分と過去の自分の変化を楽しむことが出来そうですね。
 9月号の通信でも紹介されていました「予防医学研究所&行動科学研究所Presennt Live PEP整体」の講義を受けるべくして10月7日(日)西宮の研修所へ足を運びました。簡単に説明すると心理学の学びです。フロイトを師に持ったスイスの精神科医ユングの貴重な研究データを元に、行動を科学的に分析していくという画期的な思想を講師の方々が解りやすく楽しく紹介くださいました。10:00~17:00までビッチリと組まれたスケジュールでした。休憩の時間がモッタイナイ!気がして、昼食をいただきながらディスカッションするくらいのパワー!100人のエンパワーされたエネルギーは凄かった!
 PEPとはパーソナル・エンパワーメント・プログラムの略で、人類皆が持っているアーキタイプ(元型)は、人類誕生の歴史・・・それは38億年前からの歴史ごとに刻まれたDNAの歴史でもある。自身の人格を“性格“と捉えてしまうことから・「破綻」への道を選択する。近年心の病の増加傾向の中、感情(怒り、悲しみ、妬み)のコントロールに戸惑い「健康破壊」「人格破壊」への道を進み兼ねない、そんな人々へ明るい投石!です。自身の性格を善につけ悪につけ、38年前からDNAが受け継いできた人類全体の”傾向性“と捉えれば”隣の皆が持っている傾向性“であって、その度に修正可能なもの。その闇(苦悩の元凶)を知れば、未来は明るく光に満ちたものになるということです。
まずは“その闇”を知ること!闇を知って光を生きる。エンパワー(エネルギーアップ<矢上裕造語>)される人とは、『門を開いて音を聴き、闇を知って光を生きる』だと。
 スポーツ心理学、教育心理学、東洋的ヨガの心理を学んできましたが、当に“目からウロコ“身体の奥底から地殻変動がおきている・・・そんな感じです。一度でマスター出来るものではないので、回数を重ね自身のスキルアップに繋がるような学びから、セミナーや合宿で皆様にご披露させていただきます。もちろん毎回の教室で!
 この1ヶ月程の生活は、肩の力が抜け研ぎ澄まされた感じがしています。自身の今世の使命にのみ生きようという気持ちが沸々と湧いて止みません。素敵なご縁のお陰です!皆様に感謝・・・

2012.10月

 9月の通信を受けて、教室では経絡治療を行ってから自力整体に入るようになりました。どんどん自分の身体と向き合いましょう。最近の講演会の内容は、エネルギーロス。せっかく自力整体をやっていても“こころ”の状態がどうなのか?チェックしてみましょう。 9つのエネルギーロスの原因
1 自分の体調の不調部分に意識を向け、イライラしたり悲観する。
2 今、ここにいない人の事を思い出して、その人の心の中を妄想する。
3 済んでしまった事で、悔んだり、落ち込んだり、腹を立てる。
4 やるべきことを後回しにし、やり残しが溜まって、自分を責める。
5 片付かない、見つからない、間に合わないぐずぐず癖でイライラする。
6 頭の中で、損得、勝ち負け、優劣ばかり考えている。
7 自分をイライラさせる人を考える。
8 将来への不安、幸せ感のなさ、空しさ、心配をする。
9 人の機嫌におびえ、人の感情に振り回される。
 頭の中が何時もこのような状態では、健康になりたいと思っていてもサイドブレーキを引いた状態で車を走らせているようなものです。今、ここでやるべきことに意識を集中させ、丁寧にゆとりをもって生きたいものです。
以前、不調を訴える生徒さんへ、上記のエネルギーロスを感じ、「マイナスの言葉を発することを止めませんか?」とお話ししました。その後彼女は私と会話する中で、「あっマイナスの言葉ですね。」っと発言を訂正するようになりました。その時のことをしっかりと受け止めてくださった様子でした。そうやって自分の心を躾けようと努力された彼女は、どんどん明るいエネルギーに変化していき、不調だった身体の部分が改善されました。
いろんな思いが浮かんでくる脳ですが、自力整体中に上記の思いが浮かんできたら、受け流す練習をしましょう。続けていると上手くなります。10月31日(水)のセミナーではエネルギーチャージの方法をご紹介します。さらに11月の合宿では瞑想や呼吸法を取り入れエネルギーチャージを実践します。また合宿では毎回視力回復を含んだプログラムです。教室だけでは紹介しきれないことが沢山あります。元気になりたい!自分自身を生きたい!変わりたい!方の参加をお待ちしています。
 この1か月経絡治療の説明をしながら改めて感じたことは、「ここはただの体操教室ではない!」ということ。教室に入る前に心のスイッチを切り替えて入りませんか。お気楽なおしゃべりをする場所ではなく、「自分の心と身体とに真摯に向き合う場所」だと。

2012.9月
残暑厳しい折、朝晩は虫の鳴き声に秋の夜長を感じる季節となりました。
 お盆明けには、暑さ対策として下腹部(気海)にエネルギーを落とす呼吸法を行いました。日常生活でも是非取り入れてください。
 さあ今年もいよいよあと4か月!今年は自力整体では過渡期とも言える年です。年頭より今まで炭水化物を奨励してきた整食法が一変、糖質制限へと。3月の矢上先生をお迎えしての講演会でも、直接その変化の推移をお話しいただきました。その後さらに進化し、現在は糖質制限+ローフードです。6月末のマキノ研修を受けて、7月に合宿を行いました。
さらに8月には研修で経絡整体の随意を学んできました。今回自力整体の主軸となる経絡治療を公開くださいました。(詳細は9月号通信に記載)その実技を皆さんに伝えるために秋合宿を11月10(土),11(日),12日(月)に中津市山国町の“やすらぎの郷”で企画しました。通常通り各種コースも設定しています。
 今回のテーマは経絡の中にある原穴(げんけつ)の取り方を学び、自身や家族の治療が出来るようになることを目的にプログラムを練っていきたいと思います。
 例えば片頭痛でも後頭部の頭痛は、膀胱経の経絡の原穴を取ります。そして反応のあるところを点とせずに線と診て、反射帯として捉えていきます。膀胱経の症状としては、片頭痛と共に眠りが浅くなり、夢を見ることが増えてきます。その場合は足の小指側から外くるぶしに掛けての手当てをして改善していきます。胃経の頭痛は前頭痛として現れます。顔面神経痛はその主たる症状です。その他鼻、口、吹き出物も胃経の症状なのです。東洋医療では「上の病(疾患)は下をとれ、下の病は上をとれ」と言われています。もっともっと皆様に伝えたいことが沢山あります。是非ご自身の身体の神秘を実感していただきたいと思っています。
教室でも都度説明をしますが、集中した指導は合宿に参加できない方の為に、10月31日にセミナーとして開催いたします。
さらに個人的には、施術込みの以前までの個人レッスンも検討させていただきたいと思っています。数人のグループでの申し込みも可能です。私自身治療家として施術をしていた時代のノウハウを含めて、活かせる流れになってきたと感じています。  
合宿の内容としてはもう一つ、心理学の角度から整心法を捉えていく新しい試みをご披露できると思います。10月初旬に研修に参加してきます。進化し続ける自力整体…お楽しみに!

教室のお知らせ 開催行事

10月31日(水)経絡治療セミナー
 19:00~20:45
会員¥1,500.-その他¥2,000.-

11月10,11,12合宿 他コース有
場所 中津市山国町 やすらぎの郷
内容 経絡治療&整心法&呼吸法他

2012.8月
暑中お見舞い申し上げます。
 7月の水害では生徒さんの中にも被害を受けられた方がいます。心からお見舞い申し上げます。我が家も3日の大雨では、床下浸水・田んぼへの土砂災害等がありました。自然の猛威の前で、何も出来ない自分の小さな存在を思い知らされると共に、「今自力整体を通して皆さんに発信出来るものは何なのか」と常に模索しています。そこで活動地域で被害の大きかった耶馬溪の教育委員会を通してボランティアの申請をしました。
 現在教室では通信の詩を朗読したり、内容を読み合うと共に、呼吸法を伝えています。最初は腹筋が痛くなったり、長く吐くことが上手く出来ないかもしれませんが、回数を重ねることで確実に呼吸が深くなり上手くなってきます。もしも皆さんの身近で、今回の災害の被害に遭われた方がいらっしゃったならば、これらの呼吸法とともに是非エネルギーを下半身に下げることをお伝えください。自力整体の動きを一つでもお伝えください。
私たちの身体はエネルギーが上気することで、呼吸が浅くなり胸が苦しい症状(パニック障害)が起こったり、不眠に陥ったりします。誰でも簡単に出来ることは、意識して呼吸を深くする事です。まだまだ避難生活を余儀なくされている方もいらっしゃると聞きます。悩んでいる方のお役に立てれば嬉しく思います。
 また台風の季節でもあります。外圧(自然界の圧)の変化によって内圧(身体の圧)が変化します。特に肺に影響を及ぼすことが多くなり、この季節喘息の発作が一年で一番多くなります。普段から深い呼吸を意識して、運転中や家事の合間に是非行ってみましょう。
  呼吸法の基本 (藤本ヨガ学院資料抜粋)
吐息(レチャク) 下腹部を意識的に収縮させて、古い空気を鼻から出し切る。(不安・悩み・余剰エネルギー)
吸息(プラク) 下腹部を膨らませて緩ませる。すると呼吸中枢の指令によって横隔膜が下がり、肺は新鮮な空気で満たされる。
保息(クンバク) 肺にプラナ(気)を溜めたまま、肛門を締め、肩・胸の力を抜く。空気に含まれている“気”で下腹部(丹田)がみたされているようにイメージする。
Ⅰ肉体を制するものは精神であり、精神を制するものは呼吸である。
Ⅱ息を吸えば空気が入る。「気」を取り入れれば、大自然界の大いなる力が入ってくる。
Ⅲ行う如くに人はなり、望む如くに運命は形づくられる。

2012.7月
 先月末2年ぶりに滋賀県マキノへ。自力整体指導者対象の3泊4日断糖合宿に参加してきました。梅雨真っ最中にも関わらず4日とも天気に恵まれて、自力三昧の日々を送ってきました。
 今回はマキノの駅に着いて約1時間の歩きがあっという間で、不調な個所もなく歩き終えました。これも糖質制限の成果です。
 この研修の内容を皆さんに紹介するために7月6,7,8日に西谷温泉で2泊3日の合宿を催します。糖質制限プラスローフードの食事も紹介させていただきます。また糖質制限=視力回復でもあるので、以前の視力回復プログラムより成果が期待されそうです。
 糖質制限の延長としてローフード(生野菜と果物)を積極的に摂取していきます。もちろん温野菜もOK!糖質制限でおかずのみの食事になると塩分(ナトリウム)摂取が過剰になります。そのナトリウムを野菜や果物に含まれるカリウムでおしっことして体外へ排泄する作用があります。排尿により体内に溜まっている糖や塩(ナトリウム)を捨てていきます。ローフードは食べる下剤とも言われます。強い排毒作用のため、糖質制限と合わせて行うと以下のような反応が出てきます。
1. 頭皮が剥がれ落ち、フケが増える。
2. 耳鳴りや難聴の人は、耳垢が多量に出る。
3. 視力に問題のある人は、目ヤニが出る。
4. 口内炎が出たり、口臭・体臭が出る。
5. 歪みがある人は、歪んでいる関節が痛む。お尻から足の後ろ側が痛み坐骨神経痛が出る。
6. 股関節が歪んでいる人は、反対側の肩が痛くなる。
7. 手足の末端が冷える。
8. 体重が減る。
 これらの反応は、生野菜と果物のカリウムが細胞内の老廃物をクレンジング(掃除)している姿ですので、クレンジングが終わればなくなります。その後治癒が始まります。体重については、体内の余剰な糖質が体外へ排泄された後に筋肉が増え始めます。必ず下げ止まりがあるそうです。生理のあっている女性に限っては無理に行わないように注意ください。あくまでも更年期以降の男女を対象にした食生活法です。また調子が悪い場合などは臨機応変に対応してください。
 自力整体の実技では体内の糖を揺さぶり動かして尿として体外へ出していくようなイメージで行ってみましょう。

2012.6月
5月号通信の編集後記に、世の中には3種類の人間がいる…と
1.正しい情報を知らない人、今のが最善だと思って間違ったことをしている人
2.正しい情報を知りながら、実践しない人
3.素直に積極的に実践して、自分を変えた人 と、ありました。
 もちろん3の人でありたい。そう願って教室に通ってくださっている方の多いことに、日々感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございます。
 新整食法をコツコツと実践し続けている方の結果が顕著に出始めている中、私自身6月末のマキノで行われる指導者向けの断糖合宿へ参加してきます。そこで学ぶ最新の情報を皆様にお届けすべく、7月6日(金),7日(土),8日(日)に2泊3日の合宿を企画しました。場所は恒例の西谷温泉研修棟です。今回も一日参加コース、1泊2日コースと、少しでも多くの方が参加しやすいように日程の設定をしました。呼吸法・瞑想法など心身ともにリフレッシュ出来るようなプログラムも入れながら、ゆったりと過ごしていただけるよう心がけています。今回早くも初めて参加する方や、ご家族一緒の参加希望者がいます。迷っていらっしゃる方は、是非気負わずに参加ください。
 新整食法の糖質制限では、それぞれの方が様々な体感されていると思います。以前から整食法を実践されている皆様にとっては、朝は固形物を入れないで過ごしてきている方が大半ですから、無理のないようにご注意ください。私自身も何が一番自分の身体にあっているのか、まだまだ思案中です。
 ―5月号通信より引用―
皆さんに制限してほしい炭水化物は、白いご飯とうどんやラーメン、白いパンなどの小麦製品だけ。後は自由です。スイーツも小麦製品以外ならかまいません。精白していない玄米やライ麦パン、ふすまなどを含む黒いパン、パスタやそばは血糖を上げずインスリンの分泌も少ないのでOKです。
【下腹部の指圧について]
 首から背中腰までの背骨の隙間を開く
狙いと効果 全身の関節が柔らかくあるためには、まず腰椎間が広くならなければなりませんが、お腹の奥の大腰筋が凝っていると、腰椎間が広がりません。大腰筋をゆるめて腰椎間を開きます。
 また次の膝立ち骨盤ゆすりで骨盤が下げやすいようにするために行っています。

2012.5月
 今年は桜、桃、菜の花など沢山の花々が一斉に咲き乱れ百花繚乱!その花見のシーズンも終わり、山々はすっかり衣替え!どこを見渡しても新緑の季節となりました。身体の方も左仙腸関節が開き始めムズムズとしてきました。
 自力整体でいう 整体とはどういう状態を指すのか…今回は4月21日名古屋でのナビゲーター研修及び一般講演での資料に基づき皆様にお伝えしたいと思います。
1. 脊椎が真っ直ぐで、脊椎間が開いて、そこから出ている脊椎神経を圧迫していないこと。
2. 脊椎を載せている骨盤の高さに前後・左右の差がないこと。つまり柱の土台が水平であること。
3. 東洋医学でいう経絡の気の流れが順調で、滞りがないこと。
  (東洋医学の経絡とはエネルギーの流れるパイプのこと)
腕の経絡6本は…細胞への栄養を届ける働きを担う(造血作用)
足の経絡6本は…細胞から老廃物を受け取り、細胞を常に新しく綺麗に保つ働きを担う(浄血作用)  5座柔軟法(◎横座り座◎合せき座◎◎前屈座◎割り座◎開脚座)<平成23年11月会報誌で詳細紹介>は、細胞から古い老廃物を抜き取る働きを高めます。(その他変形座法も含める)
【自力整体実技の解説】
① 眼球掌圧-交感神経の緊張をゆるめ、休息・睡眠を担当する副交感神経へバトンタッチする

要領> 正座で膝を開き上半身を前に倒して肘を床につく。掌の特に手首から小指側の柔らかい部分を瞼にあて眼球を押します。少し猫背で肩の力を抜いて約1分指圧します。
実技の始めは眼球が前に出ていますが、終わるころには奥に入って神経がリラックスするのがわかるはずです。是非感じてみてください。
[狙いと効果]メガネやコンタクトレンズは補助具です。実技の際は取り外しましょう。付けていると後頭部、肩甲骨周囲、腰の緊張が抜けず、筋肉はボディースーツで固めた状態でほぐれません。
眼球を押す理由…脳が緊張すると眼球が前に出てきます。前に出た眼球を掌で押すと、脳の緊張が緩み全身の筋肉も緩みます。掌で押す代わりに、瞼を強く閉じる力で眼球を押し込んでも同じ効果が得られます。手首や手指、腕のほぐしの際は、誘導の声がかからなくても瞼を強く閉じて脳のリラックスも同時に行いましょう。
[次回 下腹部の指圧について]

2012.4月
 先月25日矢上先生をお迎えして講演会が開催されました。寒の戻りで寒い一日でしたが、約50名の通信会員とその家族により、講演と実技が行われました。講演の内容は「糖質制限食について」でした。何故新しい整食法が糖質制限食なのかを詳しく説明していただきました。また予定外に質疑応答の時間も設けていただいて、皆さんの疑問を払拭するように丁寧にご説明いただきました。
成長期、妊娠期以降の世代の新整食法の勧め(断糖生活法)
1.内臓脂肪や筋肉からの糖質の追い出し
 筋肉や内臓脂肪に蓄えた糖を燃焼していくこと。血液内の血糖値が食事(糖質)を摂取することによって上がったり下がったりを繰り返します。そのことで空腹=いらいら 満腹=眠気 のリズムを繰り返していた一日の精神的安定がもたらされる。
2.たっぷり寝ること
 内臓脂肪は睡眠中に減る。睡眠中も脳は活動するので糖が使われている。糖燃焼=脳を使うこと
3.自力整体
 動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を防ぐためにもストレッチなど軽い運動が必要である。しかし血液中に糖がいっぱいで自力整体を行っていては効果は半減。筋肉に伸縮性をもたらせるには筋肉内や血液内に糖が少ない状態を保っていることが必要。糖で一杯の血液や筋肉には伸縮性がない。(ためしてガッテン)
4.眼鏡やコンタクトを使用している人ははずすこと
補助具を使って見ることで目の筋肉を使わなくなる。ということは、3で述べてように筋肉の伸縮が出来ない。いずれは網様体筋内に糖質がいっぱいになる。
5.酵素を摂取すること
 生の野菜や果物を摂取することで酵素を効率よく摂る事(ガン治療で有名なゲルソン療法)ゲルソン療法は同時に浣腸を行っているが、予防的に一般家庭で行うには同時に食物繊維を多く摂って大腸に癌細胞を留まらせないようにすること。(ペット診断では体内でのブドウ糖の行く先を画像で追って癌細胞の発生臓器を確認する。)
癌細胞は糖質が大好き。その糖質を日頃から制限しながら健康な身体を維持していきましょう。
 講演会内で、矢上先生より来年の中津講演の予定も発表していただきました。毎年矢上先生をお迎えできるという教室は全国でもそんなにありません。今回の講演内容を個々人でしっかりと受け止めて、来年も多くの生徒さんと共に講演会に参加していきたいと思います。

2012.3月
 先月紹介しました江部康二著「主食をやめると健康になる-糖質制限で体質が変わる!-」ダイヤモンド社刊の反響は、全国のナビゲーター研修でも以下のような結果が報告されています。2月11日現在 実践者数60名
 <精米した白いご飯や小麦粉で作られたでんぷん食 を制限>
血流・便流 改善効果
1、冷え込む朝でも寒くない。 5
2、手の指、指の付け根、手首が温かくなった。
3、便の量が増えて、便通が良くなった。 11
美容・ホルモン効果
4、肌つやが良くなる。 3
5、顔や手のむくみがなくなった。 2
6、頭のかゆみや鼻炎が解消。 2
7、しもやけや湿疹がなくなった。
8、生理が楽だった。
9、歯槽膿漏が良くなった。 2
筋肉内の糖排泄効果
10、腰辺りが軽く柔らかく、自力整体をしても身体の詰まりがない13
11、身体が軽く、エネルギッシュ 疲労感がない。 6
12、首や肩のこりがなくなった。 2
13、腰痛がなくなった。
14、手首の痛みがなくなった。
血糖値安定による脳のセロトニン効果
15、イライラを感じず、心が安定した。 5
16、頭脳がすっきりしている。 2
17、昼食後眠くならず集中できる。 2
18、食後満足感はあるのに、満腹感がなく、いつも身体が軽快で快調。
19、糖質制限をした方が甘いものが欲しくならない。 2
20、目覚めが良い。
体型の変化とインナースキャンの数値改善
21、体重が減ってお腹周りが細くなり、体型にメリハリができた。4
22、体水分率が増えた。 2
23、基礎代謝が増えた
24、骨量が増えた。 2
25、筋肉量が増えた。 2 
教室では3人の花粉症の生徒さんに1週間、糖質制限食を実践していただきました。結果は3人とも自力整体内で余剰水分である鼻水が減少していました。このまま実践し続けて今年は花粉症を克服しましょう。

2012.2月
 新しい年がスタートして、教室では3月25日(日)の矢上先生中津講演会に向けて盛り上がりを増してきました。
 今回の講演会で直接矢上先生の御話を聞いていただきたい内容が、最新の整食法です。新年号にもありましたし、昨年後半からの通信に少しずつ記載されています。整食法の見直しです。
 整食法とは朝食抜き、空腹労働、そして夜は空腹睡眠で過ごすということです。従来の食事内容は昼は炭水化物、夜はおかずのみで炭水化物は摂らないことを勧めてきましたが、今年から炭水化物を摂らずに、たんぱく質と脂肪そして野菜をベースにした食事法を提唱していくそうです。(成長期の子ども・激しい肉体労働者は極端な制限は控えること)
 詳しくは江部康二著「主食をやめると健康になる-糖質制限で体質が変わる!-」ダイヤモンド社刊をお読みください。講演会までに読んでおくと内容をより深く理解できるのではないでしょうか。私も早速読んで実践しています。正月明けから約2週間、大豆製品中心の食事です。
今までの断食合宿で実践してきたことは、断食をすると糖分が入らない。それで身体は脂肪を燃やしてエネルギーを生産します。糖をエネルギーとしていた身体が脂肪をエネルギーとするようになると、血液は低血糖が続きます。血液は高血糖の時は流れにくくなり、体温が低下しますが、低血糖血液にすることで、体温が上がり、色々な痛みが消える。そうであれば日常の食事から炭水化物を排除すれば、活動のエネルギーを糖から脂肪へ変えることができるのではないかということが、今回の矢上先生の研究結果だそうです。
この本の内容は、糖尿病のスベシャリストである著者が、病院での食事療法によって症状が改善していく患者さんの経緯を紹介しています。さらには高血糖の流れにくいドロドロ血液が、高血圧を生み、脳の血管を詰まらせ認知症になること。そして癌細胞は糖を栄養にして増大していくこと。癌、心臓病、脳血管障害を防ぐには、低血糖生活が最適だということです。
  糖質制限食の基礎理論  栄養・代謝 (p68)
①血糖値を上昇させ食後高血糖を生じるのは、糖質だけである。
②脂質・たんぱく質は血糖値を上昇させない。
③インスリンの大量追加分泌が必要なのは、糖質だけである。
④脂質を摂取しても、インスリンは追加分泌されない。
⑤たんぱく質を摂取すると、インスリンの追加分泌がごく少量出る。
⑥糖質制限食で高血糖は改善するが、肝臓の糖新生などにより低血糖にはならない。
 さらに奥の深い自力整体へと変化しつつあるこの時期に、結庵(ゆうあん)教室単独での講演会を企画していただきました。是非直接矢上先生のご指導を受けていただきたいと願っています。

2012.1月

  新年あけましておめでとうございます
 昨年末、新聞広告欄に記載されていた五木寛之著『下山の思想』(幻冬舎新書)に興味があって購入。年末年始の諸事の合間をぬって読んでいました。断片的なエッセーの集約で読みやすく、東日本大震災以来の私たち日本人のスタンスや、歩むべき道・・・について端々と書かれてあります。
 『下山の途中で、登山者は登山の努力と労苦を再評価するだろう。下界を眺める余裕も生まれてくるだろう。自分の一生の来し方、行く末をあれこれ思う余裕もでてくるだろう。山を下りれば、日常が待っている。そこでしばし体をやすめ、また新しい山行を計画する。その過程は、人間の一生に似てはいないだろうか。私は壮年期をすぎた人生を「林住期」とみて、そこから「遊行期」にいたるプロセスを人間のもっとも人間的な時代と考えてみた。「下山」は、さしずめ「林住期」から「遊行期」への時期だ。そこに人生のつきせぬ歓びと、ひそかな希望を思うのである。いま、私たちは未曾有の大災害に見舞われ、呆然としてなすすべがない有様だ。福島原発が直面する現実は、数年では解決されるような問題ではない。・・・(略)・・・どんなに深い絶望からも、人はたちあがらざるをえない。核に汚染された大地にも、雑草は生え、樹木は根づいてきた。しかし、と、そこでふと思う。私たちの再生の目標は、どこにあるのか。何をイメージして復興するのか。それは山頂ではない、という気がする。私たちはふたたび世界の経済大国という頂点をめざすのではなく、実り多い成熟した下山をこそ思い描くべきではないのか。』
 私自身の人生を振り返り、アスリートとして走りに走った20代前半まで、その後故障から身体的苦痛と共に生活をした20代後半から30代。40歳を前にして自力整体に出会い、自身の身体や心と真剣に向き合うという生き方に方向転換をしながら5年半が経過しました。この『下山の思想』を読んでいて、「あのまま突っ走り続けていたら今の自分はないだろうなぁ~」と感じたのです。
 自力の指導者研修で、「5段階の力」についての講義があります。私がいつも教訓にしているメッセージですので紹介したいと思います。夢や仕事を思ったように実現する力とは、「体力」→「気力」→「魅力」→「能力」→「実現力」となるそうです。体力がついて、気力が湧く。そして魅力が備わり、能力が開花していくから、自ずと思ったことが実現するのです。思いばかりが先走りがちなスピード社会において『下山の思想』と融合しながら、自身の人生設計を自力整体・整食・整心法から見出して、今年一年皆様と共に、より豊かな毎日を過ごしていきたいと思います。

2011.12月
 会報誌発行60回目を迎えました。ひたすら書き続けて5年という月日が流れました。その間いろんなことがありました。治療家をやめて自力整体指導士の道を歩み始め、プライベートでは人生の一大決心をして結婚!こちらも1年が過ぎました。願った方向へ歩み続けて今があり、そしてこれからも・・・ずっと。“うれし~い、たのし~い、しあわせ~”を叫び続けて生きて行きたいと願っています。
以下は現代版養生訓の一説より引用させていただいた、冬の時季の過ごし方です。参考にしてください。冬の養生(冬は陽気を減らさないように労働を控える)「冬至(現在の12月22日頃)になって初めて陽気が生じる。陽気の微小なものを大切に養うために労働は避けること。この日は公の用事でもなければ外出してはいけない。冬至の前5日と後10日は房事を避けること。灸もしてはいけない。(貝原益軒“養生訓”帯津良一監修) 益軒の寒い時季の心得
○温め過ぎても陽気を発生させ、外へもらしてはいけない。上気させてもいけない。
○衣服を温めるもほどほどで良い。熱くしてはいけない。
○厚着をしたり火気で身体を温め過ぎたりしてはいけない。
○熱い湯に入浴してはいけない。
○労働して汗を出しても陽気をもらしてはいけない。
○冬季は急病でなければ鍼や灸はしないほうが良い。12月は最もいけない。
○冬は按摩も良くない。自分で静かに導引するには構わないが、激しくしてはいけない。(自力整体は最適のようです)
○冬の朝に早くから遠出をするときは、酒を飲んで寒さを防ぐと良い。空腹のまま寒風に当たってはいけない。酒を飲まない人は粥を食べると良い。生姜も良い。
○霧が発生している時は遠方へ行ってはいけない。やむなく遠くまで出かけねばならないときは、酒食で防御すること。
○雪の中を裸足で歩いては冷え切ったときでも、熱い湯で足を洗ってはいけない。すぐに火に当たってもいけない。
○大寒に当たったあと、すぐに熱い物を飲食してはいけない。
陰陽の考え方では、夜を陰、昼を陽として1年を立春から大寒までの24節気に分け、冬至が陰の最終日であり陽の開始日なのです。だから陽の気が発生するという。その陽気は生まれたばかりで微小だが、養えば大いなる生命のエネルギーになるから、その気を減らさないように労働や房事を控えようということです。今年も残すところ1か月です。快適に過ごしたいものです。

12月 大腸・肺経
毎年2月頃から花粉症の症状に悩まされます。早めに取り組んでいきましょう。
腕の親指内側(肺経)外側(大腸経)

結庵(ゆうあん)催事
「うさとの服」展開催
12月10(土)~12(月)
11:00~18:00 (最終日15:00まで)
 会場:天津教室

矢上裕先生講演会
平成24年3月25日(日)

2011.11月
 今年も早いもので残すところ2ヶ月となりました。夏以降のプログラムも寒さに耐えうる身体作りを目指して下半身中心の動きが入り、最初は慣れない動きに戸惑っていた皆さんもしっかりと足が地についてきた様子です。四股立ちで骨盤を前後に揺すっているのは、腎の刺激です。寒くなると冷えからくる痛みや不快な症状が多くなりますが、腎のエネルギーを高めていることが大切です。左右にねじっているのは膵臓(左)と肝臓(右)の刺激です。
この時期骨盤の動きからは、冬至(12月22日頃)に向かって仙腸関節は一年で一番締まってきている状態です。集中力が最も増し、仕事や趣味の面でも新しいことを始めるのに最適の季節です。尤もきちんと生活の上で骨盤生活が出来ていることが前提のお話しですが・・・。
 ここで5つの座りの左右差をなくしていくプログラムについて、文章で説明をしてみましょう。横座り座、合せき座、前屈座、割り座、開脚座 です。これら5つの座りの左右差をなくしていくこと、即ち骨盤の歪み矯正です。それぞれ動きはプログラムの中で行っています。
◎横座り座の点検―
左足の甲を伸ばして骨盤横に下ろし、右足をももの付け根に載せて前屈。(左右)
◎合せき座の点検―
 足裏を合わせ膝を開いて座る。左右の膝を床の方へ降ろす。
◎前屈座の点検―
 右足裏を左足内ももにつけて膝を開き、左足は前へ伸ばし、そのまま前屈。(左右)
◎割り座の点検―
 両足で割り座をつくり、仰向けに寝て、肘をつかんでのねじりやバンザイを行う。(左右)
◎開脚座の点検―
 開脚座で座り、左足の膝を内に倒し足の甲を床へ。そのまま上半身は右を向いて左手を左腰に当ててゆさぶる。(左右)
◎矯正法―
うつ伏せになり、膝を直角に立てて左右に倒す。正面でお腹を伸ばし、足裏をつけて合せきで足を床につけようとする。
さて来年度の矢上予防医学研究所の講演会日程が決定しましたので、お知らせいたします。来年も有難いことに矢上先生が中津で講演をしてくださいます。日にちは3月25日(日)です。休日ですので、御家族や友人の方を誘ってみてはいかかでしょうか。一人でも多くの方に予防医学の話を聴き、実技も体験して頂きたいと思っています。

2011.10月
 天候に恵まれた中、秋の断食合宿を終了しました。皆さん日常生活の中で食事をするということが、いかに「脳=(ストレス)で食べているのか。」を体感していました。初日は平均おかゆ2杯半のペースで楽しくいただいたので、2日目は3杯くらいかなと想像していましたが、全員2杯で完食。集中して何かをしている時には、お腹がすかないということを実感していました。
また今回の合宿での最大の気付きは、皆さん個々人が以前にも増して自力生活になじんできているということでした。家族を含め周りをひっくるめて生活し始めていることです。今回の課題は「自力整体を始めて変わったこと。嬉しかったこと。これからの人生の目標(ビジョン)」でした。(ホームページ体験談のコーナーで紹介予定) 生活する上でストレスが全くないということは皆無です。その中で上手く自力の極意を生活の中に取り入れてストレスを半減させていること。私自身もこの一年で環境が大きく変わり、ストレスに押しつぶされそうになったことも・・・。その時感じていたことは「あ~教室で皆さんと自力が出来ることに感謝!」でした。参加者の中からも「自力に出会えたお蔭で・・・」と言う声を沢山聞きました。きっと「これくらいで済んでいるのは自力のお蔭!」と感じているそうです。
皆さんそれぞれの立場で自力生活を活かし、自分らしく輝き始めている参加者を前にして、自分のことのように嬉しく思いました。そして何よりも嬉しいことは、結庵(ゆうあん)のテーマでもある「人と人を結(ゆう=むすぶ)」を、自力整体の教室を通して生徒さん同士が信頼し始め、人と人の輪が構築され始めていることです。新規参加者へのアドバイスも率先して行ってくださるベテラン陣!結庵(ゆうあん)教室の層の厚さを改めて感じ感動いたしました。主催者として何よりも嬉しいことです。
季節は移り変わり朝晩の冷えを感じ始めました。教室でも少しずつ下半身強化の動きが入り始めました。合宿での講義内容は、整脳法と整水法でしたが、足腰の衰えは脳の衰え。腸=脳などを学びました。体内の水分調整は腎のエネルギーが司っているので、アンチエイジング=腎強化です。秋から冬にかけて下半身の筋力が一番つきやすい時期にしっかりと強化していきましょう。
「今年の冬は風邪をひかずに終わった!」なんて来春に言えるといいですね。そういえば合宿参加者の体験にも多くありました。「ここ数年風邪をひいていません。」っと。嬉しいですね。さらに家族へ自力パワーを注いでいきましょう。

2011.9月
 8月27,28日福岡での研修に参加してきました。今年から年2回の研修が九州で行われるようになり、予定が立てやすくなりました。矢上先生の来年のスケジュールもほぼ決定しているようで、中津講演会も入っていると報告を受けています。日時は決定次第お知らせいたします。今回の研修のテーマは「整脳法・整水法」認知症・うつ病のメカニズムや予防を東洋医療の賢智から視察。腸と脳の密接な関係性を紐解きます。(整脳法)また痛みやむくみ・老化の原因を体内水分量から分析。細胞内液と細胞外液の存在。若さを保ち健康なからだを維持するためには細胞内液を増やすことがカギ!体内水分量の変動が我々のからだにいかに大切なのかということ(整水法)を学んできました。
この研修を受けて9月30日から10月2日に2泊3日の視力回復断食合宿を開催します。今回は一人でも多くの方に参加していただくため、コースを選べるようにしてみました。途中参加の人を受け入れるのは全体のエネルギーが下がることなので、セミナー開催ではなるべくさけてきたのが現状でしたが、教室の自力整体実技だけでは伝え切れない内容の方が沢山あることも事実です。もう一歩深く、自身のからだについて一緒に学んでみませんか?是非1日でも参加してみてください。今後このような開催の方法をとっていくかはわかりませんが、今回試してみようと決断しました。途中参加するに当たっては、他の参加者のエネルギーを下げないように、現地に入る前から呼吸を深く保ち集中してご参加ください。詳細は参加募集要項をご覧下さい。
前回(4月)は「整気法・整眼法」でしたので、今回で4つのテーマを学ぶことになります。「整経法・癌」については、来年4月29日の1日セミナーを合宿に変更してお伝えしたいと思います。矢上予防医学研究所の研究テーマ6つを是非自分の物にしていただきたいと考えています。
夏が過ぎ9月に入り、まだまだ残暑厳しい毎日が続いています。台風の影響もあって不安定な天気が続いていますが、からだの上では秋から冬にかけて骨盤が締まり出します。この季節、一年で一番筋肉がつきます。したがってプログラムもゆっくりと変化していきますので御注意ください。また呼吸法では、肺経・心経の呼吸法、大腸経・小腸経の呼吸法が全て合わさった呼吸法に変化しています。教室でも説明を入れていきますので、ご安心ください。自力整体では、4つの形が出来るからだ作りをめざしていきます。1、合っせき 2、開脚 3、長座前屈 4、正座仰向け 全ての経絡が滞りなく通ってくると このポーズが楽に出来るようになります。是非6つのテーマを学び、からだの仕組みを理解しながら、整食・整心法に取り組んでいきましょう。

結庵(ゆうあん)催事
合宿のお知らせ
9月30、10月1、2日 2泊3日
場所 西谷温泉研修棟
内容:整脳法・整水法 随時受付中!。
 締め切り 9月16日(金)
料金を添えてお申し込みください。

「うさとの服」展開催
12月10,11,12日

2011.8月
 7月22日(金)予防医学セミナーでは、矢上予防医学研究所発行7月通信に記載されていました 医師秋月辰一郎氏の著書「体質と食物」を学びました。自ら長崎原爆にあっても被爆症状が出なかったという事実を踏まえて、日本人の体質にあった食物が「味噌」であることが記されています。秋月先生のレポート「長崎原爆記」の英訳がチェルノブイリ以降西欧で広まり、海外への味噌の出荷はそれまでの年間約2tから14tに増加したそうです。教室の皆様にも急遽アンケートを実施させていただきました。ご協力ありがとうございました。震災以降さまざまな面から見直すべき諸問題が取り上げられています。中でも福島原発の被爆被害という大変大きな問題に直面した日本列島。あらゆる情報に振り回されることなく地に足をつけた選択をしていきたいものです。希望される方は教室でまとめて購入しますので申し込みください。一冊368円60ページほどの読みやすい冊子になっています。一家のバイブルとして次の世代に受け継いでいきたい食の問題です。<締切り8月11日(木)>
また通信7月号には矢上先生からの提案がありました。今一度ここで確認させていただきます。いったん教室に入ったならば、おしゃべりは止めて自分に集中しましょう。時間まで自分の身体チェックを行います。自力の教室は自らの身体を治療に来る場所ですので、最大に活用しましょう。
リラックスした身体とは?能の脱力が最大の要因であること。プラス質のいい睡眠。現在毎朝せっせと体内水分量の記録を取り続けています。前の日のストレス具合と睡眠量・質によって、最大で10%ほど水分量に変化があります。そして体内水分量が充実している日はまったく喉が渇きません。水分を欲することがないのに対して50%を切っている日は、喉が渇きます。究極は「気持ちがいい!」連発の自力整体1時間45分中に体内水分量が増えているのではないかと考えています。
いろんな研究の結果報告を含めて、今年は9月30,10月1,2日に1年ぶりの合宿を開催します。2泊3日をベースに1泊2日、1日参加とコースを分けて、一人でも多くの方に自力整体を深く知っていただきたいと考えて内容を検討しています。
8月9日(火)「森のひびきin宇佐」ということで昼夜2回演奏会を開催いたします。突然のお声掛けに“是非に”との思いで藍染め作家 芳賀信幸先生のギャラリーをお借りして開催いたします。先生は日展9回入選の実力派!http://inakan.net/kitayama/index.php
エネルギーの高い作品の前でエネルギー高い2人(福井さん・小川さん)の生演奏を聴きながら自身のエネルギーアップを!

 結庵(ゆうあん)催事
合宿のお知らせ
9月30、10月1、2日 2泊3日
場所 西谷温泉研修棟
内容:整脳法・整水法 随時受付中!。

8月天津教室振替のお知らせ
8月19日(金)→7月29日(金)
7月29、8月5日、8月26日
講演会のため、振替させていただきます。

8月9日(火)「森のひびきin宇佐」
14:00 / 19:00 ギャラリー北山

2011.7月
 整食法とは、決してガマンをすることでもなければ、あれを食べてはダメ!これを食べてはダメというようなダメ出し法でもありません。「身体が求めている声を聴き、それに従うことが細胞の蘇生であり、不調の回復、真に健康で若々しく生き続ける秘訣でもあること。」等と伝え続けてきたことが、今回科学的に証明されました。NHKスペシャルで「寿命は延ばせる」(6月12日放送)として放映されました。再放送は7月3日。是非ご覧いただきたいと思い、教室でも口頭で伝えてきました。この若返りの遺伝子「サーチュイン遺伝子」はカロリーを30%に制限することによってONになるそうで、もともとが飢餓対策遺伝子なので、万人が持っているが、通常は眠っていて働いていない。サーチュイン遺伝子がONになると100近くある老化要因を抑え、その結果、肌・血管・脳など様々な器官が若く保たれ寿命が延びるのだと考えられるようです。
6月24日予防医学セミナーでは、この「サーチュイン遺伝子」を中心に、梅雨の時期乱れやすい自律神経について、サーチュイン遺伝子と自律神経の関係などを学びました。少人数ですの自身の最大の回復の場と捉えて参加される方が多く、今回は「胃が痛い!」方が参加してくださったお蔭で、即実践として学ぶことが出来ました。胃経の経絡と最も関係の深い経絡が「脾の経絡」です。今回梅雨の時期の浮腫みの解消に最適ということで実技で取り上げました。この脾経、食物の出し入れだけでなく感情の出し入れに大きく影響を与えている経絡です。今回は徹底的に感情を吐露していただき、その後補助整体でお互いの胃経と脾経の経絡を手当て。自力では体験出来ない「イタ気持ちいい!」を他力で感じ合いました。今後の教室での実技に活かせていただければと思います。その後は呼吸法、ろうそく集中、瞑想と続きました。会を重ねる毎に一人ひとりの呼吸が深くなることが感じられます。気温が高くなると呼吸が浅くなり、エネルギーが上へと上がっていきます。7月はそんな夏の過ごし方を学んでいきます。
教室だけでは満足いかなくなった方、身体のことをもっと知りたい方は、セミナーへ参加ください。胃痛で参加された方は帰るときにはスッキリ!その場で痛みがなくなり、喜んで帰路についた様子です。時間の方も3時間では足りないようなので、次回からは30分延長します。
合わせて行っています断食大会も早第3回目となりました。私事ですが、今回は4日目に滞留便が凄かったです。昼過ぎまでに4回も便意を催し大変でした。お蔭で梅雨の時期の浮腫みは解消したようです。さぁ~いよいよ夏到来!自力で乗り切りましょう。

 結庵(ゆうあん)催事
予防医学セミナー
7月22日(金) 夏の過ごし方
10:00~13:30 ¥3,000.-
内容:自力整体・呼吸法・瞑想
セミナーは随時受付中! 料金を添えて申し込みください。

8月天津教室振替のお知らせ
8月19日(金)→7月29日(金)
7月29、8月5日、8月26日
講演会のため、振替させていただきます。

2011.6月
 5月20日から3日間“うさとの服”の展示会に携わらせていただきました。布の持つエネルギーと共に、今回もまた素晴らしい出逢いがあり、公私共にワクワクの毎日を過ごしております。中日21日 音楽セラピーとして雅楽コンサートを開催! いにしえの音色と共に築140年の古民家が息を吹き返しているような喜びを感じ、“あぁ~御家も喜んでいますね”とのお二人のコメントでした。ただただ三昧のひと時に感謝!
 終了後は楽器の説明などのお話もありました。笙は管を抜いて構造を披露してくださり、音の調整と結露を防ぐために常に温めているのだそうです。仏教伝来と共に大陸から伝わった雅楽の楽器や譜面は、現存しているのは東の果ての日本にだけなんだそうで、中国(唐)や韓国(高句麗)などには現存していない貴重なものだそう。また排簫[はいしょう]という楽器はとてもデリケートな楽器で、水で管の中にある和紙を湿らせて音を出すのだそうです。和紙を用いて正式に復元されたものが日本に3つしかないそうで、その中の一つをご披露くださったとのことでした。とても柔らかな優しい音色を奏でていました。製作者の方も80歳をこえているそうで、とても貴重なものです。奏者の中村香奈子さんは「こんな貴重なものが私の手元にあること。そのこと自体不思議な思いですが、沢山の方々の思いとご縁に感謝です。」とおっしゃっていました。偶然ではない出逢いに感謝です。ありがとうございました。 秋には笙の田島和枝さんの所属する「伶楽舎」が文化庁の企画で中津の小学校にこられるそうです。秋にも再び雅楽の世界に浸りたいものです。
 今年も梅雨入り間近となりました。うっとおしい日が1ヶ月ほど続くと夏到来!「5月に2回も台風が来るなんて、今年は台風の当たり年かな?」地元の農家の方々も、対策に冷や冷やだそうです。
 自力整体生活法における身体の特徴としては、この時期は夏至に向かって骨盤が弛みきります。同時に各関節も弛む季節です。老廃物が溜まりやすく、同時に痛みとして身体からのメッセージが盛んに発せられる人も多くなります。日本のエネルギーの特徴として不調の原因の一つに風土としての“湿気”があります。外気と同じように身体の中に湿気が溜まりやすくなります。毎年この時期は関連した痛みの相談件数が一番増える時です。そんな今までの経験から、痛みなど身体からの信号が発せられた場合は、1日、2日、3日と痛みが消えるまで軽い食事(おかゆやスープ)に切り替えて、早めに対応することが望ましいと感じています。今月も予防医学セミナーに合わせて“自宅で断食大会”を開催したいと思いますので、是非エントリーください。

2011.5月
 4月29日毎年恒例の西谷温泉1日セミナーを開催!7名の参加者と共に自然の中で自力三昧のひと時を過ごしました。天候にも恵まれ、野外では日頃の教室では出来ない、整眼法の中の太陽直視・呼吸法・ウォーキングなどエネルギーワークを実践しました。補助整体ではフィリップ・K・デイヴィスの“わたしにふれてください”(三砂ちづる訳)を紹介して、自宅で出来る手当て法を実践。人の手のぬくもりを伝えるという根本的な方法・・・今日本中の人々が東日本大震災の影響でそれぞれの立場において人間関係・人生観を見つめなおさざるを得ない状況に置かれています。細やかなことですが、自力整体で自分のエネルギーが少しでも上がってきたと感じたら、身近な人へエネルギーのお福分けをしてください。そして自分のエネルギーはまた教室で充電。自然の中で充電。そうやって家族・地域へとエネルギーを送り続けられる個々人であっていただきたいと思います。私自身も教室で皆さんのエネルギーにどれだけ助けられているか。本当に感謝しています。人と人とのエネルギーワークを目指す“結庵(ゆうあん)自力整体教室”であり続けたいと思います。
 さてセミナーで呼吸法の際にいろんな色が見えたという感想をいただきました。天地交流の呼吸法を行う際、少々冷静さが欲しいなと感じる時は「ブルー」を、元気が欲しいなと感じる時は「黄色」を、全体のエネルギーを上げたいなと感じる時は「みどり」をイメージしましょう。と伝えています。その他の色についてチャクラの色をご紹介したいと思います。チャクラとはインドのサンスクリット語で「車輪」を意味します。身体の中には、主に7つのエネルギーセンターがあり、ここでエネルギーを出し入れするといわれています。
第1チャクラ 会陰(生殖器と肛門の間) 生命力・パワー 色:赤
第2チャクラ 下丹田 感受性・情緒のバランス 色:オレンジ
第3チャクラ みぞおちとへその間 理性・個性・自我 色:黄色
第4チャクラ 両乳首の間 喜怒哀楽の感情・信頼・慈愛 色:緑
第5チャクラ 喉仏の下 意思・知識・創造性・自己表現 色:青
第6チャクラ 眉間の少し上 直感・感覚・知恵 色:藍
第7チャクラ 百会(頭頂) 霊性・自己超越・超能力 色:紫
(「光の手」バーバラ・アン・ブレナン著:幸福研究所HP参照) チャクラ説も沢山ありますので、興味のある方はネット参照を!
 さて「“うさとの服”展」が20日~22日に開催されます。今回は雅楽ユニット“むすびひめ”とのコラボレーションをお届けする予定です。現在詳細打ち合わせ中ですので、追ってちらしにてご案内させていただきます。沢山の方とのご縁を楽しみにしています。

2011.4月
 3・11東日本大震災から20日以上が過ぎました。犠牲となった方々のご冥福を祈念するとともに、被災者の皆様のご健康と一日も早い復興を願うばかりです。TVの映像では悲慘な光景に目を背けたくなるような場面もあり、心が痛む思いを何度となく繰り返しています。また原発の問題が大きくクローズアップしている現状に心を痛めるばかりでした。
そんな中、3月29日のセミナーおよびホームページにてご紹介させていただいてます、「原発にも愛を送ろう」(ユーチューブの動画http://www.youtube.com/watch?v=dWdG6iBPk-A)のメッセージに出会いました。セミナーで紹介した際に「心が落ち着いた」「これなら出来るかも」「原発について、このような角度から考えると心が楽だ」などの御意見がありました。講演やセミナーなどにおいて、またホームページや会報紙にて何らかの意見を発信し続けてきた者として、ささやかな活動ではありますが、皆様にも是非ご覧いただき、賛同いただければ幸いに思います。
 とはいえいよいよ4月。春到来!日々の生活の変化も様々です。「脱ぎ捨ててひとふし見せよ竹の皮」(蕪村)春を待ちかねたように地中から筍が芽吹き、若竹が伸びゆく季節が到来しました。私も今年は大いに野に出掛け、ふきのとう、つくし、菜の花、からしな、クレソン、セリ等の山菜摘みを楽しんでいます。沢山の春の息吹きを感じながら地球のエネルギーの素晴らしさを体感しています。
 4月29日は西谷温泉で1日セミナーを開催いたします。野外にて大いに地球のエネルギーを感じながら整気法、整眼法を実践していきたいと思います。またろうそく集中および瞑想で一気にエネルギーアップしていきたいものです。現在毎月のセミナーでは30分の瞑想が皆さん楽に出来るようになってきています。
また3月末には、突然自宅でお粥(スープ)断食大会を開催いたしました。“皆でやれば怖くない?”でしたが、早速「翌日に体温があがった」「花粉症の症状がやわらいだ」「集中力が増した」などの報告もありました。上手く出来るとか出来ないとか問題ではなく、また痩せるためのものでもありません。自力整体における断食の目的は、気の流れを感じ、エネルギーの道である経絡の流れをよくしていくことにあります。今後毎月実践していきたいと考えていますので、ストイックな断食をイメージしている方!夕方にはお粥やスープも食して大丈夫です。何より身体が求めていることに耳を傾けてみましょう。いろんな変化について皆様の感想をお待ちしております。何でも面白がって楽しくトライしてみましょう。
 

2011.3月
 2月18日(金)三光公民館にて約40名の参加者とともに矢上先生をお迎えして最新の自力整体を受講。40名での実技は圧巻!やはり人数か多くなればなるほど場のエネルギーが高まっていくことを改めて感じています。ちなみに福岡講演では100名で実技をしました。次回は暖かい来年5月頃を予定されているそうです。今年4回目となる講演会でしたが、矢上先生も「見覚えのある顔ぶれがいたね!」と喜んでくださっていました。また今回は初参加の方が多く、少しずつ予防医学の世界が、皆様方の家庭や地域にまで浸透していくことを願いつつ、主催者として無事に終了したことへの安堵の気持ちと、今後御一人御一人の中にしっかりと自力整体・整食・整心法が根付いていくことを期待しています。
 今年は記録的な寒さの中過ごしてきましたが、やっと3月到来!という気がしています。日々膨らんでいく梅の花の蕾を観察しながら、沢山の花々の新芽も土の中からニョッキリと顔を出し始めました。フキノトウは?と探しに行ってきましたが、残念ながらこちらは1か月ほど遅そうだとか・・・
 昨年後半よりプライベートの諸行事により、ペースダウンしていましたセミナーも、少しずつ昨年のペースに戻したいと考えています。まずは毎年恒例の4月29日(祭日)西谷温泉での1日セミナーを開催します。今年も講演会の後、九州ナビゲーター研修に参加!3日間しっかりと矢上先生の元で学んできましたので、その内容を踏まえて皆様にご紹介させていただきます。
整気法は、自身の気=エネルギーが、自分の内から発している気(営気)と自分の外側を囲っている気(衛気)の二つから成り立っていること。(講演会の講義内容)その二つの気の高め方及び呼吸法。また整眼法は視力回復の内容をよりパワーアップさせたものになっています。じっくりと時間をかけて、途中温泉に入り身体を温めながら行いたいと考えています。参加ご希望の方は随時お申し込みください。受付後詳細は追ってお知らせいたします。
 また“うさとの服”展示会及び雅楽演奏のコンサートの日程がほぼ決定いたしました。5月の20~22日辺りを予定しています。
 最近多くの方々が体験に来てくださっています。自力整体の良さを会員の皆様が語ってくださっていることに心から感銘しています。新規の会員さんの中からも腰が痛くなくなった!腕が上がるようになった!と喜びの声を聞きます。主催者としては何よりもうれしい言葉です。そこで長く続けるコツをお伝えします。“決して無理をしないでください。気持ちいい~を楽しんで!脳の脱力を目指しましょう”

2011.2月

毎年恒例になっています耶馬溪高年大学で、健康体操の講師として1月19日に御話をさせていただきました。担当者の方から、地域交流、老人会の衰退などの御話と共に、高齢者の“あ・い・う・え・お運動”なるものをご披露いただきましたので紹介します。 
あ・安眠 い・色気 う・運動 え・笑顔 お・おしゃべり だそうです。そして最近話題の99歳の詩人柴田トヨさんの話に。『「みずみずしい肌」は文字通り水分量が多いらしい。弾力が失せるのは水分が減るからという。専門家によれば赤ちゃんの皮膚の細胞は8割が水だが、高齢の女性だと5割ほどになるのだという。齢(よわい)を重ねれば、外見の老化は仕方あるまい。しかし精神の方はどうだろう。評判になっている99歳の柴田トヨさんの初詩集「くじけないで」(飛鳥新社)を読んでみた。柔らかい言葉から滴るみずみずしさに、心が軽くなる。【私ね 人から/やさしさを貰ったら/心に貯金をしておくの/さびしくなった時は/それを引き出して/元気になる/あなたも 今から/積んでおきなさい/年金より/いいわよ】「貯金」
昨年の高齢社会白書によれば、独り暮らしの3割以上は会話がないのが日常的になっているという。孤独にさいなまれれば心は乾き、ひび割れてしまう。【私ね 死にたいって/思ったことが/何度もあったの/でも 詩を作り始めて/多くの人に励まされ/今はもう/泣きごとは言わない/98歳でも/恋はするのよ/夢だってみるの/雲にだって乗りたいわ】「秘密」より。』<2010・7・16毎日新聞 天声人語抜粋>
『くじけないで』の表紙をめくるとご当人のとても穏やかな表情の写真が載っています。最寄の書店で是非ご覧ください。「あ~幾多の山を乗り越えて歳月を重ねる。歳をとるって素敵なことだなぁ~。こんな風に歳を重ねられたらなぁ~」素直な気持ちでそう思ったのでした。「中津は団結だね」と矢上先生に言っていただいてから、早1年半。今年も18日(金)に三光公民館にお迎えすることができます。毎年地元に来ていただき、皆様と交流を重ね続けて4回目となります。私たちも多くの人に励まされ、多くの人のエネルギーと交流しながら、文字通り毎日元気に過ごしていきたいものです。講演会への参加ご希望の方はお申し出下さい。
全作品を読んでいくうちに、母を重ね、祖母を重ね、身近な人々への思いと重なりながら、ことばの優しさに触れ、心穏やかな気分に浸りつつ、気が付けば自身の思いと重なり涙していました。
最後に「くじけないで」【ねぇ 不幸だなんて/溜息をつかないで/陽射しやそよ風は/えこひいきしない/夢は/平等に見られるのよ/私 辛いことが/あったけれど/生きていてよかった/あなたもくじけずに】

2011.1月

新年あけましておめでとうございます。
 平成23年卯年元日を新天地院内にて、見渡す限り雪・雪・雪の銀世界の中で迎えました。旧年中は私自身もプライベートが大きく変化を致しまして皆様には大変に御世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 早速ですが、2月18日(金)矢上先生の講演会会場が決定いたしました。今年は三光公民館 大ホールとなります。毎年大分講演を地元で開催させていただけることに感謝し、一人でも多くの方々に最新の予防医学の話と実技を体験していただきたいと願っています。毎年のことですが、矢上予防医学研究所が主催であることから、参加対象者は通信会員及び御家族ということになります。結庵メンバーは100%通信会員ですので参加対象者となりますが、更新手続きがスムーズに行われていない方、最近通信が届いていないと感じている方は、申し出てください。私の方で把握しているつもりですが漏れている場合がありますので御注意ください。申し込みに関しましては、一括で申し込む予定にしています。まだ日にちもありますので追って御連絡致します。
 さて昨年12月に“うさとの服”展を開催させていただきました。その節は大変に御世話になりました。この“うさと”のコンセプトに人と人とを紡ぐ・つなげるという言葉があります。今回はじめて結庵(ゆうあん)として開催をさせていただきまして、多くの方と繋がることが出来ました。担当で入ってくださった山田さんのご縁で、雅楽奏者の素敵な女性二人と出会うことが出来ました。ちょうど展示会翌日に四日市の西本願寺別院での“おとりこしの法要”にゲストとして招待されていましたので、参加させていただきました。幻想的な音色と身体の芯まで響き渡る力強いメッセージ性のある旋律に感動いたしました。毎年5月に中津雅楽協会の講師として中津へ入られるそうで今年5月に“うさとの服”展とお二人のコンサートのお話が持ち上がりました。今年度の企画として練り上げていきたいと考えています。
 年末から「自力の真髄」を再読しながら この本の持つエネルギーに感謝しています。また年明けと同時に“どこに生きる根をおくか”<伊藤貞彦著>に没頭中!以前のように完徹で読破出来ないのが残念ですが、読み進めているうちに、茨木のり子を思い出し詩集を取り出したりしています。「山笑う とういう日本語もいい 春の微笑を通りすぎ 山よ 新緑どよもして 大いに笑え! 気がつけば いつのまにか 我が膝までが笑うようになっていた」(“笑う能力“一節抜粋)

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